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銀の君主  作者: ひよこ豆大佐
第1章 勇王国編
2/23

2話 王都到着

2話です!基本的に妄想しながら書いているので

主人公視点だけですが、

今後の展開次第で別の視点が出てくるかも?

 エリーゼに案内されながら森を抜け、王都の門が見えてきた。


「ところでエリーゼは姓を持っていたが、貴族なのか?」

「私は……その……」

「姫様!」

「あ……」


 ん?姫様?


「ハァハァ……姫様、森に居られたのですね」


 息切れした女騎士(?)がこちらに向かってきた。


「エリーゼは姫なのか?」

「あ……はい、私は勇王国の第3王女です…」

「姫様、そちらの男は?」

「この方は森でウルフの群れに追われているときに助けていただいた、メナスさんです」

「なるほ……ど、追われていた!?

お怪我はありませんか!?」

「大丈夫ですよ、追いつかれる前にメナスさんに」

「そうでしたか、ご無事で何よりです。メナス殿、ありがとうございました」

「気にするな、力を持つ者は手の届く範囲で他者を助ける。

それが俺の考え方だからな」


 手の届かない部分は知らんが。


「姫様ってことは敬語の方が良いのですかね?エリーゼ様?」

「や、やめてください!恩人に敬語を強制などしたくありません!」

「姫様はこう言っておられますが、公式の場では……」

「それは分かってるよ」


 そういえば、身分証……アイテムボックスの中は……。


「では、街へ行きましょう」

「ちょっと待ってくれ、身分証があるかどうかの確認をしたい」

「『アイテムボックス』中にある物を表示」


 あー…自室に置いといたかもしれんな、回復魔法は使えるがポーションの類があるのは助かる。エリクサーは数本か。

身分証が……。


「身分証……無かった……」

「それは……いえ!私の権限で何とかします!」

「な、何とかなりますよね!?シエラ?」


 女騎士の名前はシエラと言うらしい。


「そうですね……姫様の恩人である以上、何とかなりますが、念の為犯罪歴の確認だけさせていただければ」

「それだけでいいなら。ありがたい」


 門に到着した。


「この水晶に手を」


 水晶は青く光った。犯罪者の場合は赤く光り、今までにしてきた犯罪が表示される。


「問題無いようですね」

「それでは!ようこそ!シュタルガンテへ!」


「案内助かった。これから冒険者ギルドを探して身分証を作りに行くよ。次、森に行く時は気をつけr「お待ちください!」

「うを!?どうした?」

「王族として、助けていただいたにも関わらず道案内だけでお礼を済ませるわけにはいきません!ぜひ、城へ」

「いや……」

「そうですね、部下が既に報告に行きましたのでひとまず城へ行きましょう」


 ……まぁ、早く精霊界に戻りたいし城へ行けば今の聖王国の状況を教えてもらえるかもしれない……か


「分かった。城まで案内してくれ」

「はい!」


 城まで歩き始めたのだが。勇王国の王都は以前来たときから雰囲気が変わったか?しょっちゅう来ていたわけではないが……この違和感はなんだ?


「メナスさん?どうしましたか?」

「ん?」

「眉を顰めてらしたので……」

「あー、なんでもない」


 城に着いたら聞けばいいだろ。

門から一本道を真っ直ぐ歩き続けること十数分。


「着きました!ここが王城です!」





次回をお楽しみに!

明日は投稿できるか分かりませんが、

土日には必ず更新します!

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