表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

599/606

637 勝ち目がでます

 私の目にも、機体に掛かる傘のような霧が見える。――すごい振動だ・・・でも、きっと大丈夫・・・クリエイトパーチャーのチート性能で翼も胴体も一体化で成形したし、カーボン繊維も使ったし、チタン合金も使った。しっかりとハニカム構造で、軽さと剛性を確保してある。

 空力もきちんと考えてある。音速程度で崩壊しないとおもう!

 ただ、カーブを描きながら飛んだら不味いんで、真っ直ぐ飛ぼう。


(あっ、真っすぐ飛んだら見えなくなった!)

(早すぎだろう!! ――双眼鏡はどこだ、どこに入れた)


 しばらく飛ぶと、傘のような霧が消え、振動も消えた。

 静かな世界――音を追い越した世界・・・。


「いけた・・・音を超えた」


❝うおー・・・パネェ!!❞

❝ヤバイヤバイヤバイ、あの環境で超音速戦闘機はヤバイ❞

❝・・・・俺ら、80層は生き残るので精一杯なんだが❞


 パワー的には問題無いのは分かってた。怖いのはタービンだった。

 帰ったら溶けてないか調べないと。


「テストは成功だね」


 私は一気に速度を落としていく。

 あんまり急に下げたら熱対策したタービンでも溶けちゃうんで、徐々に。

 ある程度速度が下がったら、エアブレーキも使って速度を落とす。

 そうして時速400キロ位にして〖マッピング〗。青点を見つけてマイルズとマリさんと合流した。


(お帰りだ。・・・・出ていたぞ、超音速――こっちからも目視で確認した。だいぶ速度を落としてくれたみたいだが、まだ早いな・・・・レシプロ機では、お前について行けん)


 マリさんが困ったように笑う。


(こっちの最大速度位でてるからねぇ。――スウちゃん、200キロ位に速度下げれない?)


 するとマイルズが首を振る。


(マリ軍曹、超音速機でそこまで速度を落とすと、墜落が怖い――まあ前進翼だから無理ではないが、辛いだろう)

(あ、そっか、ごめん。ボク広報官だから。地球の戦闘機には乗れないんだよ)


 広報官(オリンピック・スナイパー部門、銀メダリスト)。

 私は心のなかで苦笑い。


(スウ、とりあえずクレイジーギークスと合流したい)


 言ったマイルズが、紙コップみたいなのに喋りかけている。


(無線機作ったんだね)

(まあな。USSFは軍隊と言っても、どちらかと言えば頭脳派だからな、無線機くらいは造作もない。――そんな俺達でもまだレシプロだ。タービンはどうやって熱対策した?)


 マリさんが、なんか草を生やす。


(あの紙コップを見て、すぐさま無線機って分かるんだ? 草)

(ま、まあ・・・)


 ちょっと前にプリティ・ギルティちゃんに説明したし。

 私はマリさんに生返事をしてから、マイルズに答える。


(コバルトとニッケルとチタンで合金を作って、内部に冷媒を流し、ゲルマニウムを塗った感じ)

(ほぼ完璧な熱対策をしてるじゃないか。――ボク達USSFは、熱対策はプロだが材料に困っている――お前は、どう調達した)

(ほとんど全部、第一遷移元素なんで)

(――・・・確かに。お前、本当にチートだな。ゲルマニウムはどうやって手に入れた?)

(MoBのを)


 マイルズが一瞬止まる。

 そうしてマイルズの思考が混線してくる。


(なんだ、MoB? MoBとゲルマニウム? どういう――まて、まさか、コイツ!!)


 そうしてちゃんとテレパシーを送ってきた。


(ま、まさか、お前! MoBの体から抽出か!?)

(う、うん。無限に復活する奴がいてね。そこから)

(クレイジー過ぎるぞ、お前!)


 するとマリさんが、震え声。


(まって、無限に復活するって・・・・。この環境でどうやって処理したの・・・?)

(海溝に捨てました)

(・・・君、やっぱ狂陰だわ)


 そ、そんなに狂ってるかな・・・?


(スウ、そちらの拠点近くにクリエイトパーチャーはあるか?)

(うん、新しいの見っけた)

(やはりか。大佐――)


 マイルズが、無線機を置く。


(――よし、許可が出た。お前達の拠点に案内してくれ)

(うん!)


 というわけで帰ってきた。

 ラッキースケベーズの滑走路に着陸。


「ただいまー!」

「お帰りなさい。空翔テイル初フライトはどうでしたか!」


 空翔テイルって、ジェット戦闘機のこと?


「名前、空翔テイルなんだ?」

「みんなで決めてみました! 爽やかな感じで良くないですか?」


 陰キャの癖に爽やか好きの私。


「うん、好きな感じ。素敵な名前をありがとう」


 私が名前つけると大体、事故るからね。

 アリスにお礼を言っていると、リッカが近づいてくる2機に気づいた。


「おっ、あれはまさか――と言うか、奴等しかありえないな。USSFと自衛隊か?」

「うんうん。マイルズとマリさん」

「おーっ、有り難い助太刀だな」


 私はリッカの言葉に頷く。


「ビジィみたいな能力を持つヤツの弱点に、多人数ってのが有るからね、凄く助かる」


 ビジィに乗ったセーラ様が食らってたし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 日本には古くから『勿体ない』精神が根付いては居ますが、まさかモンスター相手にその精神を発揮(?)して利用するとは思いませんよねぇ…というかスウちゃんしかやらないだろうし。 多分マ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ