第52話 武装がしたいっ!
前回のお話。空船建造所で『吹雪型駆逐艦』の船体と艦橋を完成させ、浮遊石の機関部も設置して、やっと空船の建造を終えた。しかしそれで終わりではなく、試運転や武装などやる事は多いのであった。
「本日は晴天なり。う~ん、試運転には良い天気だ」
『昨日は屋根を破壊して飛行しそうになりましたからね』
前回のちょっとした問題。建造所の屋根の修理と開閉操作の見直しで船体の試運転が出来なかった。と言うことで本日今日は吹雪型駆逐艦の船体の試運転をするのである。
「そう言えば進水式みたいなことしてないなー。昨日色々あったし、・・やる?」
『シャンパンや花吹雪を用意してもやる人も片付ける人も私達しかいませんよ?』
2人しかいない進水式は虚しい以外なんでもない。
「だよね・・」
『そもそも作業時間に限りがあると言っているんでしたら、さっさとやりませんとそのうちミヤさんから脊髄液まで吸われますよ』
「ですね・・」
と言うこと黙々と試運転を開始していくのだった。
まあ、試運転でも船を動かせるのは楽しいからいいけど。
そしてまず速度のテストでは・・・。
「おお、早い早い!早・・い、方なのか?これ?いや早いとは思うけど」
『運航に差し支えなければ、問題無いと思います』
以前に空船を運転する機会はあったが、サイズや船体が違うから比較が分からないらしい。
※因みに今のところ最高速度は飛行機(レジプロ機)と同じくらい速度をただき出している。
「まぁ、速度は良好として、ただ旋回性をどうにかしたいかな?ちょっと悪い気がする」
『でしたらサイドスラスターでも付けますか?』
「それだ」
速度は良好?旋回に難ありと分かったり・・・。
「う~ん。運転には慣れてきたけど・・」
操舵性は間違いなく良い。少しの操舵でも緻密に動ける反応速度は高性能と言ってもいいだろう。だがそこまで反応がいいとハンドルが舵輪ではなく戦闘機のような操縦桿がいいのでは?とあれやこれやと考えが出てくる。
「荷物とか色々載せてくると戦闘機のような運転は・・。そんなグワングワン動かすわけにもいかなくなるし・・う~ん色々考えさせられるな・・」
高度限界の試運転では・・・。
「どれくらい高く飛べるかだが・・・。高過ぎでは?」
『この星の奇麗な曲線が見える辺り、中々の高高度ですね』
「あと寒いし、息が苦しいし、眠いし・・」
『死期の近くまで飛んでいるようで』
かなりの高さまで飛べることが分かった。
アイ曰く、そこまで飛べるなら準宇宙船か飛行機の機内のように船内を一定の気圧に保つ必要性が出てくるとのこと。
あと暖房器具も必要だな。寒過ぎる。
こうして他にも色々と試し、数日掛けて試運転を行なった結果、まず船体に何を施すか決め合った。そして一番最初に出た言葉が・・・。
「窓だな」
『窓ですね』
窓の取り付けであった。
武装についてもだが、吹雪型駆逐艦を建造したと言っても船体と艦橋のみ。それ以外何も無いし、付いてもいない。つまり今の今まで窓は付いて無かったのだ。
「風圧もだけど地上近く飛ぶと土埃やゴミが飛んでくるし」
『地味に掃除が大変でした』
「あと上を高く飛ぶと寒い。死ぬ」
『実際に死にかけましたしね』
そんな訳で、まずは窓を用意することから始まった。
「そう言えば窓と言うかガラスってどう用意する?」
『そこら辺の土でも良いんじゃないでしょうか?炭酸ナトリウムや酸化カルシウムもあれば種類は増やますが、今はいいでしょう』
「なんか適当だな」
『ケイ素があればこの際何でもいいので』
こんな感じで手始めに3Dプリンターで必要な窓ガラスを用意し、船体に施したのだった。
ただ一つ問題があると言えば・・・。
『あ』
高高度まで飛ぶと気圧や気温、紫外線なんての問題がある。ガラス一枚、市販と大差ない強度と耐熱性のガラスが高高度に耐えれる分けがないと。
『・・しばらくそんな高く飛ばないでしょうし、今から窓枠の規格まで見直すとなると・・面倒ですね』
「ん?どした~?アイ~?」
『いえ、戦艦大和を宇宙に飛ばすのは無茶だなと実感してました』
「別に宇宙まで行かないんだからそこまで難しくないでしょ、大気圏飛ぶだけよ?うちら?」
『・・・まあ、そうですね』
どうせ今後も色々と見直すのだろうから、言わなくてもいいかと黙ることにした。
そして次にしたのは旋回性の改善。これはアイが言ってたサイドスラスターを取り付けとなって・・・。
『サイドスラスターは機関部と独立した出力を用意しましょう』
「独立した出力?」
『小型機関です。機関部からの浮力の分配は船体浮力のバランスを悪くする恐れがありますから補助機関としてあっても良いかと』
と言うことで機関部同様にサイドスラスターは船体の両端両舷に設置することにした。船体もスペースが有り余っているので、多少大きくても設置には余裕を持たせての施だ。
その後は試運転で旋回具合を確かめると・・・。
「おお、超信地旋回!」
戦車でないがあまりの改善と言うより改良振りに驚く。
なお元から空船は超信地旋回の動きは出来るが非常に鈍足で、この改善が革命的だとまでは気づいていなかった。
こうして大まかな船体の改善を終えた結果。船体性能は一般空船もとい軍艦であっても超高性能を誇った。勿論彼は気付いてもいないが・・・。
そして次に彼はどうしても早急に施したいことがあった。
「武装がしたいっ!」
『まだ試運転を継続した方がよいと思いますが?』
「やだ」
試運転を始めた時からやはり武装が無いと恰好が付かないと遂に堪えきれなくなったのだ。
『確かめておくべきこと山積みですよ。浮力負荷、重力強度、海上仕様の船体がどこまで耐えれるのか、もう少し安全面を考慮していくべきかと』
「やだ」
『・・面倒ですね』
「対面で堂々と言う辺り、いい具合にウィルスが回っているのがようで」
『不思議と今は悲しいと思わないのが私自身驚きです』
ウィルスとは上手く向き合ってるようであった。
「んで、話しに戻るけど、武装は出来る?」
『・・出来ますが問題が幾つか。一つ、未だまともな潤滑油がない事。質量砲における砲弾を発射させる火薬、ガスの未調達。砲身や弾が用意出来ても撃てません。
あと雷装ですが空中戦では無理です。ロケット弾、ミサイルなら可能ですが、推進装置の燃料問題があります。浮遊石を推進力にしたのなら魚雷に似せることが出来ると思いますがお勧めはしません』
浮遊石を使えば魚雷の真似事は出来るらしいが、浮遊石の希少性を考えるとコストパフォーマンスが悪いとのこと。
因みに浮遊石の反重力、即ち重力を炸薬にすれば空間湾曲、重力崩壊を引き起こせる威力が出せるそうだ。
それを聞いた彼は勿論・・・。
「はい禁止。なんで毎回爆発の規模が宇宙規模しかないんだよ」
『原子や空間を扱う技術はそれぐらいリスクがあるのです。魔法やスキルでポンポン起こす方が末恐ろしいですよ』
アイからすればそこらの人が宇宙規模並みの爆発を起こし得る事をやっているのだから、異常な光景なのだろう。
「だけど火薬は考えて無かったな~・・。魔力で代用出来ない?」
『よくそれで質量砲を搭載したいと今まで言えてましたね。しかし魔力ですと私は認識が出来ませんので対応も計算も出来ません。ただいっそのこと純粋魔力による魔砲の運用にしては?と思います。先ほど言った通り私の対応は一切出来ませんが、貴方自身が対応すれば何かと問題は無いかと』
魔砲。この異世界で空船に使われる主流な主砲である。魔力さえあれば砲撃ができて、弾薬や火薬の必要もしない。なので火薬による誘爆も無く、軽量化も出来て空船の主砲として優れているのだ。
だからこそ魔力だけは無駄にある彼なら魔砲の方が効率的にいいはずなのだ。
「えーー。それでもなんかこう・・なんか科学魔法みたいなお互いを補うー、とか出来ない?」
が、質量砲にこだわりがあって諦めたくないらしい。
『補えればですけどね。魔力の認識が出来ない、科学知識が足りてない。お互いの頭の部分が補えないのにどう補えと?』
「まぁそうだけどさ・・。はぁ・・ここは素直に火薬の代わ・・り、を・・・」
『どうしました?』
何が思いついたのか少し考え込む。
「・・あれ、代わりにならない?」
そんなこと言って彼は倉庫に行くと・・・。
「仕掛け準備!よしっ!」
『何やったんですか?』
「もしかしたら火薬になるやつを置いてきた」
倉庫周辺から20m離れた場所に何かを置きに行った。そして彼が帰ってくると狙い澄ますように置いてきた場所に指を向ける。
『お待ちを。何をやろうと?』
「え?火薬になるのか今から爆発の威力を・・見る感じ?」
『まっ・・・』
止めよう思っても彼の咄嗟すぎる行動を止められなかった。
魔法やら魔力が絡めば物理法則なんて無いのも当然。つまり着火が魔力によるものならば、どんな物か先にアイは確かめておきたかったのである。
「わぁ・・」
『ああ、もう』
既に彼の手元から魔弾が放たれていて後の祭り。その後、光と爆風が直撃したのだった。
それで・・・。
「いや小さい3粒これだったんだよ。まさかこんな爆発範囲あるとは思ってもなかったけど」
『爆発石・・確かにあれなら火薬代わりにはなるでしょうが、よく今まで誤爆しませんでしたね』
ミシャロ商会の金属製品をスキルで金属資材として分別した際に出てきた爆発石。これを火薬代わりに出来ないか試したわけである。
因みに建物の被害は微細。空船の方は窓ガラス全壊して作り直し。
「まぁ、周囲の魔力が急激な変化をしなければ爆発しないとも言うし、魔導石を置いておけば、魔力は一定になるからそう爆発はしないはず」
『しかしあれはどう言った爆発か・・化学的、燃焼的と言う訳でもなでしょうし、ただ光が見えたとなると熱エネルギーを発しているのは間違いないはず、とすると扱いは化学的爆発でいいはず・・』
「敢えて言うなら魔力的爆発じゃない?」
『魔力が見えない以上は類義出来るものに置き換えた方が理解しやすいんですよ』
そう簡単には理解できないようだ。しかしなんやかんやで爆発石は火薬代わりに決定。ただ爆発威力の調整に何か混ぜた混合火薬として用意することにしたのだった。
こうして火薬の問題も解決。次は前々から言われている潤滑油だが・・・。
「ゴマ油しかないん」
『本当に他はなかったのですか?鉱物油が採れるところとかないんでしょうか?』
「あともうオリーブ」
似たり寄ったりな植物油しかない現状にアイは・・・。
『・・ゴマ油でいきましょう』
潤滑油はゴマ油(油だったら何でも可)に決定。
因みにゴマ油に限らず植物油は引火点・発火点と共に高いので簡単には燃えない。
こうしてあらゆる問題を解決し、やっと武装の話しになる。
「さて武装だがどうしよう。史実だと12.7cm連装砲だけど10㎝砲もいいんじゃないかと最近思い始めました」
『何の影響かは知りませんが3年式12.7cm砲のままでいいのでは?』
「お?性能で見るなら10㎝砲かなって思ったんだけど」
『砲における火力とは砲弾の質量、砲身の長さ、装薬量で決まります。装薬を増やせば口径が大きい3年式12.7cm砲が良いかと』
まぁ、やはりどちらも大差ありませんが。
「よし、アイがそう判断したのならそれが最良だろうし、史実通り12.7cm連装砲にしよう」
『作るのは単装砲ですがね』
「え?」
『いきなり連装砲なんて用意しませんよ。そもそも代用品が多くて、強度や耐久性が不明瞭ですから、試作は一本だけ用意あれば十分です』
史実では連装砲であったが、ここでは試験段階の為に単装砲に置き換わった。なので防盾も無しになった。
こうして3年式12.7cm単装砲を3Dプリンターでパーツを作り、組み立てていくも・・・。
「悲しい」
艦首前方に12.7cm単装砲が一門だけちょこんと立っている光景が彼には物悲しいようだ。
『砲の形にはなってるだけでも十分かと』
因みに砲弾(練習用)、装薬も用意済み。また史実とは違う尾栓仕様だろうか。
史実は階段断隔螺式なんかと言われているのを変更して、連動式開閉器と言う一つのハンドルの操作で尾栓の閉鎖から解除まで一通り行なえる物に変えた。にわか知識の彼でも簡単操作できるようにとの配慮である。
「まあいい。試し撃ちじゃあ!船を移動させるぞ」
そんな訳で船を外に出して、射撃の練習と行なおうとしたが・・・。
「・・これ、どうやって狙って撃つんだ?」
『気付きましたか・・』
艦砲射撃とは狙って撃つだけの簡単なものではない。方位盤照準装置や距離儀、射撃盤、その他色々とあるがこれらが組み合わせて狙って撃うのである。そしてくどいようだが、この船体には船体と艦橋、さっき付けた3年式12.7cm砲しかない。つまり狙って撃てないのだ。
「そうだよっ!そうだった!!方位盤とか射撃盤とかそういうのあるじゃん・・。なんで今の今まで忘れていたのかな・・・」
『アイアンサイトなら付けられますよ。砲も水平射撃用なので相性は悪くないかと』
「10㎞先の相手をアイアンサイトで狙って撃てるなら照準器なんか必要ないわっ!」
『そもそもどんな船であろうと一人で運用するのは厳しいかと。出来たとしてもそれは自動化と等しいものです』
「じゃあ一人で運用出来るようにできない?」
『私を何かの猫型ロボットと勘違いしてませんか?』
アイも匙を投げたい気分になる。
『ですが今ある資材なら当時の射撃指揮装置の一式は用意出来なくはないです。しかしそれらを一人で運用するとなると、それこそ自動化射撃装置なるものに置き換えることになりますが』
別物と言ってもいいが彼には有り難い変更である。
「自動化は大変有り難いです。お願いしやすっ!」
そんなわけでアイ設計の元、自動化射撃統制装置に変更することに決まった。
『この調子ですと吹雪とは別の船になっていきそうですね・・・』
そして20分後・・・。
『出来ました』
「はっや」
『簡易なものですから粗雑な3Dプリンターでもすぐ製作出来ます。ただ精密作成が難しいので大型化してしまいましたが』
装置のシステムにはアイの宇宙船にも使われていたものを一部採用。性能は地球の最新の射撃統制システムより遥かに高性能である。が、これには一つ問題があり、捜索と探知機能が無い。有人による視認捜索・探知が前提の自動化射撃統制装置になっている。自動化とは?と疑問があるが今のところ彼が納得しているので良しとしている。
なをアイ曰く、レーダーやセンサーの資材不足の為、捜索と探知機能は削ったとのこと。
他にも砲架と砲身が自動化射撃統制装置と連動するように組み合わせるなどやることは多かった。
そして無事に全てを終えると・・・。
「見た目は違和感ないな。むしろ良くなった?」
今まで艦橋の周りには何も無かったが距離儀らしきものが付いて、ちょっとだけカッコよくなったらしい。
なお、方位盤や射撃盤などの諸々は統合して一つの装置として、安全な船体中央に置いた。なので艦橋は変わらずスカスカのまま。しかし・・・。
『操舵席の見直しですね。立った状態で舵輪操作と射撃、その他にも操作するものが増えていくでしょうし、コックピットそのものを変更すべきです』
「ん~。とすると戦闘機のようなコックピットがやっぱ理想なのかな~・・」
あらゆる操作を1人で行なうとなれば、当然操縦方法も見直す必要があった。と言うことで操舵席の形も2人で見直すことになってまたやる事が一つ増えたのだった・・・。
そして結果、操舵席はこのようになった。
今まで立って操舵していたのを戦闘機コクピットのように変更。当然ハンドルは舵輪から操縦桿に。レバーやスイッチボタンの数も増加。他にモニター画面が複数とヘッドマウントディスプレイ(HMD)も用意された。これは操舵中だと周囲(特に真下)の確認が取れないことが多く、周囲を見渡すことが出来るようにカメラ数十台を船体に設置にして、モニター画面やHMDから確認出来るようにしたのだ。
「おお~周囲が見れるようになったのはいいね」
『これも改善点の一つでしたからね』
と言うわけで操舵席の変更と視界の改善は良好。それで肝心な射撃はと言うと・・・。
「え~っと狙いは・・」
『目標をセンターに入れてスイッチです』
「はいはい。これね~・・。お~何か凄いゲーム感覚」
HMDを通して目標座標を指示し、そこに合わせて砲架と砲身が方向を変える。
射撃位置から目標物との距離は500m先と近距離。小山になってるところに的が置いてある。
「射撃ボタンって新しく操舵悍についたこれで良かったんだっけ?」
『はい。それです』
そして撃つは3年式12.7cm単装砲(A型)。50口径。仰角最大40度。初速910m/s、発射速度は10発/分、最大射程は18,000m以上の優秀スペック。しかし使う装薬は爆発石を粉末状にした代用品。適量が不明の為で同性能まで引き出せるか否か不明瞭。
そして・・・。
「発射っっ!!」
ドパァァンッッ!!
砲身から弾が発射した。
『命中。誤差無し』
「・・しゃあっ!!」
着弾約0.4秒。
ガッツポーズを上げる。
近距離ではあったがまずまずの成果だった。
「けど音半端なかったけど、これ火薬量合ってる?」
『情報では初速910m/sですが、1,200m以上ありましたね』
「はっや。砲大丈夫かな?」
艦橋から見る限り壊れた様子は無い。
「よし、大丈夫なら次は1㎞先とかやってみる?」
こうして距離を伸ばしつつ、火薬の量や砲の耐久性を確かめていこうとしたが・・・。
『では砲弾の再装填を。あと火薬量も減らしておきましょうか』
「え?」
再装填?
「え?自動装填じゃないの?自動化射撃じゃないの?」
『いいえ?手動ですが?』
「え?」
『勘違いしてるようですが自動化射撃統制装置は狙って撃てるようにする『目』です。自動装填装置ではないのです』
また自動装填となると砲塔と言う形にしなければならず、3年式12.7cm単装砲(A型)は架砲なのである。自動装填を出来るようにするとなると船体構造も見直す必要もあるのだ。
「つまりまだ見直す必要があると・・」
まだまだ砲の改善は続きそうであり・・・。
『もう人を雇えばいいのでは?』
改めて船の運用の難しさに四苦八苦するのはまだ続きそうである。それでも今のところ問題点は改善していってるので、彼1人ではここまでの進捗は無理であったであろう。
しかし着実に船の完成は間近に迫ってきているのだ。
尾栓形式で連動式開閉器というものを「Continuous Motion Breech」、アズベリー機構又はスミス・アズベリー機構を参考にしたのですが、文献が見つけられず仮称として連動式開閉器とつけました。




