表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぼっち王子の田舎暮らし  作者: こうじ
3/22

さらば故郷

 一夜明けて翌朝


「う~ん、久しぶりにゆっくり寝れたなぁ‥‥‥。」


 城にいた頃は毎日、ストレスでなかなか寝れなくて寝不足になっていた。


「まぁ、ゆっくりもしてられないんだよなぁ‥‥‥。」


 着替えて宿を出る。


 まずは商店に行き野菜の種を購入、それから必要最低限な生活必需品を購入していく。


 町の話題はやはりルーチェルの事だ。


 まぁ、そんな話を聞くのも今日で最後だから別に気にする事はない。


 買い物を終えた後、その足で冒険者ギルドへ向かった。


 冒険者を辞める為、ギルドカードを返却する為だ。


 受付にギルドカードを返却して、退職金を貰う。


 まぁ、殆ど薬草摘みや弱いモンスター退治ばっかりしていたから大した金額ではないが。


「とりあえず、街で出来る事はこれで終わりだな。」


 俺は荷物を持って新しい住居となる森へ向かう事にした。


 門番に軽く挨拶をして街を出ていく。


 暫く歩いてふと後ろを振り向く。


 すっかり町は遠くに見える。


 俺はお辞儀をして再び歩き始めた。


 もう町に足を踏みいる事は自分からは無いだろう。


 一応生まれ育った町だから、風景を目に焼き付けておく。


 良い思い出なんて一つも無いけどな!


 振り返る事無く俺は森の中へ入っていった。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ