下準備 僕、作る派なんで
天気がいい、関係ない。
たくさんの人が歩いてる、興味ない。
パチパチと火の粉が飛び散る音がする、そんな音を聞きながら、僕は、物を
ここは、三大国のひとつ〔フロンティア〕の首都より少し離れた工業の盛んな町〔スティール〕
その町の一角にある学校の学生寮に僕は住んでいる。
朝、目覚まし時計のアラームで目が覚める、とは限らず二度寝に入る、すると当然遅刻する。
「なにやってんだ!僕!」
自分にツッコム、そして起きる、ちなみにアラーム鳴ってから三十分たっている。
「やっべ、いそがないとまにあわない」
こんなことを毎日繰り返しながら、僕はこの世界に住んでいる。
僕は急いで寮を出ると坂を登り、学校までダッシュした。なんとかHR前に教室に入れた
そのまま席につこうとすると。
「よぉ、創くん、元気かい」
朝からテンション高いな・・・・、今の奴は前の席の白銀 裕也 勉強できないけど運動が出来るタイプのやつだ。
「裕也、なんだその言い方、なんかあんだろ」
「おっ、創わかってんじゃーん」
ああ、面倒だ、こいつのたのみごとは。
「今日の演習戦闘、前衛やってくれ」
「断る」
即答、一秒たたずに答える。
「なんでだ!何でいつも戦わない!」
この手のやり取りは飽きるほどやっている。
「全く、お前にはいつもいっているだろう、僕は作る派だって!」
こんな風に毎日を繰り返す、何でもない日々を。
これからくる、世界が変わるような日々を知らずに。