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123話 神様御一行Ⅰ

 

今日もわたしは縁側でぼーっとしている…よちよち「あんよ…ず…あんよ…わじょうず…」よちよち「…」「おねえちゃんだーれ?…おねーちゃん大丈夫?」「あんよ…ず…あんよ…わじょうず…」おまえが大丈夫か⁉「…」「…う!…う!」わたしに向かって手を広げる子供…「だっこ!」はいはい


わたしは小さな子を膝の上に乗せた…うう 可愛いい…子供独特のこの匂い…「おねーちゃんげんきない?」…う。「わたしがげんきあげる」「ぎゅー」…ああこれは…


「ああ いたいた…小梅様 すみません」楓のお父さん「いえ 可愛いいですね」「そうなんですよ」「この子は?」「ナムジさんが連れて来た子です 今はこの竹藪の先でみんなで暮らしているんですよ」「お父さんもですか?」「はい私と妻とそれと楓の仲間達と」そうだったわたしは自分のことばかりでみんなの事を考えてなかった「お父さんごめんなさいね 日本に帰りますか?」「…出来ればこのまま此処で暮らさせて貰えないでしょうか?」「良いんですか?」「ええ 此処はとっても愛に満ち溢れている…ハハいい歳して愛などとお恥ずかしい」


「地球では考えられない生き物や 先日の…わたしの破壊行動を…」「小梅様なりの理由があってのことでしょ?わたしはこの世界では誰よりも弱い存在です エルフやドアーフも初めて見ました それに鬼平さんもみんなしっかり考えを持って行動しています なにより楓が小梅様をお慕いしているんですから わたしはあの子を信じているんですよ全面的にそれに小夏ちゃんが私達夫婦に加護を与えてくれたんですよ いずれは修行もつけてくれるそうです 私の人生は悪くはなかった大学を卒業後商社に就職しこれでも部長だったんですよ…でも…なにかが…知らなかった世界にふれ わくわくしてしまったんです…」


わたしは女の子を肩車して楓のお父さんと竹藪の奥に…


「きゃっきゃっ」「わ―!」「うえーん!」「ひゃひゃひゃ」


…こんなに沢山の…まだみんな小さい子ばかりじゃない


「ひゃひゃひゃ」「きゃっきゃっ」


「あっ小梅お姉さま!」「楓」「おう小梅見つかっちまったか」「小夏」「懐かしいな竹藪のルル小屋」「…うん」「小梅姉さま 紹介させて下さい」「私の仲間ラビアンローズのドレンチ メイビ サリー サーシャで小夏ちゃんが乗っているのがカモ助」「ピー!」そうよね乗るよね小夏は!


「みんなこないだ会った時より若返ったわね」「みんな太鼓橋を渡ったら若帰ったんです」「ご両親は?」「いやーなんだか怖くて…はは」「そうなんですね…是非渡って見てください…幾つぐらいが良いですか?」「20代前半になんて慣れたら…ハハ」「わかりました たぶんなれますよ」「ほんとですか」「お父さんったら」


「神小梅様 生きている間にお目に掛かれるとは…」おや?


「このドレンチ小梅様の竹馬になりたい」やべー奴だよ!


「楓をマロン教国まで連れて来てくれてみんなありがとうね」「とんでもないです楓と出会ってから冒険の毎日でそりゃあ楽しかったです」「みんなはこのままここの住人になって貰っても良いの?」「もちろんです小夏師匠のもと新たな冒険が始まる予感です」はは それで竹馬なのね


「ドレンチ良く言った!冒険はロマンじゃ!」「はい!師匠!」大丈夫か蝉の幼虫だぞ!


「それとみんなこの神界では歳をとらないと思いますよ」「そうなんですか」「子供達の事はご両親とラビアンローズに任せますね」「はい」「ひゃひゃひゃ」「きゃっきゃっ」


小夏と共に縁側に戻ったわたし


「小夏」「なんじゃ」「あの子達はこの神界にいる限り大きくならないよね」「そうじゃろな」「それってあの子達にとってどうなんだろう」「どうじゃろな」「まだ先の事だと思うが小梅なら大きくしてやる事もできるんじゃないか?」「かもね」「子供の頃は早く大人になりたくて歳をとると子供に戻りたくなるもんじゃ…あの子らはまだそこまでも達していないからな」「そうだね今考えてもしょうがないか」「じゃな」


「楓の両親もラビアンローズも人の良さそうな人達だね」「じゃな 神界にいた方があやつらにとっても気が休まるんではないかのう」「だと良いけど」


「わしらは9人姉妹で楽しくやって行けばそれで良いじゃろ」「そうだね」


「小夏は楽しい?」

「ああお主と会ってから毎日楽しいぞ」「ふふ」


「そう言えばお金いっぱいあるんだっけね」「あるなお主がおどし取ったからな」ほげっ!


「神界の住人全員で日本旅行なんてどう?」「…それは…へへ」「ふふ」「あらあらまたなにを二人してニヤけているのかしら?」「玉まぜる」「僕もいるにゃん」「あら二人ともいつの間に」「かくやも行きますわよ」かぐやは聞いてたのね


「ただいま…みんなどうしたの?」「楓には内緒にゃん…ぎゃっ!」「楓に意地悪しない!」「ごめんにゃん」「神界のみんなで日本旅行しようかと思って」「それは良いですね…あっでもカモ助が…」「大丈夫だ小梅がなんとかするからな」「えっ!わたし?」「出来ないのか?」「出来ますとも!どんと任せなさい!」


「あらあら」「ハングレディースの活動は始まったの?」「まだよ」「じゃあ下見もかねてで良いよね」


「あらあら行く気満々ね」


「しかしのう…」「なに気になるじゃない」「うん確か小梅の大事な者に悪意を向けるとチリになるんじゃよな」「うんそうだけど」「例えば渋谷のスクランブル交差点しかり竹下通りで内の者たちが誰にもぶつからず通れると思うか?」「そりゃ思わないけど」


「ぶつかられた方はどう思う」「痛いなのろま!…あっ!」「ぶつかっただけでチリになってはあまりにも慈悲がないのう」確かに傲慢も良いとこだよ!


「かと言ってそのルールを変えるのも違うとわしは思うのじゃ」「じゃあ田舎に行く」「…」みんなが縁側の先を見た…「却下にゃん」


「…神社とかお寺とかは?」「ただいまーおねえさまー!」「マリー離れなさいわたしのおねえさまよー!」もみくちゃにされるわたし「神が二人もおるしな」「却下にゃん」


「じゃあどうするのよ」「友達に頼むしかないじゃろな 旅行でむやみにチリ量産も考え物だしな⁉」


観光先や日程は小夏とお友達で応相談となった…


取りあえずみんなに旅行に行く事を…半蔵に頼んだ…


思えば旅行に行こう!ってなってまともな旅行になったためしがない⁉


今の神界住人は全部で…(兎たちは今回は流石にお留守番だ)子供たち30人入れて109名…大型バス二台か…せっかくの旅行だからみんな一緒が良いんだけど…「小夏」「なんじゃ」「大型バス二台になっちゃうんだけど せっかくの旅行だからみんな一緒が良いんだよ…」「UFOじゃ流石にまずいよね?」「じゃな表向き海外のVIPって事にするらしいからな」「転移じゃ旅行気分台無しだよね」「じゃな」「あらあら大型バス二台分の一台のバスを作ればどう?」「ああ長い連接バスってあったね」


わたしは創造する長いバスを…なげーな!「半蔵」「はっ」「これ運転してみて」「はっ」運転うまいな!これなら大丈夫そうだ 当然普通のバスではない浮いてるし結界で覆われている認識阻害つきだ!



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