126話 神様御一行Ⅳ
続々とみんなが戻って来た…
どうした?みんな元気無いけど…取り敢えずMr.が用意してくれたホテルにみんなで転移!
此れはまた立派な…誰もいない?「Mr.誰もいない様ですが?」「はいこのホテル中心に半径1kmは立入禁止になっています」「そうなんですね」「みなさんのお世話は我々で用意してますのでご安心ください」「はあ ありがとうございます」「…うう…飛んでも御座いません」「飛んでいきそうだよMr.」
好きな部屋を好きに使って良いと言う事なので あちこち散らばると 片付ける人が大変そうだから 最上階のフロアを 自由に使う事にした…それでもまだまだ部屋は余ってるけどね
「お食事はお部屋でなさいますか?」「みんなで食べる事も出来ますか?」「勿論レストランがありますから」「和食から洋食 中華にフレンチどれになさいましょう?」みんな疲れている様だし「でわ 和食でお願いします」「畏まりましたご準備出来次第お声かけ致しますのでどうぞごゆっくりなさって下さい」「ありがとうMr.」「…うう…どういたしまして」Mr.…うう…さんを見送って 姉妹揃って同じ部屋に…
「こりゃ凄いな」「なんだろうね もっと下の階にすれば良かったかな」「まあ上流階級って奴を感じて見るのも良いじゃろ」上流階級ね…「みんな元気なかったけど?」「カルチャーショックって奴だな」それもそうだよね余りにも違いすぎるもんね
わたし達姉妹は揃ってレストランに「みんな旅行 楽しんでる!」「…」「あらあら」女性陣は洋服やらなんやら楽しく過ごしているだろうと思ってたが…はは「明日わ夢の国に全員で行くわよー…」「…」「わたしの声が虚しく響くだけだった」「小梅様」「なにルル」「もう夢の国にいる」「はは」
「…そう言えば子供達は?」「みんな寝てるわ」「誰がついているの?」「護衛の方々が…半分は子供と一緒に寝てたわ」「はは」今回の護衛の人達には何かサービスしなくてわだね
静まり帰るレストランに次から次へと料理が運び込まれてくる…此れは!「旨そうな匂いがするにゃん」「おう和牛だな」「ジュジュウー」おっみんな目の色が変わったよ「みんな此れが日本の牛さんのお肉です」「マロン教国にもいた…」「ー静寂ー」そうだよね…教国にもMr.から貰った和牛はいたけど 一度も食べられる事なく のどかに暮らしていたよ ぴよぴよがメイン肉だったからね
「じゃあ 熱々のうちに頂きます!」「頂きます」「…」「ー静寂ー」「なんだ 此れは!」「ガハハハ此れはぽっぺが落ちるわいガハハハ」「まさに夢の国冒険の始まりだなメイビ」「こんな経験が出来るとは…楓には感謝しかない」「ほんとね」「ピーっ!」「この味…」「竜也様なにか思い出しましたか?」「いや ただ我の身体が喜んでおる」「小梅様の味…」何やら不穏な声も聞こえたが 少しは元気になったかな?美味しい食事は元気の源だよね
「わいわいガヤガヤ」「わいわいガヤガヤ」「ガハハハ神よこの国の技術には感服致しましたぞガハハハ」「ハハハハジョゼフでもあの建物は造れぬかハハハハハ」「ガハハハ必要なかろうガハハハ」そうだよね
賑やかな夕食後 わたし達姉妹は街の夜景を眺めている
「これだけの明かりが灯っているって事は 今も色々な感情が渦巻いているんだろうね」「そうじゃな」「あらあら」「心休まるヒマがないにゃん」「みんなわたし思ったんだけど」「なんじゃ」「神球が地球の様に発展しないのは時間の流れの差があるんじゃないかって」「時間の差か」「エルフやドアーフが200年300年生きるって言っても地球の時間にしたら 1, 2年にしかならないんだもの」「言われてみればそうかもしれんな」「わたし間違っていた…地球の様に発展させようとしていた」「…」「それじゃあダメだったんだ」「あらあら」「立派な建物や便利な機械なんていらなかったんだ 山や川 緑豊かな自然それだけで良かったんだって…今頃気付いたよ」「でも美味しい食べ物はほしい」「僕もにゃん」「…?あれ楓たちは…」四人で仲良くもう寝てしまっていた「あらあら」「わしらもそろそろ寝るとするかのう」
…
…
…せ…狭いわ!
こんなに大きなベットなのに…「クスッ」「此処から見る景色はわたしの好きな景色じゃない!それだけは確かだ」
「ガヤガヤわいわい」「きゃっきゃっ」「ひゃっひやっ」わたし達は夢の国の入口に立っている
「小梅此処は魔物の国なのか?」「…?」「カモ助の仲間がいっぱいいるぞ」「デクは相変わらずね」「みんな違う種類の魔物でしょ」「小梅様魔物退治ならお任せを」「いやいや魔物じゃないから」「違うのですか」「違うわよ 可愛いいでしょ?」「…」「可愛いんですね」「…」「こらこら其処!ダックに乗らない!」小夏はダックだと思ってたよ!「こらこら其処!ねずみに噛みつかない」猫だからねえ
「ガハハハ昨日の街よりはわしらが知る世界に近いですなガハハハ」「…確かに」「ハハハハそれでわ私達はあそこでビールを」何処でもマイペースで 「ふふ」
この辺りはわたしの知る限りでも随分と変わった…大砲台があったり ゴミの山があったり だったけど今では公園だったり水族館だったり…「どうした」「わたしの知る日本とは随分と変わったなって…」「じゃな皆忘れ去られていくもんじゃよ」「寂しいね」「寂しいな」
「わたし地球の責任はやっぱり地球に取ってもらおうと思うの」「好きにすれば良い」「ありがとう」
「Mr.」「はい」「地球とは違う星が二つあるの その一つの星は地球の負の感情で出来ていて もう一つの星がその影響を受けている」「…」「此れからは地球の責任は地球で取ってもらおうと思っているわ」
「…それは当然の事です」「Mr.ならそう言ってくれると思っていたわ」「近いうちに神託を地球に告げるわ その前にMr.には話しておくわ」「ありがとうございます」1年後にダンジョンを造り魔球と繋ぐ事 魔球には負の感情の元の魔素がある事 そして魔素から生まれた魔物がいる事 魔物は人間より遥かに強い事 魔素も神素も持たない地球人には 生身ではどうしようもない事 ただの銃や大砲ぐらいでは倒せない事 地球人が魔素に犯されると魔人になる事を
「…」「今此処にいる護衛の方々は強いのよね?」「はい精鋭100名が揃っています」「内のカモ助はわたし達の仲間ですが魔物なんです」「…」「試して見ますか」「そうですね」「皆さんは銃を携帯してますか?」「はい」「でわ 銃も使って頂いてカモ助と護衛100人で闘って見ましょう 勿論みなさんにはわたしの加護を授けますから死にはしませんが痛みはあります」「ありがとうございます」
「サーシャ」「少しカモ助を借りるわね」「…」「ごめんなさいね」「いえ 皆さんが大丈夫かなと?」「ふふ そうよね」「カモ助も良い?」「ぴー!」「ふふ 護衛の方には加護を授けるから本気でやって良いわよ」「ぴー!」わたしは護衛100名とMr.に加護を授けた「…うう…」はいはい
カモ助vs護衛さん100名…fight!
…カモ助 WIN!…
1分と掛からなかったよ
「Mr.…ダンジョンが出来るとそこに行こうとする者も多く出るでしょう 地球人では魔素の影響を受けすぐに魔人になると思うの」「魔人なった人間はどうなるのですか?」「悪の権化になるわ」「そうですか」「きっと地球の知識や技術を持ってしても人類の壊滅は時間の問題になるでしょう」「…」「そこであなた達ね」
「あなた達には神素を扱えるようになって貰いたいの」「我々にも扱える物なのですか?」「ええわたしが僅かばかりの神素をあなた達に授けますから 先ずは慣れていただいてわたし達の下鍛錬して頂く事になるわ」「それは…私も参加しても…」「Mr.も?…別に構わないけど…」「…うう…」「時間が稼げれば地球人は対応策を講じる事が出来るでしょう あなた達が嫌でなければだけど…」「是非お願いします!…うう…」Mr.…「護衛のみなさんは?」「よろしくお願いします」「よろしくね」
護衛のみんなに小さな神石を渡し手で包み込むように命じ自分にチカラを与えてくれるよう念じるようにと…わたしが融合するだけなのだけど…手から神石が消え「うっバタン」「バタバタバタ」「気持ち悪い」「そうですね最初は気持ち悪いでしょうが安心してください次期に慣れて来るでしょう」…たぶん
「小梅様」「Mr.どうしました…?」でけーなっ!おい!なんだその神石は!「包みこめません」そうだろよ!「それは小夏からの通信用ですか」「はい小夏様に頂いた神石です」「…此方を使ってください」「ありがとうございます…うう…」もうMr.うう…で良いよね
神石を人体に取り込んで仕舞えば盗まれる事もないし丁度良い「暫くは普通に動けるよう慣れてください」準備が出来次第迎えをやりますから「ありがとうございま…うう…」
わたし達は苦しそうなMr.うう…以下を尻目に遊園地を満喫した…「はい其処炭の準備をしない!キャラクターは食べ物では無いですよ」
その日の夕方「小梅様…うう…」大丈夫かMr.うう…!「今日のホテルは此方の遊園地のホテルをご用意しておりますので…うう…」「ありがとう 用意して貰っといて悪いのだけどわたし達は神界に帰るわ」「…うう…」「ホテルにはあなた方が泊まって…少しお休みになって」「…ありがとうございます…うう…」
「さあ みんな旅行は終わりにします 神界に帰りますよ」「帰るのか小梅」「ええ 兎達も待っているだろうし」「ダック連れ帰っても良いか?」「良くないよねー」「そうだよねー」
「Mr.色々とありがとう」「いえ私も楽しかったですよ…うう…」「ふふ 此方お返ししますね」カードを返そうと「其方はお持ち下さい また神様達が地球で使う事もありましょう」「ありがとう でわまた近いうちに」「はい…うう…」
わたし達はその場から神界に転移した「お疲れ様みんな どうだったかな日本は」「楽しかったけど疲れた」「そうね」みんな元気無かったけどそれなりに楽しんでくれたのかな「あっお土産何も買わなかった!」
「わたし達は沢山買わせて貰ったわよ」「…なに!この量は!」ポシェットから女達が出したお土産はカバンから洋服 コスメに子供のおもちゃ…これはサキちゃんね ふふ
それにしてもこれだけの量を一日で…「流石に疲れたわよ 欲しいものだらけで…」元気が無かったのは買い物疲れだったのか!
「小夏」「なんじゃ」「小夏の大切な地球をわたしはめちゃくちゃにして…」「構わんよ わしは地球が大切だった訳ではないからな」「あらあら」「なんじゃ小春」「なんでもありませんよ」「ふふ」




