110話 小梅七姉妹
玉ちゃんは竹藪の元ルル小屋で気持ちよさそうに寝ていた…
「小梅様 小梅様 見つけました尻尾の生えた女の子⁉この奥の小屋で寝てます」
「あら楓が見つけたわね…寝てるって…玉…」
『小夏 猫連れて竹藪のルル小屋に来て 玉ちゃん見つかったわよ』
『なんじゃ もう見つけたのか…小梅ズルはしておらんじゃろな』
『してないし楓が見つけたのよ』
『そっか なかなか素質があるようじゃな』
なんの素質だよ⁉
どれどれ…そーっと そーっと…?
「ぴー…ヒュルル…ぴー…ヒュルル」鼻提灯って…おい⁉︎
『むぎゅっ』「パンッ!きゃ!」「玉ちゃんみっけ!」「…小梅⁉︎…その子は?」「そうね…玉ちゃんの妹ね」「楓です よろしく」「玉です…。」
「さあ神界に帰りましょう!」わたし達は太鼓橋の前に転移した
「次の鬼は猫だからな!」「楓も入ったからまたじゃんけんにゃん」「楓、玉が肩車してあげる…」「玉には無理にゃん」
わいわいと賑やかな帰還だ…小春?
「あらあら みんな楽しそうに…貴女が楓ね 私は小春これから仲良くしてね」
ぴょんぴょん…ぴょんぴょん…
「はいお願いします小春さん」
ぴょんぴょん…ぴょんぴょん…
「あらあら 他人行儀ですわ…姉妹なのだから小春と呼んで下さいな」
「えーっと…小春…」
「はい みんな歓迎の準備をして待っているわ さあ楓行きましょう」
「えーっと…この兎たちは…?」
「かぐやの兎たちじゃ」
「かぐやの兎たち…?」
「しらんのか?かぐや姫を」
「あーかぐや姫…?」
「おぬしの妹になるな」
「…。」
神様達は次元が違うとは思っていたが…かぐや姫が妹になるとわ…
小春ったら…楓を出迎えに来たのかな?
『神様神様』『なんじゃ』『小春がなんか嬉しそう』『じゃな』『ううん…あらあら聞こえてますわよ』はは
その日の神界は大宴会になった…デクの皿回しから始まりボーの腹芸 ガハハとハハハの漫才にオリビアのTOKIO…バッカスが「惚れなおしたぞ!」と歓喜する横で「恥ずかしいったらありゃしないわ!」とヴィクトリアが…確かにパラシュート背負って歌う女ってどうなのよ?それも母親が…。
「楓…大丈夫?」「…はい小梅姉様…私ひとりっ子だったので なんだか…」「ふふ 少しづつ慣れれば良いわよ」「違うんです なんだかずーっと姉妹だった様な気がして嬉しいんです」
「あっ!小梅が楓を泣かしたにゃん」「楓大丈夫?玉が護る」「あらあら 小梅は酷い姉様だこと」
「小梅姉さまは兎たちも支配しているんです」わたし悪者?兎 関係ないし⁉…どういうこと⁉
「小梅は鬼じゃからな」「…わたしが泣きたいよ⁉」
「あらあら 楓 私達の番よ!」「…?」「PAN!PAN!」「あっあっ猫もにゃん!」
「おう!わしもDON!DEN!するー!」
「あらあら じゃあみんなで」「PAN!PAN!」
「おー!小梅もとうとう魔女っ子になったのか!」カーッ⁉︎…(赤面するわたし)
「流石俺の女だ」コツっ!「お前は地獄で修行して来い!」
「地獄では修行にならないですよ小夏師匠!」
「ボーは本当に化け物地味てきたな まあ良い わしの可憐な歌と踊りを堪能させてやるわ!」
「とうとうわたしも魔女っ子になってしまったよ…本当はちょっとなりたかったんだけどね」
こうして宴会は夜遅くまで…来ないのだよ夜が ここ神界には夜が無い⁉
みんなが寝落ちするまで続いた…おやすみ…。
※※※
……みんなが寝静まった縁側で……
「どうした?眠れんのか小春…」
「…あらあら あなたったらとぼけちゃって…ありがとう」
「ハハ」




