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途中休憩(第一楽章あらすじ&人物紹介)

 久しぶり。会えて嬉しいわ。

 え? ワタシは誰かだって?


 ……忘れたの?


 ワタシはシュテルンよ。


 この話を読んでいるってことは、もちろん第一楽章の内容を知っているってことよね? まぁ、まさかいないとは思うけど、今までの話を知らないアナタの為に、今までのあらすじを教えてあげる。

 第一楽章を読んだアナタも、読みなさいよ。


 親切でしょ? 何故かって?


 ワタシにはアナタを導くという役割があるの。面倒くさいけど、この世界のルールだから仕方がないわ。


 さて、無駄話はこのくらいにして、本題に入りましょ。




 音の国ムズィーク


 ──それは主人公の女の子フリアが、ある日突然連れて行かれた不思議な国。


 動物達は二本足で歩き、生きているものは植物でさえも言葉を話す。楽器は演奏者なしに音楽を奏で、指揮棒も勝手に指揮を振る。


 たった一つ、ひとりでに奏でることが出来ない楽器──ピアノを奏でることが出来るのは、この世界では何故かローゼと呼ばれるフリアだけ。


 ありえない世界、普通でない世界。


 そこにいきなり放り込まれたローゼのに近づくのは、一癖持った美形天使達に性悪な王子。彼らは無条件にローゼを愛し、愛されることを望んでいる。


 それぞれに抱きしめられたりキスをされたり……混乱するローゼがさらに混乱するようなことを王子は教える。

 それは、天使達が自分に近づくのは『力の源』の為であり、自分から求めてしまうのは彼らがローゼを引き付ける力を持っているからだということ。

 そして王子は言う。「天使でない僕が近づくのはそんな理由ではない」と……。


 みんなに愛される、狂った世界。


 時にローゼの命までも狙おうとする程彼女を愛す者達が現れるが、天使達によって『排除』される。

 天使達のもう一つの顔は『音の国を守る者』。その為には何をしても構わない。たとえその手が血に染まることがあっても──


 ローゼがこの世界に来て、元の世界や過去を思い出さなかったのは、白の天使ヴァイスに貰った薔薇色の宝石シュテルン──つまりワ・タ・シ☆──による効果だっだ。

 しかし残酷な過去は、日が経つにつれシュテルンの力を差し押さえてまで段々と姿を現していく。


 時空間を操る者ツァイトに連れられ、ローゼの見た元の世界は、自分の存在が消え、自分のせいで亡くなったはずの父親と母親が、仲良く暮らしている幸せな光景だった。


 私の居場所があるのはここではない──


 音の国に戻ったローゼは、そこにずっといることを約束する。


 私の居場所があるのはここ、音の国ムズィークだもの──


 まだ重い過去を忘れることは出来ずにいる。

 でもこの世界の生活には、どうにか慣れてきたみたい。


 だけど……


 物語はまだ終わった訳ではなかったの。




 ここまでが今までのあらすじ。大雑把だから、気になる人は第一楽章を読んだ方が良いわよ。


 じゃあ、次は前回までに出てきた主な登場人物を紹介するわ。




 《フリア⇔ローゼ》


 主人公。お嬢様育ちで夢見がちな女の子。母親の前では上品な自分を演じるが、普段は普通の女の子。残酷な過去を忘れきれずにいる。ピアノとメーアが大好き。



 《メーア》


 フリアの飼い猫。ひなたぼっこが好き。いつもそっけない態度ばかりだが、フリアのことを慕う優しい一面も。



 《アーツルト》


 『治し屋』の店長。得意技は、一瞬で怪我を治すこと。何故か関西弁らしき言葉を話す。見た目は大きなイモリだが、よく見るとつぶらな瞳が可愛かったりする。



 《クライ&ドゥング》


 『仕立屋』のオーナー。リスの双子。一応クライが姉で、ドゥングが弟。唯一見分けることが出来るのが髪の長さ。間延びした口調が特徴的。



 《ヴァイス》


 光を司る白の天使。その実体は天然天使。執事のような優雅な仕草や口調が得意。だが少し抜けたところがあるのが良いのか悪いのか……。



 《ブラウ》


 水を司る青の天使。その実体は知的メガネ天使。聞こえはいいが、時々観察者の目になるのがキズ。興味のあるものはとことん知りたがる。



 《ゲルプ》


 雷を司る黄の天使。その実体はドS天使。Mでない人を(いじ)めることに執着する。時たま優しくなる!?



 《グリューン》


 葉を司る緑の天使。その実体はドM天使。My鞭を常に所持。叩かれるのが好き。ちなみに、放置プレイはあまり好まないらしい。



 《ロート》


 火を司る赤の天使。その実体は単純天使。子供っぽいところが多々あり、一人よく動くし、よく喋る。



 《シュヴァルツ》


 闇を司る黒の天使。その実体はツンデレ天使。いつも冷徹で、あまり話したがらない。無表情が多く、考えていることもよく分からない。だが時々甘くなる……(?)



 《モーント》


 完璧主義者の名に相応しく、見た目、頭脳、戦闘力、何においても完璧な音の国の王子。もちろんモテる。独占欲の強さと、上から目線口調がたまにキズ。銃系を使った戦いが大好き。



 《ルプラ》


 スタイル抜群なキャリアウーマン。国の警備役で、大人の女性。か弱い人を放っておけないタイプ。並外れた戦闘力があり、テレパシーを使うことが出来る。



 《ツァイト》


 時空間を操り、道を繋げることが出来る。男だけど派手なピンク好き。猫耳カチューシャがマイブームの、センスがよく分からない人。普段は時空の狭間に住んでいる。



 《シュテルン》


 薔薇色の宝石に閉じ込められていたが、ローゼがこの国に留まることを約束した瞬間、小さな女の子の姿で自由になった。気が強いが、ローゼの言うことは聞く。




 終わることを知らない物語(ソナタ)は、第二楽章をむかえた。


 新しい登場人物。明かされていない問題に迫る第二楽章。

 平和なはずの音の国ムズィークに最大の危機が……訪れるらしいわ。


 相変わらずみんなに愛されるローゼ。危険にさらされるローゼに、周りの人々は……


 おっと、そろそろローゼが起きる時間ね。あの子は朝弱いから。まぁ、ワタシは睡眠が必要ないから理解出来ないんだけど。


 続きは物語の世界で。



 また会いましょ。




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