代数系「殻」の導入を用いたゴールドバッハの予想の表現について
はじめに
代数系「殻」の導入について
この記事では私が導入した代数系「殻」を適用することによってゴールドバッハの予想の解はどういうことを意味するのか? という理論を示します。
目次
はじめに
定義
規定殻の導入
グラフ殻の導入
不完全グラフ殻の導入
不完全斜体グラフ殻の導入
定義
0+0=0
0+1=1
1+0=1
1+1=0
0ー0=0
0ー1=1
1ー0=1
1ー1=0
0×0=0
0×1=1
1×0=1
1×1=0
0÷0=0
0÷1=1
1÷0=1
1÷1=0
これから始めます。見た目は2元体とよく似ていますが、別のものです。
定義より、加法単位元が0、乗法単位元が0であることがわかります。
そして、同様に定義から可換であることもわかります。
また、第2クラス以上があることも突き止めていますが、これはこの論に必要ないではしょります。(0が第0クラスで、0と1を合わせて第1クラス。第2クラスにはさらにSとSーがある。第3クラスにはさらにTとTーとUとUーがある)。
この代数系ではその元に対する加法逆元と乗法逆元はそれ自身です。
この殻の体系では01というひとつのフレーズを基本単位とします。
ここで上記の01は定義と違い、0×1の扱いではなく01という0と1が並んでいる、ということを表します。
つまり、
0×(01)=(01) 1×(01)=(10)
になります。
この下で、(01)(01)の計算をしましょう。
(01)(01)=(0×(01))(1×(01))=(01)(10)
(01)(01)=((01)×0)((01)×1)=(01)(10)
となります。なぜここで左右の2通りにわけたか、というと左右で計算結果が一致するとは限らないからです。実際、
(01)(00)=(0×(00))(1×(00))=(00)(11)
(01)(00)=((01)×0)((01)×0)=(01)(01)
となり、計算結果が違いました。ここで同様に、
(0110)(01)の計算をしましょう。
(0110)(01)=(0110)(1001)
左の(0110)を右の(01)の0と1に掛けた。
(0110)(01)=(01)(10)(10)(01)
右の(01)を左の(0110)の0と1に掛けた。
ここで、上記の右の計算結果は()を外すと一致する。
証明できていないけれど左右で一致するための必要十分条件はおそらく以下の通り。
1:桁が同じ場合に割り切れて0か1になること。
例(01)(10)
2:桁が大きい方をAとして桁が小さいBでユークリッドの互除法のように割り切っていって最後に0か1になること。これは前の1を拡張した場合に当たる。
例(01101001)(0110)
3:上記に当てはまらない場合に、両方の要素が全部0か1だけで構成されていること。
例(1111)(000)
規定殻の導入
規定殻という概念ここで導入しましょう。
規定殻は奇数nに対してn個の(01)の並びで構成されます
第2規定殻は基本単位の累乗つまり、(01)、(0110)、(01101001)、(0110100110010110)、・・・・・・
第3規定殻は以下の通り、
(011010)
第5規定殻は以下の通り、
(0110100110)
上記に限らず奇素数pに対しその規定殻は存在することは突き止めている。
ただし第100000007規定殻は0と1を合わせて200000014個からなっているため、文字通り余白が狭すぎるため書けない(だいたいなろうの内規で1個の作品内に書ける文字の上限は10万字まで)
9や15ような合成数の場合の第9規定殻はどういう形をしているか今時点で不明。何らかの形で第9規定殻は、存在することは間違いないだろうと考えている。
ここで第3規定殻を第2規定殻を掛けてみましょう。
以下で24を対象に出来る。
(011010)(0110)
計算方式は左の(011010)を右の0と1にそれぞれかける方式、
すると計算結果は、
011010 100101 100101 011010
となります。これだけでは不十分なので完全規定殻を導入しましょう。
以下のように1001だけを並べて作ったものを完全規定殻とします。
10011001100110011001・・・
なぜ完全と言う言葉を入れたかというと、
4nの偶数は1と0の奇数だけ、
4n-2の偶数は1と1か0と0の奇数だけで構成されるからです。
証明
1は4n+1で0は4n+3よりあきらか。
そして奇素数pに対して第p規定殻を最初に以下の計算状態が出来た時点で逆算して求める。
これを同じ桁に上記の計算結果に足してみましょう。すると、
111100 111100 000011 000011
これを左の最初を1として自然数を割り振りましょう。
すると、
3=1、21=0
9=1、15=0
5=0、19=0
7=1、17=1
11=0、13=0
となり共通の素因数を持つ場合とそうではない場合にきれにわかれました。
ただし、どういう場合にこういう現象が起こるのかは突き止めていられません。
グラフ殻の導入
ここで、グラフ殻を導入します。
上記の第3規定殻の011010の前半の011、後半の010をわけて、
|011|
|010|
という風に表示します。ここで数式処理の関係上lは途中で切れていますが、つながっている物として読んでください。これと同様に第2規定殻をわけて、
|011||0110|
|010||1001|
の計算を行います。
計算方式は左の上下の要素を右の0と1にそれぞれを掛ける方式、
計算結果は以下の通り、
|011||100||100||011|
|101||010||010||101|
ここで左上を1、右上を12、左下を13、右下を24と割り振っていくと、
3=1、21=0
9=0、15=1
5=0、19=0
7=1、17=1
11=1、13=1
になる。
ここで特筆に値するのは完全規定殻を使う人がない、ということ。
よりこの場合に24を構成する2個の奇数がゴールドバッハの予想の解となる必要は0+0か1+1になること。
ここで、共通の素因数を持たなない場合に3個だけ完全に除去できた計算式を見つけたので書きます。
|011||010|
|010||011|
という風にして右は第3規定殻の011と010を逆にしてみましょう。
計算方式は左を丸ごと右に掛ける方式。
011100011
010101010
011100100
010101101
ここで、左上から自然数を割り振りましょう。
1=0、35=0
11=1、25=1
5=0、31=1
7=0、29=1、
13=1、23=0、
17=1、19=0
(36を構成する2個の奇数の和で共通の素因数を持たない場合の2個の奇数の和が解になっているか解になっていないか)
不完全グラフ殻の導入
第5規定殻の0110100110を01で割った値の01101を同様にグラフ殻にしてみましょう。
|011||110|
|01 || 10|
見た目が不完全な形をしているから不完全グラフ殻と命名します。
ここで左を同様に丸ごと右の0と1に掛けましょう。
100 100 011
10 10 01
100 011
10 01
同様に左上から奇数を割り振りましょう。
3=0、47=0
7=1、43=1
13=0、37=0
19=1、31=1
9=0、41=1
11=0、39=1
17=1、33=0
21=0、29=1
23=1、27=0
ここで5=0、45=0となっているのは、たぶん5と45がお互いに5を素因数として持っているからだと考えている。
不完全斜体グラフ殻の導入
|011||01|
|010||1 |
| 1|
|10|
計算方式は左を右にかける方式。
011 100
010 101
100
101
100
101
100 011
101 010
これを左上から奇数をわりふる。
1=0、71=0
3=1、69=1
7=1、65=1
9=0、63=0
15=1、57=1
17=0、55=0
21=0、51=0
23=1、49=1
25=1、47=1
27=0、45=0
33=0、39=0
35=1、37=1
5=1、67=0
11=0、61=1
59=1、13=0
19=1、53=0
29=0、43=1
31=1、41=0
となる。
あと今時点でこの代数系において、意味がある適用例がないため今時点では特筆に値しないと判断して書いていませんが同型と異型という概念があるのが判明しています。桁が同じものを相互で割り切って割り切れた場合に0になったら相互で同型。1になったら相互は異型という。これは第2クラスのS、Sーにも適用出来て、Sになったら、次元が違う世界で相互は同型、Sーになったら次元が違う世界での異型となる、あとおれプログラミング出来ないからかたっぱしから計算させてよさそうなを採用するということは出来ないので、それはしていないのですが、仮に上記の3個の36(=6^2)、50(=2×5^2)、72(2^3×3^2)が偶然でたまたまこうなっているのではなく数学的にれっきとした意味があるから0と1の法則にきっちり分かれているとなっているんだったら、形が対象だから、そういう対象という形に何かれっきとした意味があるのかもしれない、って考えている。
ここまでしか進んでいませんが、メモ代わりに記します。