始まりと夢
人は、生まれた頃から重荷を背負っているのかもしれない
この世界には、ある特殊な力を持った者たちがひっそりと隠れながら世界を守り、それぞれの目標を持ちながら小さな命を賭け働いていた。それは魔法使い。人間の持っている潜在能力を遥かに越え、普通の人間では不可能な力を使う夢のような力を持っている者たちの名前。
魔法……とは彼らが使う力の名前。それは人によって力が異なり、彼らはそれで普通の人間には出来ないことが出来る。その者たちは、その魔法というなの不思議な力を使って数多くの人たちを災害や危険から救っている。だが、そのような力を使った者を見た人たちは誰一人していない。
正義の味方……と言うより、神様と呼んでも過言ではないだろう。
しかし、そんな人たちみんなが正義の味方とはいかない。どんなことにも、どんな所にも、善対抗する悪はいるのだ。
その悪の心を持った者達は、善の心を持った者達とは違い、人々を困らせ災害や危険を降り注ぎ、そしてそれを邪魔する正義の味方……神を殺す悪魔なのだ。
だが、それは仕方がないのかもしれない。何故か?それは彼らが同じものを求めているからだ。例え目標が違えど、百パーセントの確立でたどり着く。
それは、この世界のどこかにいる《 真の神力をもつ者 》を倒し一つの願いを叶えてもらうこと。彼らはその者を倒すため、各自の修行方法で強くなっていく。それが善の願いであろうと、悪の願いであろうと……人を助けようが殺そうが構わないのだ。
醜い争い……そう思う人は少なくないだろう。
では、その《 真の神力をもつ者 》とは何なのか?
その者はこの世界の頂点に立つ誰よりも強い名前……つまり証のようなもの。その強い者は自分よりも強い力を持った者、真の神力に相応しい者を待ち続けている。
その力は比べものにならないくらい圧倒的な強さ。