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20話 暫くは大忙し

 

「ユーリ ルル お待たせ じゃあ行きましょうか」


 神様に貰ったUFOを出し乗り込んだ


 2人は嫌がっていたが しょうがないよね…


 此のUFO認識阻害も備わってる優れ物だった!


 『いっぱい目撃されてるじゃん』


 『目撃されて なんぼじゃ!』


 『あれ、わたし念話でも口に出してた…』気をつけよう


 2人に方向と教会の特徴を聞いて


「行くよ」「着いた」今回は2人とも気絶する暇もなかったよ


  慣れって凄いね


 朝の祈りの時間らしく教会には助祭?が


 沢山集まっていた 其の時間が過ぎれば 神父様一派が


 パンを焼きに教会を離れると言う事なので


 それまで上でまつ事にした…


「そう言えば なんて言う教会なの?」


「ブルーレイク教よ」青い湖?


「神ナマズーを祀っているわ」ナマズーって…


 『神様応答願います』


 『こちら神様どうぞ』ノリが良いな神


 『神ナマズーって知ってます?どうぞ』


 『知ってますどうぞ』


 『概要お願い出来ますでしょうかどうぞ』


 『あらあら 私が致しますわどうぞ』


 『お願いしますどうぞ』…


 元々ただのナマズだったのが地震予知が


 出来るのを知った人間が神として祀り上げ


 チカラを持ち始めたそうだ…


 因みに食べても美味いらしい…


 神を食べる気か!うちの神達わ!


 …?地震があるって事は火山があるの?


 『デリーゼ帝国には火山があるの?』


 …あれ?…


 『どうぞ』


 『ありますどうぞ』…子供か!


 待つ事1時間…そんなに祈る事があるのか…


 なげーよ!


 神父が助祭5人を引き連れて森近くの建物に入って行った…


 結構警戒してたけどいきなり行って大丈夫だろうか?


 2人がいれば大丈夫か…


 わたしは2人を引き連れて戸をノックした


「コンッコンッ……?」


「誰だ!」「ユーリよルルもいるわ」


「なんと」戸が勢いよく開かれた


「よくぞ無事に帰ってくれた!」「神父様ー」


 大の大人が三人泣きじゃくっているよ


 助祭の5人も涙目だ再会を喜んだ後


「此方のお嬢さんは誰かな?」…


 待ってたよその台詞を


「此方は私達を救ってくれました教祖小梅様です」…ほげっ!


 わたし教祖なの!…今はこの流れで行くしかないか


「お初にお目に掛かります神父様 此処では何ですので中に招いて頂いてもよらしくて」


「左様でございますな大変失礼致しました…古屋ですが 此方へ」


「先ずは教祖様ユーリとルルをお助け頂き感謝致します」…


「デリーゼの教皇は退位成されたのですか」


「…デリーゼの教皇…はて 存じ上げませんが」…


「ブルーレイク教では無いのですか」


「…ブルーレイク教…聞いた事もありません」


「ふざけるな!」一人の助祭が声を荒げた


 ユーリとルルが杖と扇子を構えた…


「ブルーレイク教とやらの助祭は神父との会話に割り込むのですね」


「此は重ね重ね失礼致しました、お前達控えなさい」神父が窘めた


「神父 貴方は神を信じますか?」


「な、何を仰る 当たり前では無いですか」


「神父貴方の言う神とは?」


「神ナマズー様で御座います」


「ははっナマズーただの魚では無いですか」


 此れには流石に神父も顔を真っ赤にしてお怒りのご様子


「その神は何をもたらすのです?」


「大地を鎮め 果てには大地を揺るがす。と言われておりますぞ!」


「此れはまた言われている?かも知れないと言う事ですか」


「いい加減にしろ神を愚弄するのか」


 助祭たちが我慢の限界を超えた様だ


「わかりました 本物の神のチカラをお見せしましょう」


 と言ってUFOに戻った勿論全員連れて


「な、な、な空に空に」「落ちる落ちる」


「お母さーん」…其処は神様ぁーじゃ無いのかよ!


 ユーリとルルは苦笑いしてた


「落ち着きなさい!神が貴方達に危害を加える訳がございません…其れとも何か心辺りがあるのかしら?」


 (ユーリ ユーリなんだか小梅様楽しそうだね)


 (そ、そうね敵にしては駄目なやつよね)


 …皆が静かになるのに10分掛かった


 其の間に私達はお茶を嗜んでいた…


「小梅様、小梅様のおチカラは充分わかりましたので どうか地上にお戻し下さいませ」


「そうですか、でわ今一度お聞きします…神父貴方は神を信じますか?」


「信じます信じます」


「その神とは?」


「神!小梅様です!」ほげっ⁉


 そうだった神様の名前言ってなかったよ…


「其れは違います…神!マロン様です!」


「はい!神!マロン様!どうかお助けを!」


 『小梅さん小梅さん』


 『なに神さま』


 『いや、必至に助けを求める者たちがいるのだが』


 『あっ…大丈夫だよ、こっちで助けるから』


 『そっか…どうぞ』…まだやるか神…


 其の後、神父達を引き連れて貧民街に


 今日の所は神父達と子供達だけだ


 神父が保護してる子供と貧民街の子供達…


 此処で問題が発生だ


 そうだよね親子もいるよね しょうがない今日全部終わらせますか…


 皆んなで手分けして、動けるようになったら働く意思はあるか、賃金は出ないが生活は保証すると声を掛けた…


 いやー思った以上の人が移りたがったよ


 神父さんの人柄も合っての事なんだろうけど…


 『神さま応答願います』


 『此方神様どうぞ』


 『大きい宇宙船持ってない?どうぞ』


 『持ってます…どうぞ』


 『後で呼んだら迎えに来て欲しいんだけど…ど』


 『いくー!』食い気味だよ、過保護か!


 『なるべくド派手に登場願います、どうぞ』


 『了解しましたどうぞ』


「じゃあ皆さんこの古屋の周りに集まって下さい、動けない人は手を皆んなで貸してあげてく下さい」


 折角だからパンを作っていた古屋も持っていく事にした


「皆んな集まりましたね、此れから神のチカラで新天地に向かいます 大きな物体が現れますが心配しないで下さい」


 『神さま お願いします』


「「「パララ・パラララ…ヴゥ―――!!!」」」


 …現れたよド派手に昔見た映画の様だよ


 光の光線に包まれて宇宙船へついでに わたしの乗って来たUFOも回収して いざ!


 マロン教国に!って言い終える前に着いた…


 これで目撃した人も何が何だかわからなくて消えた人の事も諦めるだろう…


 元より貧民街なんかって思っていた様だから心配なんかしないかな…


 確かに目撃されて なんぼだった


 取り敢えず 皆んなで手分けして治療から始まり


 皆んなのステータスの確認等 小夏も小春も手伝ってくれた


 神父一派は今ある小麦でありったけのパンを焼いてもらい


 わたしは皆んなの衣服を創作中だ…


 全員で365人!暫くは大忙しだよ!


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