表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/24

無色の終焉

 世界は、今日も無色を認めなかった。


 声を上げても届かず、触れようとしてもすり抜け、

 歩いても道は揺れ、影さえも世界には映らない。

 存在しても意味はなく、ただ孤独が胸を締め付けるだけ。


 助けた命も、避けた災害も、

 すべては偶然として消え、誰も記憶に残さない。

 名前も、感謝も、証も、光も、世界は与えない。


 夜の闇が深まるほど、孤独は濃くなる。

 歩く先に誰もおらず、声も届かず、触れる手もない。

 胸の奥の痛みだけが、静かに、確実に重くなる。


 世界の中心に立ちながら、私は透明になった。

 存在しても、触れられず、認められず、

 ただ風に消される声のように、静かに無色として漂う。


 星空も、風も、光も、

 私には届かない。

 存在しても、意味はない。

 生きているだけで、孤独は深まり、胸の奥を締め付ける。


 ――これが、私の終わり。

 無色のまま、世界に無視され、

 消えない孤独だけを抱え、生き続ける。


 静かに、世界は私を忘れ、私は無色のまま漂う。

 光も希望も、救いもない。

 ただ生きるだけ。

 ただ、孤独だけが確かにここにある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ