表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/70

第21話 ステータスボード

 ふぅー、一旦落ち着こうぜ?



 目の前にある半透明のボードを見ながらゆっくりと深呼吸して、俺は気持ちを落ち着かせる。



 ……俺がスライムを異世界の扉から出て来た。そう思った瞬間に謎のアナウンス、そしてステータスボード? とやらが目の前に現れた。



 前も聞こえ来た事はあったけど何で今更になって……あ、俺が異世界の扉の事を知って、改めてエースさんの事をスライムと認識したからとか?



 だけど、そうだとしてもこれはおかしいだろ?




 name:椎名 哲平

 skill:神力 テイム

 title:[神の地に住まいし者][従わせる者]




 ゲームかって。それに何? この『神力』というやつ、それと『神の地に住まいし者』って。



 はぁ。



 ぷるっ


「何だよ、慰めてるつもりか?」



 ポンポンと触手で足を触ってくるエースに微笑みながら、俺はエースと共に外に出た。



 取り敢えずはエースさんの紹介がてら、比奈に相談してみよう。

 俺の知識だけじゃ判断できないと思った俺は、エースさんを片手に比奈の家に向かった。







「ーーで、こうなった訳なんだけど」

「何がこうなった訳? バカなんですか?」



 比奈の家に着き、リビングの中で説明を終えると比奈は目頭を抑えながら言った。

 見事なまでのブチギレである。



「まず、そのスライムを片手に来るところから終わってる」

「エースさんだ。丁重によろしく頼む」


 ぷるっ



 エースさんはぷるっと震えて、触手を比奈に伸ばした。



「……よろしくね、私は西園寺 比奈。哲平さんが迷惑をかけていた様ね。私から謝るわ」



 比奈は笑顔でエースさんの触手を手に取った。

 納得はいかないが。仲良くなれそうで何よりだ。


 呑気にそんな事を思っていると、突然比奈はエースさんの手を取った途端に、驚いた表情で顔を上げた。



「比奈?」

「……変な声が聞こえたと同時に、ステータスボードが目の前に出ました」



 おぉ! やっぱりその声が聞こえるのは魔物と接触があった時か!!



「なんて書かれてる!?」

「name:西園寺 比奈としか書かれていません」

「skillとかtitleってのは?」

「スキル? タイトル? 哲平さんには付いてるんですか?」

「うん」



 ……何で付いてないんだ?



「……哲平さんのステータスを教えて貰いませんか?」



 首を傾げ、俺が不思議に思っているのが伝わったのか俺は比奈にステータスを教えた。



「『神力』に『神の地に住まいし者』、『テイム』に『従わせる者』ですか……」



 そう言うと、比奈は徐ろにスマホをタッチし始める。



「……ステータスボードはアメリカの軍人が自分の備わっている力が分かる、とSNSに投稿してますね。skillやtitleについては何も触れられてないみたいですけど……明言してないだけであるかもしれませんね」



 取り敢えず、テイムと従わせる者ってのは理解出来るよな。俺がエースさんを何でか分からないけど、従わせて付いたとかそんな感じだろう。




 問題はーー



「この『神力』『神の地に住まいし者』。そして何より、エースさんが此処に居るって事が問題ですね」

「そうなんだよ、此処にエースさんが居るって事はーー」



 ぷるっ



「「何処かに異世界の扉が開いている」」






 マズくない?



「……取り敢えずだけど、探してみるか? 2人で」

「! …………良いですけど、ちょっと待って下さい。着替えて来ます」



 比奈は少し早足で、リビングから出ていくのだった。

「面白い!」

「続きが気になる!」

という方は、ブックマーク・評価・いいねしていただけると嬉しいです!


してくれたら私のやる気がupしますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ