第9回 魔石についての補足コーナー
「いつも私クラリオン。不定期とは何ぞや?本編補足コーナー」
「お呼ばれしたオガです・・・。あ、あの研究の発表の準備してる時にハイエースされて来たんですが、あの本当にこれは一体何ですか・・?」
「・・・詳しい経緯は気にしない。そんな私クラリオン。さて本日の補足は」
「無視ですか」
デデン!『魔石について』
「と言うことで魔石に詳しそうな人が出てきたのでオガさんを引っ張り出してきた次第です」
「いや、あのですから」
そして彼はオガに小耳で話す。
「オガさんや。実は『ピーーーー』山脈で新種の魔石鉱脈発見したのよ。しかもそれが『ピーー』で『ピーー』なのよ」
「え、それ本当ですか?」
「んで、これがその魔石で・・。でさ、人手とか機材に補助金も出すからさ。そうすれば研究の第一人者として名前残るし、新しい魔石の名付けもできるから、軽ーくあのカンペに書かれた言葉の説明してくれればいいから」
スッと一枚の書類の紙と現物の魔石を渡す。ついでに「研究資料は送ってね」と情報収集も抜かりない彼である。
「そうですね~。魔石と呼ばれるのは魔力が詰まった物質、消費した魔力が戻ったりはしません」
よし、話乗った。
「また魔石の採取には二つあります。モンスターから出る生態採取、地下資源からの発掘です。またこの二つの採取では取れる魔石に違いがあります。モンスターの魔石は煙となって消えたモンスターだけしか魔石は取れず、ただの魔石しか取れません。しかし地下資源の魔石は周囲の環境によって、属性が備わっている場合があります」
迷宮だと火の魔石がよく採掘され、水源や水辺がある場所とかは水の魔石が採掘される。
「はい。オガさん、質問です。何故モンスターからは属性がある魔石は取れないんでしょうか?」
カンペ丸読み上げしたかのような彼の質問にオガは。
「それは分かりません」
「あ~~。ですよね」
この異世界の不思議現象の一つで、未だ解明されていない謎なのである。
「そもそもどうして煙となって死ぬモンスターが現れるのか要因が不明。しかも煙となったモンスターしか魔石が取れない。何かしら関係はあると思うんですが、結局分からず仕舞いなんですよ」
しかしオガは気にすることなく話す。
「ですが謎が解明されたとしても魔石がどうこう変わるわけはないので、それとは別に引き続き僕は魔石について研究を深めたいですね。では本日はここまでで」
「え?終わらせちゃうの?ちょっと説明が短いような・・」
「いや、ですから発表の準備があるんですよ」
と言うことでオガは解放されることになったので今回はここまで。おしまい。
「今回補足内容少ない無い気がするんだけどな~・・これオンエアできる?あ。無理でもするのね。でもこれいちよ不定期なんだよな~~・・・」




