101話 バラ色の未来 15 堕落して行く私
お腹いっぱいになった私達は、古民家に帰り、また驚愕する事に…。
此れは…洋式トイレだよね!水洗トイレだよね!私を何処まで泣かせれば、気が済むんだ!マロン教国!
翌朝、サミュエルさんが迎えに来た、先ずは、神の家を案内してくれたが、此処にあると言うだけで、何も見えない?
続いて、会議場だと言う建物に…議事堂だよね此れ!その隣は迎賓館…もう言葉がないよ。
私達はゴンドラに揺られている。
昨日は気が付かなかったけど、一定間隔に警番と書かれた建物が、あれはあれだよね。
他にも、ピヨチー丼…ピザール…family restaurant 助さん…アイテテヨカッタ ブンブン…
着いた先に…東京ドーム…でけえよ!どんだけ、でけえーんだよ!
またまた、ゴンドラに揺られてついた先は、いらっしゃいませ!温泉街へようこそ!…いらっしゃいましたよ!
射的にパチンコ…もう、お腹いっぱいだよ、温泉は…やすらぐ…湯上がりに瓶牛乳を飲み、浴衣を着て宴会場に、もう此処は日本だよね。
私、帰って来たのかな?天ぷらに舟盛り…ビールまであるのか!もう此処で暮らしたいよ。
オヤジ共は既に居座る気満々だよ、サリーまで…ハハ。
「サーシャさん、サテライトに身内はもういないんだよね」
「はい」
「サーシャさんさえ良かったら、僕の娘として、此処で暮らさないか?」
びっくりしたよ、嫁にとでも言うのかと思ったよ!
「私は…」
「ごめんごめん、急いで答えなくて良いよ、考えてみてくれるかい」
「はい、ありがとうございます」
その日は、ゆっくり眠れたよ、でも夢の中で…お母さんが私を…。
「おはようみんな」
みんなは、もう温泉街の食堂に来ていた。
朝はバイキング形式だ、もうびっくりはしないさ…えっ!なんとチーズケーキにコーヒー!の飲みたい…挨拶も程々に…「ふー、幸せ」
「サミュエルさん」
「はい、なんでしょう」
「私達もマロン教国の民になる事は可能でしょうか」
「ハハ、マロン教国を気に入ってくれて自分も嬉しいです、ですが、私の一存では決められないです」
「そうですよね」
「現皇帝のアルの許可が必要になりますが」
皇帝か…。
「楓さんを、見れば一発で許可が出ると思いますよ」
「それは…」
「アルは神に心酔してますから」
「楓さんの、黒髪黒眼を見たら、求愛されるかも知れません」
げっ!皇帝って幾つなんだ?
「私から話しておきましょう」
「ありがとうございます…仕事なんですが」
「冒険者でも大丈夫ですか?」
「それは問題ないですよ」
マロン教国のダンジョンは魔物を倒すと神石を落とすらしい、それを拾って来れば良いとの事、仕事の心配はないね。
感謝しろよ、オヤジ共!
「サミュエルさん、ダンジョンをクリアすると神のご褒美が貰えると、本当の事ですか?」
「ええ、貰えると思いますよ、ただ、鬼平さんを倒すのは難しいかなハハ」
今、鬼平さんって言ったよね、知り合いなのか?
「取り敢えずは、ゆっくりして行ってください。アルに話しておきますので」
「はい、ありがとうございます」
そう言えば皇帝も呼び捨てだよ!
サミュエルさんは、仕事があるからと、朝食を食べて帰って行った。
私達はもう一泊予約してあるから、泊まって行けと…堕落して行く私。




