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105話 バラ色の未来 19 どんだけだよ!

 

 翌朝は、寝坊気味だよ、帰ってきたのも遅かったし。


 今日の訓練は、お休みにしよう、一身上の都合により。


「ピンポーン」


 朝から誰だよ!


「楓さん!おはよう!」


 皇帝だよ!


「おはようございます」


「昨日は、すっかり話し混んでしまい、忘れてましたが、是非、我が国の民になって下さい」


「よろしいんですか?」


「はい、でわ」


 竹馬だよね、あれ…早いな!


 忙しいだろうに、わざわざ自ら伝えに来てくれたんだね、ふふ。


「みんな、おはよう」


「おう、おはよう」


「おはよう」


「無事、この国の民になれたよ」


「本当か!」


「やったー!」


 みんな嬉しそうで何よりだよ。


 元々は、私の為に国を捨てたのだからね。


 一緒にパーティも組んでくれてダンジョンに潜ってくれるんだから…くれるんだよね?堕落したオヤジ共わ!


 ま、ひとりでも構わないんだけど。


「と、言う事で早速 ダンジョンに潜ろうと思います」


「意義ある人…いませんね」


「でわ、食堂で、朝ごはんを食べたら出発しますよ…聞いてますか?」


「はあーい」


 なんとも腑抜けた返事だよ。


「ダンジョン内で、仲間に射られて死ぬ事も…良くあるよね」


「はい!頑張っていきましょう!」


 だんだん、オヤジの扱いがわかってきたよ。


 私はひと足先に出て、サミュエルさんの執務室に。


「今朝、皇帝がいらして住民にしてくれると…で、サミュエルさん」


「良かったですね、で?」


「そのう、このまま、あの家に住まわせては頂けると、ありがたいのですが」


「勿論良いですが、新しく住まいを用意しなくて良いのですか?」


「ええ、とても気に入ってますから」


「そうですか…アルがひがむかも知れませんね」


「たぶん、詰所本部の近くに住むと思ってますよ彼は」


「ハハ」


「でわ、私達は仕事に行って来ます」


「もっとゆっくりなさって良いんですよ」


「いえ、元々ダンジョン制覇が目標ですから」


「そうでしたね、楓さんなら、必ず出来ると、僕も思ってます」


「気をつけて行ってきて下さいね」


「はい、行ってきます」


 私達は詰所本部に。


「これから、ダンジョンに行きたいのですが」


「はい、承っています、みささん此方へどうぞ」


 あれ、詰所の奥に通された?


「此方のドアから、ダンジョンに行けますので」


 なんと!


「ありがとうございます」


「でわ、お気をつけて、一応お帰りの際は受付に寄って下さいね、24時間 誰かしらいますので」


「はい、わかりました、行って来ます」


 ※※※


「おはようございます」


「おう、おはよう」


「其方から来られたと言う事は、マロン教国の民になられましたか」


「はい」


「良かった、でわ、今後もよろしくお願いします」


「此方こそ、よろしくお願いします」


「で、ダンジョンに潜られるのですかな」


「はい」


「そうですか、それでは、どれどれ…これは、凄いですな」


「あなた方パーティは、60階層までは許可が出てます」


 …許可?


「えーっと、許可ですか?」


「はい、神様が教国の民が無茶をしないよう、レベルに合わせて、それ以上の階層には行けないようになっています」


「もしかして、ダンジョンも神様が作られたのですか?」


「はい、この星のダンジョンは、全て神様が、火炎を打ち込んで作られたと聞いています」


 ぶっ飛んでるな、神!


  て、事は…神様なら火炎だけで、ダンジョン制覇も可能って事?どんだけだよ!



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