『オペレーション・ムーンライト』本編
シナリオシステムという観点で、お読みいただきたい。
シュガートは、周囲への目配りを怠らなかった。
グライムズ軍曹は、突入した建物の庭で、チームの点呼を始めた。
マクナイト少尉>「ポルノ雑誌は、回収できたかい?マスター・チーフ。」
(※ポルノとは、パソコンなどの電子メディアのこと。)
リビングストン特務曹長>「HDが、2ツ、あと、記録メディアが、数十ですね。それと、携帯電話、カメラですか・・・。」
マクナイト少尉>「OK!シュガート!宅配便を呼んでくれ!」
(※宅配便は、救出ヘリのこと。)
シュガート>「カピー、サー。」
・・・・・
デュラントは、スリングでぶら下げたライフルを脇にかかえ、
ポケットからガムを取り出し、味の消えたものを含みながらも、
さらに、二枚を押し込んだ。丸めた包み紙は、人差し指の先に乗せ、
死体袋に向けてはじいた。
シュガート>「おい!見ろ!車だ!オーバーゼア。」
デュラント>「おいでなすった・・・少尉!近づく車両。2台!距離300m先!西側!」
・・・
マクナイト少尉>(無線)「コンプトン軍曹!状況はどうだ?」
ベイリー>「ベイリーです。サー。女は、出血多量で、動かせないそうです。」
マクナイト少尉>「ベイリー!コンプトン軍曹に脱出すると伝えろ。」
ベイリー>「負傷した女は、どうしますか?少尉。送ル。」
マクナイト少尉>「動かせるのか?」
ベイリー>「ベイリーです。無理だそうです。サー。」
マクナイト少尉>「時間が無い。女は、放置して、庭まで来い!」
ベイリー>「メディック・マッコール特務曹長とお話ください。」
・・・
マッコール特務曹長>「少尉。サー。ヤバいですね。女は、死に掛けています。」
マクナイト少尉>「じゃあ、ほっとけ!」
マッコール特務曹長>「上の指示では、生きていれば、連れ帰れと言ってましたし・・・。」
マクナイト少尉>「治療が、必要か?」
マッコール特務曹長>「左腎臓に、一発、被弾。出血、多量。1時間以内に、輸血が、必要です。」
マクナイト少尉>「不審車両が、接近中だ。今、決断しなければならない。」
マッコール特務曹長>「担架を組み立てる時間だけ必要です。サー。」
マクナイト少尉>「分かったから、早く、担いで来い!」
・・・・・・
マクナイト少尉>「シュガート!ブルドックに、無線!接近中の不振車両を攻撃してくれと・・・。」
(※ブルドックは、上空を警戒する味方の攻撃ヘリ。)
シュガート>「了解。サー。」
いろいろ試したが、その都度、短編になってしまう。
本当は、連載形式にしたいのに・・・。