チートスキルで復讐and成り上がりの、異世界侵攻物語
目を開くと、そこには知らない光景が広がっていた。全体的に緑のモヤがあり、自分の周りを囲うようにガラスが張ってあった。そして奥にただ一つの人影があった。
少し体を動かす。すると周りのガラスは割れ奥にいった。
「つ、い、に…きた。遂にできた」
しわがれた声が聞こえる。その声は、目の前にいる、白衣を着た老人からだろう。俺のことを言っているのは分かる。ただ、何故俺に「できた」といったのか分からない。
今さらだが、ここはどこだ? 体に感じる違和感は何だ? どんどん疑問がわいてくる。
俺こと、隅谷蓮 高校生男子はいじめられていた。理由は顔が玉ねぎみたいだから。こんな理由で、いじめられる俺は、なんともかわいそうだ。毎日学校についた時
「お、玉ねぎが来たぞ」
など言われながら陽キャ男子に膝を蹴られる。
授業中は、後ろから
「顔が玉ねぎだからか知らないけど、黒板見にくいから消えて」
と普段から関わらない女子に言われる。
こんな生活がイヤになり死にたかった。
学校で俺と普通に話をしてくれたのは、幼馴染みの近藤剛(エロ漫画に出てくる小汚ないデブでケツアゴだから、竿やくと言われていた)。こいつとは、永遠に話せた。こいつがいないと俺はこの世界にいないだろう。
糞みたい日が続く、そう思った時、その時は来た。
歴史の授業を、受けている時、教室の周りが光輝き俺たちを召喚したと思われる円形の物体が出たのは。
どうすれば良いのか分からないことが多い
あと、
時間を食うものだと感じた