表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バトル・メイド・サーヴァントII~大東京八宝玉魔法陣編  作者: 黒船雷光


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

102/168

第百二話:三国戦記の逆襲

 宮本飛鳥の一閃が、呂奉仙から方天画戟を弾き飛ばす。だが、その三国志最強の武器が、地面に落ちることはなかった。


「―――その獲物、この大怪盗が、ちょいと拝借!」


 どこからともなく現れた石川五愛萌が、宙を舞う方天画戟を華麗にひったくる。その背後には、伊賀九曜衆の面々が、既に影のように展開していた。

「我ら服部一門、助太刀いたす!」


「無用!」

 飛鳥は、助太理を不要と一喝する。だが、九曜衆の狙いは、呂奉仙ではなかった。彼らは、ひそやかに周囲を飛び回っていた、ステルス機能を持つ無数の小型ドローンを、次々とクナイで撃ち落としていく。


 瓦礫の影から、服部夜刃が姿を現し、手にした制御端末を握り潰した。

「姑息な小細工を施しよって…。敵の司令塔は、別にいるな」


『―――よくぞ見破りましたわね、我が秘策を!』

 突如、戦場に、涼やかな、しかし侮蔑に満ちた声が響き渡る。声の主は、諸葛孔明。彼女は、遠隔からこの戦場を完全に支配していたのだ。

『ですが、すでに遅し!この日本の土地を削り取って設置させた、全てのソーラーパネルは!今この瞬間、我が霊力を増幅し、東京を焼き尽くすための動力源となりましたのよ!喰らいなさい、必殺の**『ソーラーレイ』**を!』


 日本各地に設置されたソーラーパネルが、一斉に不気味な光を放ち、そのエネルギーが、新宿上空の一点へと収束し始める。


「させるか!」

 その、国一つを滅ぼしかねない大魔術に、犬山雷道が弓を構えた。

「―――電子立国・日本の技術力、舐めるな!」

 彼女が放ったのは、物理的な矢ではない。強力な電磁パルスを帯びた、霊力の矢。

「『雷鳴弓・電磁崩壊でんじほうかい』!」


 電磁の矢は、天へと駆け上り、ソーラーシステムの制御そのものを、根源から切り離した。収束しかけていた破滅の光が、音もなく霧散していく。


「…さて」

 後顧の憂いを断ち、飛鳥は、再び武器を失った呂奉仙へと向き直る。

「無刀となれど、戦場においては情け無用。―――必殺、『二の太刀』!」


 飛鳥の木刀が、今度こそ呂奉仙を捉えんと閃いた、その瞬間。

 緑色の閃光が、二人の間に割って入った。


 キィィィン!


 飛鳥の必殺の一撃を、巨大な青龍偃月刀が、寸でのところで受け止めていた。

「―――させるか!」


 そこに立っていたのは、義の武神、関雲長。

「呂奉仙殿には、まだ借りを返してもらわねばならん。その首、今はまだ、我が預かる。―――宮本武蔵とやら、次なるお相手、この私がいたそう!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ