表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

544/626

582 波に乗ります

『おい、風ジンなにか来たぞ』

『どうした雷ジン、なんだ小娘一匹ではないか』

『だが空を飛ぶ小娘は珍しい、まあ、そろそろヤツは死ぬがな』


 雷ジンが、何かを言ったと同時。


「銅板が開いた――!!」


 数秒後、雷が来る!! 検出の性能が良ければ5秒後とかのはず。

 私は魔術で銅球で自分を覆い、〖念動力〗で支える。

 検知から1秒後、


 ドォン!


 雷が来た!


「1秒か、検知が少し鈍いな――でも!!」


 私なら1秒有れば十分!

 銅球を〖念動力〗で破壊、拳銃を取り出し、連射。


『ぬ――っ、なんだあの人間は!!』


 撃ち込まれた弾丸が、雷ジンの体の中で燃え上がる。

 テルミットバレット――どうだ!!


『ぬぅうぅぅううぅぅぅ!? なんだこの炎は、雨風でも消えぬ。それに熱すぎる!! だが、この程度で我を殺すことはできぬわ!!』


 なら、近づいてショットガンを!


 雷ジンが両腕を大きく開くと、体に埋まっていたテルミットバレットが弾き出された。


『寄るな下郎!!』


 風ジンが大きく息を吸って、コッチに放った。

 突風が私を襲い、私は、大きく吹き飛ばされた。

 私は周囲を見る。


(なるほど)


 私はもう一度、雷ジンに向かって猛進。


『近寄れんことがわからん程、愚かな猿か!!』


 風ジンが、再び大きく息を吸い、突風を放った。

 私は風を見て、波のように乗った。


『なに!?』

「無駄ですよ。私には風が見えます」

『風が見える――だとぉ!?』


『見える、私にも風が見えるぞ』とか綺雪ちゃんみたいなことができる――とかそういう話ではなく、〝雨を見てる〟んだよね。

 風が通った跡が見えるから、あとは予測。

 そして風を体に感じたらコッチのもの。いつもの要領で、風に波乗り。

 風ジンが、何度も何度も突風を放ってくるけど無駄――私は風に乗り続ける。

 上下に跳ね回る私を見た雷ジンが、コッチを指さした。雷を放とうとしている。でも――遅い!!


 銅球で自分を護ったら、すぐさま雷。


 銅球を〖念動力〗で破壊――再び接近。


「至近距離ショットガンは、効くよぉ!!」


 ただ、このショットガン、威力が有りすぎて関節を固定して撃ったら私の肩が脱臼したりしそうになるんだよね。

 なので別の撃ち方をすることにした。

 私は関節を、むしろ緩めて、反動と反対方向へ銃を突き出し、動きで反動を相殺する。

 ――私の2倍はある体高の雷ジンの懐に飛び込んだら、「ドカン」と一発、雷ジンのお腹に風穴が空いた。そこにテルミットバレットを、いろんな方向へ連射!

 雷ジンは弾丸をはじき出そうとするけど、柔らかい体内から深く撃ち込まれた弾丸がなかなかでない。

 そうこうしている間に、さしもの雷ジンも体中にテルミットを受けては耐えきれなかったのか――私がショットガンに、スラグ弾(ショットガンで撃つ、でっかい鉛弾――『散弾ではなぁ』とか言ってくる相手用)をセットしていると、雷ジンがジルコンの様になって砕けた。


 あ、印石!

 黄色いジルコンの様な印石が雷ジンが砕けた場所から、落下。

 だけど、風ジンが、


『させぬ!!』


 風で印石を引き寄せて・・・・あっ砕きやがった!!

 多分今の印石、〖電気操作〗とか、〖エレクトロキネシス〗とか、『ビリビリ中学生』になれるような素敵印石だったんじゃないの!?


「それ、私のだぞ!!」

『我、友の魂、貴様などに穢させぬ!!』

「もう怒った!! ――〖テレパシー〗」


(――みんな!! 雷ジン倒したよ!!)


(((応!!)))

(((Roger that!!(司令、了解!!))))

(((レンジャァァァ!!)))


 嵐の甲板の銅ドームが一気に弾かれ、現れるクレイジギークスメンバーと、現代最強戦力たち。


「Fireee!!」

「撃ち方始めぇ!!」


 凄まじい集中砲火が風ジンを襲う。私も、スラグ弾を撃ったあと、拳銃を通常弾にして連射(テルミット弾には、限りがあるので)。


 堪らず風ジンが、突風で銃弾を逸らすが、船が回頭、側面を風ジンに向けた。

 次々と放たれる砲弾。

 砲弾は流石に、突風でも進路は、ほぼ変えられなかった。


『ぬぉぉぉ、これは!! たまらん!!』


 風ジンが、思わず背を向けた。

 すると風ジンの背中に、オックスさんの放ったロケットランチャーのミサイルが刺さる。


『むっ!?』


 数瞬後、吹き出すメタルジェット。

 メタルジェットは背中から胸を貫いて吹き出し、遂には目から鼻から耳から、あらゆる関節からジェットが吹き出した。

 やがて、風ジンは燃える火の玉になり――風ジンが砕け散り、嵐が止んだ。


「勝った!!」


 私が甲板に戻ると、柏木さん。


「・・・あのロケラン、確かスウくんのハンドメイドだよね? ・・・・ただの大型手榴弾かと思ってたんだけど――成形炸薬弾かぁ・・・現代戦車も貫くなぁ」


 ま、まあそうです。


「君さ・・・・地球でああいうのを作るのは、止めておくれよ?」

「ぜ、絶対に作りませんから、安心して下さい」

「うん、頼むよ――君、FLの外でも普通にヤベー奴だわぁ」


 危険人物扱いしないで!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ