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銀の君主  作者: ひよこ豆大佐
第1章 勇王国編
3/23

3話 混乱

1話と2話以降でサブタイトルの書き方に差がありますが、1話のときはどうしようか迷ったため

あーなりました。

 城に着いた俺たちは報告があったおかげか何事もなく中に入れた。城内を歩いていると、1つの部屋の前で止まった。


「メナス殿はこちらでお待ちください」

「了解」


 エリーゼ・フィデルラーゼ……フィデルラーゼ?

あのジジイに姓なんてあったか?名前で呼んでいたから覚えてないが、あったのかもしれないな。

結婚してたのか……俺はしてないのに……ちっ。

それにしても暇だな。国はどうなったんだろうな……精霊王が転移制限なんてしてなければすぐに飛べたのに。

考えてても仕方ないな。


 そんなことを考えながら待っていると。


「お待たせ致しました!」


 エリーゼが入ってきた、ドレス姿で。王族だもんな、そりゃそうか。その後ろから身長高めの男が入ってきた。

髭を生やしたダンディな感じだ。


「こちらが、私の父であり勇王国 勇王 ランゲルツ・フィデルラーゼです!」


 勇王 ランゲルツ……?勇王?


「そなたがメナスとやらか」

「ハッ!メナス・ハルファールと申します。失礼を承知で伺いますが、現代の勇王はマクファーレンと記憶していましたが。いつ代替わりが」

「マクファーレンとは初代様のことか?初代様が亡くなられてから150年は経っているが」


 は?150年?


「150…年ですか?あ、あの、今年は聖歴何年でしょうか」

「メナスさん、今年は聖歴973年ですよ?」


 は?はああああああああ!?!?!?


「え、え、はい?973ですか……?」

「どうされました?」


 どういうことだ?魔神に侵攻されたときは762年だったはず。ってことは200年後……未来に飛ばされたのか、200年もの間眠っていたのか。


「メナスよ、顔色が悪いが」

「メナスさん?」

「いえ、お気になさらず」

「そうか……それでは深くは聞かないで置こう」

「メナスさん、改めてお礼を。ウルフの群れから助けていただき、ありがとうございました」

「王としてではなく、父親として余からも礼を言わせてもらう。エリーゼから怪我は無かったと聞いたが、助かった」

「当然のことをしたまでです」


 ショックで放心しかけたが、今は他国の王の前、気を引き締めないとな。


「礼は王都までの道案内、とのことだが。その程度で済ませるわけには行かぬ。何か無いか?」

「それでは、質問が」

「何でもは答えられぬが、聞こう」


「200年前、魔神に侵攻された聖王国がその後どうなったのかを教えていただきたいのですが」




次回をお楽しみに!

毎日投稿できたら良いですね

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