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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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595/603

633 工作のお姉さんになります

632と633を入れ替えて順序を合わせました。

もしかしたらどちらかを読んでない方がいるかもしれません。

特に632「速くなります」はジェット機作りの大詰めなので、読んで貰えると有り難いです。


~~~


「これで熱対策もできるんですか?」

「んだけど、熱くなる部分にはジルコンのセラミック塗っときたい」

「スーパー耐熱粘土ですか」

「まぁそういうこと。ネプチューンさん大活躍」

「エグイですね・・・なんか」

「ネプチューンを海溝に運ぶ時、アリスがいっぱい触手やら腕を切り落としてくれたからねぇ」

「拾ってきたんですか?」

「うん」


 途中ルカの集落の様子も、見て来ておいた。

 元気にスウ神話を広めてました・・・・。


 あと、視聴者にルカの集落になにか遭ったら教えてと言ってある。


「よく、場所憶えてましたね」

「私には〖サイコメトリー〗があるのだよ。完全記憶の持ち主なのさ」

「そうでした」

「まあ――今さっき、亜鉛のお陰で限界を感じたけど。触手はだいぶ流されてた。〖マッピング〗したら赤点が出たよ」

「一応、MoBですもんね」

「ちなみに、海溝のど真ん中にも赤点が」

「うわぁ」


 とういわけでクリエイトパーチャーで、胴体や翼もサクッと完成。

 一番困りそうなキャノピーは、石油から作ったナフサを入れたらクリエイトパーチャーが超強化ポリカーボネートを作ってくれた。


「材質指定にあったから指定してみたら、期待以上のが出てきた」

「キャノピー・・・楽に作りましたねぇ」

「ま、まあ・・・現代の最強クラスの透明素材とはいえ、材料は水素と酸素と炭素の結合物だからね。水と空気と炭を放り込めば作れるし――ナフサより時間掛かるけど・・・というかクリエイトパーチャーの減りがエネルギーが怖いから、ナフサを入れたけど・・・。――石油製品の材料は大概、炭素を基本に、酸素と水素がくっついてるだけなんだよ」

「単純なんですねぇ・・・そりゃ安いわけです石油製品」

「しかも、ガソリンの残りカスみたいなのを合成して作ってるからね。石油製品は量を買えば、綺麗な水より安いらしい。――でも、クリエイトパーチャーが有って良かった。私にポリカーボネートの重合(分子が連鎖的に繋がっていく)とかできない」

「じゅーごー?」


 アリスが首を傾げた。

 石油製品は、材料は簡単な癖に、道のりが長いのが嫌。

 私は、でっかい透明なバブルキャノピーを持ち上げながら呟く。


「私だと、作れてアクリルくらいだよ」

「女子高生がアクリルを作れるのがおかしいんですが、それは・・・」

「ちなみにアクリルも、地球の音速戦闘機のキャノピーに使用されてる」

「お手製キャノピーつくれるんですか、この女子高生」


 というわけで完成したバブルキャノピーをはめ込んで――


「次は、これ」

「ヤシの実ですか?」

「そう、前に取ったパームヤシ。これと灯油、アルミと塩水」

「何作るの?」


 プリティ・ギルティさんが私が机の上に材料を並べていると、机の上に顎を乗せて尋ねてきた。


 ・・・・プリティ・ギルティさんが来るパターン、これは・・・。

 私は、嫌な予感がして、後ろを振り向く。

 雪でお城を作るリッカ。そして香ナイトさん、鳳ヘプバーンさん。

 雪といえば白――そして白の城、姫路城!


 リッカの右手に磁石、リッカは地面から砂鉄を――、


「やめれ、貴様ァ!!」


 私はリッカにドロップキック。


「ぐほっ」


 なんとか命中した。避けられるかと思った。


「な、なにすんだスウ」

「お前がなにすんじゃ!! また磁石を砂鉄まみれにするつもりか!!」

「いや、しかし、姫路城の完成には砂鉄が必要だろう?」

「なにを当たり前みたいに言ってるのか知らんが、磁石に皮を巻け!」

「なんで皮?」


 私が具体的にやってみせると、


「おおっ、流石スウ、こんな方法が!」

「やっぱスウちゃん凄いわ」

「これで大惨事にならないね」


 鳳ヘプバーンさん、大惨事になるってわかっててやらせてたんですか。


 私はため息を吐きながら、机に戻る。

 戻ると、プリティ・ギルティちゃんが草を生やしていた。


「ほっといて木魚にすればよかったのに(草)」

「勘弁してください」


 私は残りの材料も机に並べ終える。

 アリスがお願いしておいた通り、パームヤシを切りながら尋ねてきた。


「お疲れ様です。で、何を作るんですか・・・?」

「うん、まあ見てて。まず、パームヤシの油を採って」

「なにを作るんじゃろ」


 プリティ・ギルティさんもワクワクしてるみたいだ。


「なんか、教育番組の工作の先生になった気分」


❝構図はそれよなw❞


「塩とパームヤシ・・・・料理?」


 私はまず塩水を電気分解して、塩素と水酸化ナトリウムに分ける。


「灯油に水酸化ナトリウムを入れて、混ぜる混ぜる、全力で混ぜる!!」


 思いっきり撹拌してたらしんどくなってきたので、〖念動力〗で楽をすることにした。

 するとアリスが、


「またズルしてます」

「許して・・・」


 流石にこれを腕でやったら、倒れる。


「というか透明の灯油が、だんだん禍々しい色になっていってるんですが・・・」

「で、これを放置。放置してる間に、酸化膜を取り除いたアルミを加熱。塩素を吹き込む。出た蒸気を管に通し、濡れた布を巻いたガラス容器に集めて冷ます。塩化アルミニウムが雪のように積もっていく」


 塩化アルミニウムの雪を見ながら、アリスとプリティ・ギルティちゃんが呟く。


「化学実験になってきました」

「料理じゃなかったかー」

「料理じゃないです。で、灯油からできた物を容器から取り出す――ここにパーム油を入れて塩化アルミニウムも入れて固形化。あとはこの容器に」

「・・・・その容器、爆弾に見えるんですが」


 で、石油の精製物ともに入れたら――、


「ナパームができた」

「ぶーーーっ!」

「ちょっ」

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― 新着の感想 ―
水素って重量エネルギー比はケロシンの3倍ほどあるので燃料としての効率が良く見えますが 水素の比重がケロシンの1/10なので同じ燃料タンクの大きさならケロシンが3倍ほど大きいエネルギーになるはずですので…
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