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74 決闘を開始します

「母親譲りの、私の母力(ははりょく)を舐めんな!!」

「やる気なんですね」

「逃げる!」

「スウさんらしいです!」

「イルさん、ワープ航行を起動して」


 私がスワローさんにワープ航行を起動してもらったけどワープ航行が始まる前に、スワローさんから数十キロ離れた場所に、1つの巨大な波紋と、幾つかの中くらいの波紋が浮かび始める。


 太陽が地球の影になっていないから、数十キロ先の物でもよく見える。


 一番大きな波紋から、スワローテイルの数百倍は有りそうな巨大戦艦の艦首が生えてくる。


 再び、黒電話の受話器を持ったイルさんが現れた。


『マイマスター、3提督代表シンクレア・トリストラム中将より緊急入電』


 え、3提督って――シンクレア中将や、ユタ中将、アイビー准将?


 ウィンドウが開くと、女性と見紛う美貌の男性が見えた。

 シンクレア中将だ。


『こちらクナウティア旗下第6戦闘艦隊、旗艦提督シンクレア・トリストラム中将だ。君が、スウというプレイヤーだな?』

「え、あっ――はい」


 アリスが目を白黒させる。


「戦闘艦隊って、任務艦隊の倍が、でてきました――というかあの3提督なら、3倍?」


『少々力を貸そう』

「いいんですか!?」

『いいも何も、向こうが暴走しているからな。連合による合議の結果は「君がそのMoBを育てるなら、構わない」だ。――銀河連合の意向を無視しているのは、リアトリス旗下だ。銀河連合の正式な行動はこちらになる』

「そ、そうなんですか? じゃあ、銀河連合はリイムを殺したりしないんですね!?」

『その生き物は核こそMoBだが、他が完全に自然の生物になってしまっている。――少々体内が獅子と鷹が混ざってややこしい事になっているがな。――ならば生殖行動をしなければ増殖もできないという事で、問題ないと判断された。なにより君に懐いているようだ。ただ、その動物の行動はしばらく監視させてもらう。スキャンの結果、脳も獅子と鷹を足して割ったような物になっているが、そのグリプスが銀河連合や他のプレイヤーに危害を加えるようなら、残念ながらこちらも対応せざるを得ない』


 脳も獅子と鷹なら、なんとかなると思う。

 特に動物動画とか大好きだから知ってるんだけど――この子の顔、空飛ぶ犬って呼ばれるほど人馴れする、ハリスホークの赤ちゃんに見えるんだよね。相当、人間に懐くかもしれない。

 

「はい、そこはちゃんと理解させてみせます!」

『ああ、君次第だ。ワープアウトするので、通信を終える』

「はい」


 ウィンドウが消えたと同時、最初に現れた波紋に対して、私を挟んで向かい合うように3つの巨大な波紋が生まれる。

 伸びてくる、巨大な戦艦の艦首。

 さらに小さな波紋が幾つも生まれて、そこからも空母の艦首が伸びてくる。


 観たことない空母が結構ある。連合軍用なのかな?


「スウさん、ここは地球圏ですので銀河連合同士の戦争は・・・ないですよね?」

「だといいけど」

「地球の近くで宇宙戦争とか、勘弁してほしいです」


❝Missスウ。こちらジェームズ・スミスだ。これは・・・・なんという事態だ。君の配信を、世界中の軍隊が固唾を飲んで観ているぞ。銀河連合に地球近くで開戦されては流れ弾だけで、地球におぞましい被害が出る。連合軍のメイン兵器であるガンマ線バーストが地上に降ったりすれば、街や動物達から外れても、オゾン層が吹き飛ばされる可能性がある上に。多くの疾患が人類を襲うだろう。他にも電子機器が使えなくなり、その人的、経済的損失は想像するだけでも恐ろしい❞


「大佐、理解しています。とりあえず私はまずハイレーンか、月の方向に逃げるつもりです。もうワープ航行の準備はしてます」


❝なるほど! 是非、そうしてくれたまえ❞


「スウさん、銀河連合に地球近くで戦われると、そんなにヤバイんですか?」

「ちょこっと流れ弾が掠っただけで、地球は大惨事になると思う。アリの巣の上で象にタップダンス踏まれるような物だもん」

「それは・・・」


 そこでまた、黒電話の受話器を持ったイルさん。


『マイマスター、クナウティア旗下第6戦闘艦隊、旗艦提督シンクレア・トリストラム中将より、緊急入電』

「繋いで」


 今回は音声のみだった。


『我々も同士討ちは避けたい。そこで話し合いの結果、ある方法で決める事になった』

「ある方法ですか?」

『我々は、君が特別権限ストライダーである事を理由にグリプスの育成を許可することを説得した。しかしリアトリス旗下は、君が特別権限ストライダーであることに納得が行っていないようだ。――そこで君が特別権限ストライダーに相応しいと、納得させてやってくれ。VRでの決闘のような模擬戦闘が行われることになる。――相手は、この3年間で大型MoBを300匹討伐した〝衝撃の誉れ〟の名で呼ばれている、リアトリス旗下のエースパイロットの一人だ。しかし――1時間で大型MoBそれも〈錯乱〉レベルを34匹討伐した君なら、余裕だろう?』

「えっと、それって、つまり・・・・」


 私が戸惑うと、アリスがニヤリと嗤った。


「分からせてやれ、という事ですよ」




 こうして私は、リアトリスの旗艦タイポグリセミア内のVRで対決することになった。

 私の後ろに、シンクレアさんとその部下さんが立っていて。

 私やアリス、シンクレアさんと向かい合うように、リアトリス旗下という兵士さんたちが立っている。


「一時的にグリプスをこちらに渡してもらおう」


 リアトリス旗下の兵士さんが、私の腕の中から、引ったくるようにリイムを奪う。


「ピィィィ―――ピィィィ」


 リイムが、泣き叫ぶような声を挙げている。


 私に助けを求めているように見える。

 ごめんね・・・、直ぐに貴方を取り戻すからね。

 ただ、向こうの兵士がリイムの首筋をつまむようにしているのに若干イラッとして。


「もっと優しい持ち方をしてあげて下さい!」


 と、少し大きな声を出してしまった。

 するとリイムを摘んでいた兵士が私を睨んだ。


「MoBをどうしようと、我々の勝手だろう」

「その子の体は、普通の動物と同じなんでしょう!」


 兵士が、カゴのようなものにグリプスを乱暴に放り込んだ。


 私は兵士が下がっていくのを観て、奴が左足に重心を掛けた瞬間、左膝の裏を〖念動力〗で押して、膝カックンしてやった。


「――うおっ!? なんだ!?」

「立ち眩みですか? お大事に――」


 私が言うと、シンクレアさんの部下の兵士さんが忍び笑いを始めた。

 すると、シンクレアさんの部下とリアトリス旗下の兵士さんが睨み合いを始めた。

 ちなみにシンクレアさんの部下は青い軍服、リアトリス旗下の兵士は白い軍服。どっちも若干プロイセン風。


 青と白の軍服の人達が睨み合う。

 私は彼らに言う。


「――でも、決闘の対戦者側にリイムを預けるのはフェアじゃないです。シンクレアさん達がリイムを預かってもらえませんか?」


 すると白い軍服の兵士たちが色めき立った。


「なにっ、我々が信用できないとでも!?」

「それはそうでしょう。貴方方はリイムを害するためにこの決闘を飲んだんですから」


 私が言うと、シンクレアさんが籠を持った兵士に向かう。


「渡してもらおうか?」

「――し、しかし中将」

「害するつもりがないなら、渡せるはずだ。――それとも、我々が最初に提案したように、君等の所業を連合市民に伝えてもいいのだが? スウ君は市民に人気だからな。――スウ君が動物を助けるために行った行動と、君等の所業。これらを連合市民が知れば・・・どの様な評判が立つだろうな」

「ぐ・・・かしこまりました」


 シンクレアさんがリイムの入った籠を受け取って、部下の女性の人に渡した。

 女性の部下さんは、大事そうにリイムを抱えてくれた。

 私は彼女に頭を下げる。


「リイムを、お願いします」


 頭を上げた私の視界に、女性の部下さんのウインクが視えた。

 カゴを抱えた女性兵士さんが一歩下がった所で、リアトリス側から、大量の勲章を胸に着けた――こちらも女性兵士が前に出た。


「お前が、スウとかいうプレイヤーね?」

「はい」

「まだガキじゃない」

「はい」

「私がお前の相手になる、サニヤ少佐よ」

「スウです」


 エースって女性だったのか――まあ、エースも一人じゃないだろうし、私が女子だから女性を相手に選んだのかな?


 サニヤ少佐が、リイムの入った籠に近づいて裏拳でノックするように叩こうとする。

 女性の部下さんが慌てて籠を引いて、裏拳を避けた。


 でも恐怖からだろう、リイムが翼をバタバタさせながら籠の後ろに下がった。

 すると、サニヤ少佐はリイムを鼻で笑って、


「こんな物、さっさと渡せば良いものを。私に手間を掛けさせるなんて。第一、私が出る必要が有る訳が無いわ」

「今すぐリイムを諦めて頂けるなら、貴女に手間は掛けさせません」


 サニア少佐の行為を観た私の声は、怒気を孕んでいた。


「さっさと終わらせるわよ、来なさい」


 サニヤ少佐が、私をVRチェアに導く。


 初めて見るような巨大なVRチェアに座ってヘッドギアを被ると、私は洋上空母らしき場所のロッカーの前に立っていた。

 パイロットスーツも軍用の物に変わっている。


 耳元でアリスの声がした。


『スウさん、頑張ってください!』

「うん。ありがとう、頑張るよ」


 どうやら配信のコメントは、このVR空間にいる今の私には見えないようだ。


 案内らしき、音声が聴こえて来る。


『ルールは1vs1。機体はリアトリス旗下の主力バーサスフレーム〈ヘリクス〉を使用』


「私の知らない機体かな」


 アリスが憎々しげな声を出す。


『・・・・卑怯な』


 まあアリス、向こうに機体を選ばれるのは仕方ないと思うかも――よくわからないけど。


 私は窓に近づいて、甲板を見る。

 バーサスフレームが2機だけ駐機されていた。

 おそらく高速機なのに、2枚の翼を左右に水平に並べてるタイプ――テーパー翼という奴だ。

 でもあれは、多分可変翼だ。


 あまり高速が出せない高揚力、高抗力(流体の中を進む際の抵抗力が強い)な、翼を水平に並べた形態と。

 高速が出せる低揚力、抵抗力(流体の中を進む際の抵抗力が弱い)な感じで、翼を三角形にする形態があるんだと思う。


 有名な映画に出てくる戦闘機、トムキャットみたいな感じかな? ――初代マク◯スのバルキリーのモデルになった戦闘機。


 エンジンは、いつもの大気中ではロケットからジェットに切り替わるタイプ。  (大気中でもロケットは使えるけども)

 関節っぽいものが見えるから、ロボ形態もあるはず。


 武器はスワローさんとほとんど同じ、連合の標準規格っぽい。

 〈汎用バルカン〉が、高威力の〈汎用ガトリング〉に変更されてるくらいかな?

 ということはスワローさんより、火力寄りなのかな。


 主力バーサスフレームっていう事は、シールドはそこそこ厚そう。


 スワローさんみたいにピーキーな紙じゃないっぽい。


 あと、遠くを見れば視界の果てまで海。海上で戦うのかな。


「大丈夫アリス――あんな感じの機体なら、10000時間近く乗ってる。FPSで」

『地球のゲームですか?』

「フライトシミュレーターみたいな相当リアルなゲームだったから、結構いけると思う。スワローさんに乗って、あのゲームってリアルだったんだなあ、って思ったくらい」

『そ、そんなにですか』


 あのゲームは、試合中の地球環境を、0時にサーバーで先にシミュレートしてから試合内で結果を刻一刻と表現してくるような拘りようだったんで。


 とか言ってる間に、試合のルールの説明が終わっちゃった。


 ルールはさっきのに加えて、


 ・フィールドは海で、広さは100キロメートル四方。

 ・相手を先に撃墜した方が勝ち。

 ・スキルの使用は禁止。


『スキルの使用は禁止ですか・・・プレイヤーの意味ないじゃないですか』

「まあ、なんとかするしかないね」


 リイムの為にも、絶対なんとかする。


『本当に、頑張ってください』

「うん!」


 私はロッカールームを出て、廊下から階段へ。

 するとサニヤ少佐と出くわして、向こうに鼻で笑われた。


「連合のエースの力、思い知らせてあげるわ」


 私は何も言わず、階段を降りて出口から出て戦闘機に近づいた。

 空と海に溶け込むような、少し青めな灰色の機体。

 全長21メートルはあるかな。

 流線と直線を組み合わせた、美しい機体。


「いい機体」


 私は「よろしくね」と言うように、戦闘機の機首を叩いた。


「VRだけど、一応機体のチェックしておこうかな。これも、私が特別権限ストライダーとしての資格があるかに関わるかも知れない」


 外観に異常がないかチェックしていく。


 サニヤ少佐はチェックしないで、タラップを昇っていった。


 機体の異常は基本的にAIがチェックしてくれるんだけど、ちゃんと自分の目――ん?


 私の目が、機体の部品を繋いでいるボルトやネジの役割をしている、リベットで止まる。


 バーサスフレームにリベットはほとんどないんだけど、それでも幾つかはある。

 銀河連合のリベットは地球産よりずっと強靭で、本来緩まないんだけど、


「あの、すみません。リベットが緩んでるんですけど」


 なぜか緩んでる。

 これが緩んでるとか、高速で飛んだら機体が空中分解してしまう。

 気付いてよかった。


 アリスが激おこする。


『VRの機体のリベットを緩めておくとか、なんですかその嫌がらせ! これは、赤ん坊を掛けた決闘ですよ!? ――紳士さの欠片もない!!』


 紳士の国で産まれたアリス的には、度し難い行為だったようだ。

 するとリアトリスの通信士らしい、人物の声がした。


『この決闘は、プレイヤースウのストライダーとしての資格を見せて貰う決闘だ』


 声にアリスが食って掛かる。


『決闘なら、サニヤ少佐の戦闘機のリベットも緩んでるんですよね、それが対等ですよね!? サニヤ少佐はチェックもせずに乗りましたよ? ――なら、軍人がストライダーに負けた事になるんですよね? この時点でスウさんは、サニヤ少佐に勝利してませんか!!』


 アリスの言葉に、しばらく返事がなかった。

 返ってきた声には、少し戸惑いの色が含まれていた。


『チェックはAIでも行われる。以上だ』

『あ、まだ――』


 アリスは言ったけど、返事はない。


『――もはや卑怯どころか、卑劣です!』

「アリス、そんなに怒らないで」

『ス・・・・スウさんがそう言うなら』


 アリスが怒りの(ほこ)を収めてくれたので、私は続けて念入りに機体チェックを行う。

 (くだん)のリベットの他には外観には問題がなかったので、問題があったリベットがきちんと締め直されているのをチェックする。


 緩んでいたリベットは、VRなので、誰も触らないできちんと締められていた。


 私はタラップを踏んで乗り込む。

 で、AIにもチェックしてもらおうと思ったんだけど・・・・。


「AIさん」


 応答がない。


「この機体AIがいないんじゃ」


 すると通信士さんらしき人物からの声。


『お前は今AIドローンを連れていないではないか』


 確かに、さっきまで私の隣を飛んでいたイルさんドローンは、このVR内に着いてきていない。


 アリスの憤りの声。


『AIでもチェックが行われるってさっき!』


 リアトリス旗下の人たち、大分卑怯っぽい――リイムをリアトリス旗下の人たちに預けなくて良かった。

 仕方ない――。私は念入りに、全部を自分でチェックする。


「キャビン正常、燃料正常、油圧正常、空圧正常、電子機器OK、計器OK、通信機器OK、非常用マスクOK、脱出転送装置OK。エンジン異常なし、動翼ちゃんと動く、可変翼動く、変形機構チェック異常なし。フライバイワイヤは切ってと――武器大丈夫」


 防御は――と、シールド良し、バリアは無し。


 3択ブースト、あるね。

 すると、アリスがビックリしたような声になる。


『ま、待って下さい・・・スウさん、それ・・・・初心者クエストでやった内容ですよね? AIがやってくれるから一度も使ってない知識なんで、わたしはもうすっかり忘れたんですが・・・なんでスウさんは、そんなにきちんと憶えてるんですか??』


「これ、FPSでも似たようなことやってたんだよね。いつも言ってるゲームとは別だけど――あるゲームが、調べないとエンジン起動すらできないゲームだったから」

「そ、そんなにリアルなゲームがあるんですか」

「有るんだよー」


 返しながら私はさらにチェックしていくと、気付いた。


「――あ、ミサイル避けのチャフとかフレアとかは、積んでないんだね。チェックリストコンプリート――滑走路、準備良いですか?」

『3番滑走路、準備よろし』

「有難うございます。滑走路上に異常なし」


 よし、バーサスフレームを起動しよう。

 スイッチを弾いていく。


「バッテリーオン。燃料接続―――エンジン、アイドリング開始。空調オン」


 最後にイグニッション・スイッチで、エンジンに点火。


 背後から、エンジンが奏でる高音と、タービンが回転する振動が伝わってくる。オーケー。

 あとはパーキングを解除して、と。


 私が車みたいにサイドレバーを引いて、発艦準備を終えると、サニヤ少佐が舌打ちした。


『問題なく起動できたのね――チッ』

『・・・・どこまで卑劣なんですか』


 アリスがまた怒ってる。


 あとは人型に変形して、異常が無いのを確認して。


 今回は一応、難しい方の戦闘機モードで離陸しよう。


 戦闘機モードに戻して、と。


「ヘリクス、スウ機、発艦します」


今日は、二本同時投稿です。

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