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銀の君主  作者: ひよこ豆大佐
第1章 勇王国編
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5話 冒険者ギルド

ここって何を書けば?

 朝食を食べ終わり、騎士に案内を頼もうとしていたら……

何故かエリーゼが案内するようだ。

王族って暇なのか?


「エリーゼ、王族が案内をしなくても騎士に頼むつもりだったのだが……あ、いえ、何でもないです。お願いします」


 無言の圧で見つめてきた。聖王ともあろう者が女の圧に屈するなど……とは思わない。聖王国に居た時から屈していたからだ。ハッハッハ……ハハッ…………。


「メナスさんは森で使っていたような魔法(?)と剣を使って戦うのですか?」

「いや、無手で戦うときもあるし魔法ではなくスキルや異能を使うときもある」

「異能……?メナスさんは異能使いなのですか?それなら……登録試験も有利に」

「登録試験なんてのがあったのか」


 《聖王》を使う訳にはいかないし、試験で異能は使えそうにないな。


「私も詳しくは知らないのですが、最低限の自衛ができなければ登録はできないそうですよ」

「最低限……ね」

「着きました、こちらが王都の冒険者ギルドです」


 デカい。その一言に尽きる。

聖王国と精霊王国のギルドと比べてもかなりデカい。


「それでは中へ入りましょう」

「あぁ」


 筋骨隆々な男や盗賊のような顔付きの男、細身だがよく鍛えられてる者もいる。

他にも


「なかなか面白そうなやつもいるな……」


 飲んだくれのように見えるが、その身に纏う覇気は達人の域かそれ以上か……。


「メナスさん、右端の受付が空いてるようなのでそちらへ」

「わかった」


「冒険者ギルドへようこそ。ご依頼でしょうか、登録でしょうか」

「こちらの方の登録をお願いします」

「お名前を伺っても?」

「メナスだ」


 どうせ知られていないなら、姓は名乗らなくてもいいだろう。


「メナス様、得意な武器と得意な属性を教えていただけますか?」

「武器は主に剣を使うが、何が得意というものは無いな。一般的な武器なら何でもいい。得意な属性は水だな」

「武器は一応剣としておきますね。属性は水、と」

「それでは、このまま試験に入ってもよろしいでしょうか」

「あぁ、構わん」

「試験の説明を致します。試験官との近接戦闘を行っていただけます。制限時間は10分です。時間いっぱい耐えきるか、試験官を倒すと合格となります。耐えきれなくとも試験官が合格と判断した場合も合格となります。武器は自前の剣を使うか、ギルドに置いてある訓練用の剣でもどちらでも構いませんが、自前の剣を使った場合耐えきれなければ即失格となります。逆に、訓練用の剣で耐えきった場合は試験官の判断次第では合格となります。」

「質問がある」

「なんでしょう?」

「近接戦闘と言っていたが、魔法での直接攻撃は無しにしても強化系の魔法やスキルを使うのはどうなんだ?」

「強化系に限り、使用を認めています。魔法による直接攻撃や目眩しなどは禁止とさせていただきます。他に質問はございますか?」

「んー……異能は?」

「使えるとしても使用禁止でございます。本当に使える場合は試験終了後に申請していただければ、異能の格次第では即時ランクアップも可能です」

「なるほどね、質問は以上だ」

「それでは訓練場へご案内します」


 全ての敵に異能なんて使ってたら過剰攻撃になるから当然と言えば当然か。魔法剣は直接攻撃に入るのかな……一応やめておくか。


「グランテさん、こちらが登録希望者のメナス様です」

「おう!俺がグランテだ!登録試験の試験官をやらせてもらってる。よろしく頼むぜ!」

「メナスだ。こちらこそよろしく頼む」


 まぁまぁだな。


「さて、受付嬢から説明は受けたはずだからこのまま始めちまってもいいか?」

「ルールの確認をしたいのだが試験官を倒す場合、殺しは抜きにしてもどこまでやっていいんだ?」

「ほう……俺を倒す気でいるのか?」

「それが一番手っ取り早いだろ?それで?」

「そうだな……自前の剣を使う場合、首に当てずに寸止めで。訓練用の剣を使うならどうやっても死ぬことは無いだろうからな。気絶するか、俺が降参と言うまでやっていいぞ」

「わかった。では自前の剣でやろう。訓練用でも当てたら死ぬかもしれんからな」

「随分な自信だな……いいだろう、お前さんが自前の剣を使うなら耐えられなければ失格だ」

「それでは、審判は私が。両者準備を」

「俺はこの大剣を使うぜ」

「では、『魔剣・召喚』俺はこの刀を」

「召喚魔法か……」

「……開始しても?」


 俺とグランテが頷いたのを確認した受付嬢さんは砂時計を手に持ち。


「始め!!」


人神(ひとがみ)流抜刀術 刹那」


 抜き身で抜刀術というのもおかしいかもしれないが、

開始の合図と共に【身体強化】を使い地面を蹴り、グランテが振りかぶってる間に刀を首へ。


「そこまで!!」


 グランテは目を見開いている。受付嬢さんも驚愕している。


「勝者、メナス様!」


 便利と言ったら人神に怒られるかもしれないが、相手が1人であれば抜刀術は便利だな。


「合格、でいいんだよな?」


 グランテに目をやると引き攣った顔で。


「もちろん合格だ」


 




細かい設定とかをここに書くんですか?

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