136話 完話 チョコレート
神戸港上空
「…これは」「そうじゃな」『生物探索』…50kmに人はいないわね…「どうしよう」「くだらん人類だった…て事じゃな」「わたしのせいだね」「そんな事はない…かつて今の人類を遥かに超える文明を築いた人類もまた滅んだ 極僅かに残った者達は宇宙に可能性を賭け飛びたったが…
そもそも人類が住めるような星はわしの知る限り無いからのう」「…」「核に汚染されても一億年もすれば緑豊かな地球になるじゃろ」「一億年かぁ…ごめんね小夏」「じゃからお主が謝るような事で無いわ」「ふふ ありがとう」
わたし達は認識阻害を解除した…「ミサイルだね」「ミサイルだな」10発か…わたしは全てのミサイルを無効化し海に捨てた「…小梅は甘いのう甘々だ」「へへ」
『地球のみなさんこんにちは 今わたしは核ミサイルの攻撃を受けました…残念です わたしは地球に関わるのを止めにします ダンジョンも塞ぎましょう あなた達の為では無いですよ 魔球に核の影響が出ない為です これより地球は負の感情を地球自身で受けて貰います…そうそう わたしを攻撃して来た核ミサイルは海に捨てました早く回収した方が良いですよ回収出来ればの話ですが上空で爆発させなかったのは最後の温情です それではみなさんさようなら』
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「おう!攻撃は通用しなかったがダンジョンは閉ざされた!これで今まで通りですな」ざわざわざわ「何を言っているんですか1万mの深海からどうやって核を回収するんですか!其れこそ神にしか出来ませんよ!」「そうだ!負の感情も地球自身に受けさせるとも言っていたぞ」ざわざわざわ「誰か神と連絡は取れんのか!Mr.はどうした!」
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わたし達は宇宙から地球を見ている「トゥルトゥルトゥル」「はい閻魔」「あ閻魔」「これは小梅様どうなさいましたか」「これから地獄に行ったものは記憶を残したまま地球に転生してくれる」「それはコチラとしては楽で良いですが宜しいので?」「ええ 頼みました」「半蔵」「はっ」「御庭番達で手分けしてナムジ像を回収して ついでに貧しい国に地球の貨幣をばら撒いてきて」「はっ」わたしは地球を結界で囲み更に『子孫終止』…「なんじゃ子孫終止とは?」「子供が生まれないようにした」「…そっか」「何十年か掛けて正しき者はスキップビートに来るでしょ…地球で辛い思いをするかも知れないけど」「それは致し方無いじゃろ」「後に救いがあるのだから良しと今はしておこう」「…そうだね」
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10年後「トゥルトゥルトゥル」「はい小梅です」「小梅様閻魔です」「どうしましたか?」「地球に人はいなくなりましたが転生は続けるのですか?」…地球?「ああ そんな星もありましたね ええ続けてちょうだい」「転生しても直ぐに地獄に来るのですが…」「…そうね なんとかするので来なくなるまで続けてくれるかしら」「はい わかりました」
「小夏」「なんじゃ」「ちょっと地球まで行ってくるわね」「…地球?…おう地球な…何しに行くんじゃ」「自動転生を掛けに」「…自動転生がなんだかわからんが小梅なら此処からでも出来るじゃろ」
「言われてみればそうね」わたしはイメージした…出来たよ!「じゃあ遊びに行って来る!」「小夏!」「なんじゃ」「鼻血拭け!」
スキップビートは ほぼ地球と変わらない様相を成している 自動車はないが個人でゴンドラを所有出来るようになった 転生者は地球にいた頃の国の大陸に住んでいる 違うと言えば共通語は日本語だ…わたし英語が苦手だから …覚えている英語は…「小梅!」「…?」
『『『ギブミーチョコレート!』』』
「小夏チョコレート食べすぎるんじゃないわよ」「二・ヒ・ヒ・ヒ!」
だから鼻血拭け!




