106話 バラ色の未来 20 気楽だな
「ここが、ダンジョン入口だ」
…看板に書いてあるからね。
「ラビアンローズ初、マロンダンジョン…」
「ドレンチ、メイビ…ダンジョン攻略に向けて、何をすれば良いの?」
「ハハ、そこからか」
「先ずは、役割分担だろな」
役割分担か…。
前衛はドレンチで、サポートがメイビ、後方支援がサリーで、探索がサーシャ…。
私とカモ助要らなくね!
「あのう…」
「なに、サーシャ」
「サミュエルさんから、こちらを預かってます」
?…ダンジョン攻略本…過保護か!
「どれどれ」
マロンダンジョンは、100階層で構成されていて、10階層毎に、階層主がいます。罠は地図のバツ印の場所にあり、罠の詳細も書かれています。
1から30階層には、普通の魔物しかいません、10階の階層主は、ぴよぴよを放っています。30階層までは、ぴよぴよが一匹づつ増えます…。
いたせり尽せりだな!
…100階層の鬼平の事は…
100階層の主は、鬼平です、ドアの前に着いたら、インターホンを押してください。出れない場合もあるので、お名前と連絡先をお伝えください。後日、ご連絡致します。
…。
「わかりました、今日は30階層までいっきに行きます」
「前衛、ドレンチ、サポートにメイビ、後方支援にサリー、道案内にサーシャ」
「私とカモ助は、後ろから状況により、バックアップします。よろしいでしょうか?」
「はい」
あれ、やる気出て来たな。
「ラビアンローズ、出発!」
難なく、30階層制覇、主部屋にはぴよぴよ3匹、私が出る迄もなく、倒してたよ。
みんな強くなってるんだね。
今は、ダンジョン管理小屋に戻って来た。
「楓さん、お帰りなさい」
「皇帝?どうされたのですか?」
「楓さんが、ダンジョンに潜られたと、聞きまして」
「アルは、このまま、楓さん迄も、神界に行って仕舞われるんじゃないかと、心配だったんですよ」
サミュエルさんまで。
「サーシャ、大丈夫だったかい?」
「はい、サミュエル様」
「俺たちも、心配して貰いたいよな」
「エルフのお姉さん、無事に戻りました」
「そうですね」
「…。」
神石を、受付のお姉さんに渡して…。
みんな、もうお茶してるよ。
「皇帝と、サミュエルさんは、ダンジョンに潜られた事はあるんですか?」
「はい、若い頃に、30階層迄は」
「お恥ずかしいですが、それ以降は、前皇帝に行かせて貰えず」
「武術は人に任せて、自分の役割を果たしなさいと」
「そうなんですね、100階層の鬼平は、お知り合いなんですか?」
「ええ、子供の頃は 良くお見受けしてましたが、ここ30年あまりは見かけないですね」
「鬼平さんの強さは どの位のレベルなんですか?」
「以前、とあるドラゴンが ダンジョンに挑戦し、鬼平には敵わぬと帰って行きました」
「そのドラゴンのレベルが、3000overだと聞いてます」
3000over!とんでもない、化物じゃない!今の私は…
楓 10才 人族 冒険者ランク Sover スキル:未知数
獲得魔法:火魔法 レベル 1200
:水魔法 レベル 120
:風魔法 レベル 300
:狙撃 レベル 180
:浮遊 レベル 600
:物質創造 レベル 800
一応、レベルは増えてるわね…。
気が遠くなるような、いやいや、コツコツ頑張れば、仲間もいるんだし。
「へへ、お姉さん今度お食事でも」
「間に合ってます!」
気楽だな、オヤジ共!




