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【完結】くじ引きで竜帝国の皇太子妃に選ばれてしまった  作者: 夕凪 瓊紗.com
竜帝陛下と盃編

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竜帝と妃たちの宴

※前半から下ネタ多めです

※オチが御見苦しいものになりますので、お食事中はご注意ください


「大体ねぇ・・・あなたは・・・基本的に鈍すぎるのよ!

冷たいだの万年仏頂面だの、ただの鈍ちん●んなんじゃないの!?

てか、シャクヤ陛下に怒られてぇ、たまに泣きべそかいてんの、

私たちが知らないとおもってんろ?」

第3妃・ユリアナはそう乱暴に吐き捨て、盃をぐいっと飲み干す。

※普段はとてもキレイな言葉遣いをしております。


「そうだそうだ!散々泣きべそかいてんのにぃ~!

しかもぉ~初対面の、自己紹介の時に、“私が竜帝だ”って言うだけで・・・

お前は名前も言えないのか~~~っ!って!」

と、第4妃・ソシエはそう言いながら、

盃に酒をつぎ、ユリアナのからになった盃にも注ぐ。


「それで?何だっけ?署名!署名に何で“竜帝”って書いてるのよ!

普通に決裁通ってるし!本名かけないのかって言ったら、

“それは半身にだけ教えるものだ”って、どこの国の定義だよっ!」

※実際はもう少しオブラートに包んで言っています


「そうそう、てか、子どもの名前決める時も、

“それじゃぁ、“第4皇子””ってそれは名前じゃねぇよっ!!」

※ソシエ妃は、普段はとてもおしとやかな女性です


「ディラン殿下の名前も、シャクヤ陛下がつけたんでしょ!?

ったく、名前くらい付けろ―――っ!てか、名前呼びなさいよ!」

と、ユリアナが竜帝に向けて盃を突き出す。


「お前たちの名なら知っている」


「おう?じゃぁ、呼んでみなさいよ」

と、ユリアナが挑発するようにお猪口ちょこを竜帝の前で揺らす。


「第3妃と第4妃」


「ちげぇっ!ユリアナでしょう!」


「ソシエ!おら、呼べ!じゃないとシャクヤ陛下に全部チクっぞ!」

※普段、ふたりはおしとやかな妃の鏡です。


「何故、シャクヤ陛下にチクる必要があるの?」


「ふふふ、シャクヤ陛下に、アンタの名前を、

下半身のアソコで呼ぶよう要求してやる!」


「それが何になる?」


「はっはっはっ!わかってないの!?それはもう、半身以下!

つまりは、下半身よっ!!

つまり・・・口利いてもらってないのと同じことよ!おーっほっほっほ!」

※ユリアナは普段はとても奥ゆかしい美人です

※ユリアナ理論には少々強引なこじつけがありますがご了承ください


「・・・」


「ほら、青ざめた、青ざめた!」

ソシエがそうあおり、

いつもは全く変わらない、美しい竜帝の顔から血の気が引いた。


「あのねぇ・・・確かにあんたはぁ、感情の起伏が少ないし、

温情くらい、るっきーが口挟まなくても向けろって思うけどぉ」

※るっきー=ルキ


「そうだ、そうだ!あのシアちゃん泣かせた元バカ王子王女?

ユリっぺが怒らなくてもちゃんと尻くらい叩けっつの!

あれはぁ、実は私がユリっぺが怒ってるよ~って、教えたげたの~」

※ユリっぺ=ユリアナ


「鈍い男ってやぁねぇ~!しかもその後、エストランディスから

招待状が来たじゃない?ディラン殿下に言ったら、

絶対反対するからシアちゃんに直接聞きに行けって言ってやったのを

誰だと思ってんのよ。しかも、台本用意して、カンペ作ってあげたの、

誰だと思ってんろ―――っ!!?ねぇ、ソシにゃ~ん」

※ソシにゃん=ソシエ

※『エルフの王国からの招待状』の竜帝陛下のセリフはまさかの完全台本収録です

※ばれないところでユリアナがカンペ出してました


「そうそう~、それにぃ~、こっそりその様子を~

カンペ係やってたユリっぺに聞いたけどぉ~、

相変わらず、ディラン殿下とメイリィちゃんの前では

わざとらしい笑みを浮かべてるのよね~!あれ、ユリっぺ、何でだったっけ!」


「あれよ!ソシにゃん。それもシャクヤ陛下に、メイリィちゃんに恐い顔とか、

無表情向けんじゃないって言われたのよ~!ディラン殿下は、

名前つけた時に!じゃぁどうすればいいかって、陛下が聞いたらぁ~」


「笑みくらい浮かべろって言われたのよねぇ~!ユリっぺ!」


「そうだ、その笑みがどれだけ嘘くさいのか、見せてみなさいよ!

シャクヤ陛下に嫌われないかどうか、見てやるから!」

ユリアナが竜帝に指を向ける。


「・・・どう?」

竜帝が浮かべた笑みに、ユリアナとソシエが固まる。


『イケメンの持ち腐れ――――っ!!!』


「・・・なんだ、それは。わからない」


「そう言うもんよ!これだからイケメンって嫌いなの!

金髪碧眼エルフだったら、何でもいいのかっての!

そりゃぁ、モニカちゃんはかわいいけどぉ~、

その中に、モニカちゃんのような女神力がないといけないの!」

※ユリアナ妃の理論には若干の強引な解釈が含まれています。


「それ、わかるわ!竜族ってイケメン多いけどぉ・・・

何でこの仏頂面が、めっちゃイケメンなのよ!

それだけでちょっと腹立つんだけど!ほら、笑顔!もう一回!」

※ソシエ妃の理論にも若干の強引な解釈が含まれます。


「・・・こうか?」


「ん~~~、何か足りないわねぇ・・・」


「ほら、わかった!あれじゃない!?ユリっぺ」


「あぁ、わかった!イルゼ殿下がディラン殿下を見て、

でれでれしている時の、あれよ!あれ!」


「・・・何のこと?」

竜帝は再び表情を戻し、首を傾げる。


「あの、竜帝陛下、お楽しみのところ、申し訳ございません」

そこへ、女官が申し訳なさそうに声を掛ける。


「何?」


「その・・・ユリアナさまとソシエさまのお飲みになっている・・・

お酒・・・なのですが、先ほどから度数がきついものを、

何瓶も開けられています・・・そろそろ、その、お声がけを・・・」


「何故?」

その、いつも通りの竜帝に、女官が困惑した表情を浮かべる。


「いいの、いいの!その仏頂面の鈍ちんまるは放っておきなさいよ!

ほら、あなたたちも給仕が終わったら、飲みなさい!

これ、あげるからぁっ!」

と、女官はユリアナに無理矢理、最高級の酒瓶を持たされ、

これ以上竜帝陛下に言ってもらちが明かないことくらいは悟っており、

酔いつぶれたとしても、ユリアナやソシエは

女官たちのせいになど決してしない妃であることは、

彼女たちも知ったので、素直に退散するしかなかったのだが、

その傍で、女官たちははらはらしながら、

彼らを見守っていた・・・。


「オラ!飲め!あーしゃん!」

と、ユリアナが盃を竜帝に突き付ける。

普通なら怒りそうなものだが、

竜帝は無表情でユリアナを見上げる。


「・・・“あーしゃん”とは、何?」


「んん・・・?ディアーシャだから、“あーしゃん”!

うん!なかなかいいネーミングセンス!私、天才!!」


「・・・それは我が半身にのみ許可した名だ。呼ぶことは許さない」


「だから、あーしゃんにしたんじゃない!」


「そうよ、あーしゃん。それにぃ、シャクヤ陛下が言ってたもーん!

どうぞ、あーしゃんをよろしくって!

あーしゃんって呼んでね~って!

何よ、シャクヤ陛下が決めたことに、逆らう気ぃ~?」

目つきの悪いソシエが竜帝に盃を押し付けながら迫る。

※シャクヤはあくまでも“ディアーシャと呼んでやってくれ”と言いました。


「そうだそうだ!私たちはシャクヤ陛下同盟に加盟してんだぞ!

妃なめんなっ!コラァ!」


「何だ、その同盟とは」


『入りたいんなら、飲みな!』

ふたりの妃は、酒瓶をどんっと竜帝の前に押し出す。


「飲めば、いいのか」


「飲んだら入れてあげる~」

「そうだそうだ、飲まなきゃあーしゃんだけ、追い出してやるからな!」


「これは()の習性であって、そのような言論は意味を成さない」


「あ‶?あーしゃん、どんだけシャクヤ陛下に怒られたよ。

怒られる度に号泣してんの知ってんだからなぁ~っ!

どんなになかよしこよしで、シャクヤ陛下同盟結んでても、

キレられて捨てられることあるんよ?」

と、上から竜帝を見降ろしてくるソシエ。


「そんなことはない」


「ありますぅ~!あの竜眼山りゅうがんざん

何で上だけそがれた形してるか知らないのぉ~?」

※竜眼山=ツェイロン王国とカロン王国の国境にある山


「そう言う形なのだろう」


「はんっ!これだから鈍ち●ぽは!

い~い?あれはね、つがいにキレられた銀竜が、

妻を追っかけようとして、妻に槍を投げられて

あの竜眼山にぶつかってできたんだよ・・・

その後、今の今まで許してもらえずぅ~

怒られるたびに号泣してすすり泣いている・・・って話よ!

だからぁ~、飲みなさい!」

※ソシエは酔っているため、言論が少々おかしくなっています


「何故、それが飲むことにつながるんだ」


「飲めばわかるわよぉ~!シャクヤ陛下に捨てられなくてぇ、すむからぁ!」


「そうだそうだ!飲めぇ!」


「今更でも、何か学ぶことがあるかもしれないじゃないっ!」


「そうだそうだ!だから飲めぇっ!!」


「・・・」

シャクヤ陛下のことを出され、引くに引けなくなった竜帝は、

次から次へとふたりの妃から差し出される盃を、

次々に飲み干していく。


―――30分後・・・


「・・・」


「やっだぁ~!ちょっとかわいくなぁい?ソシにゃ~ん!」

「本当!あーしゃんの仏頂面がぁ、ほんのり赤らんでる~!

きゃっは~っ!ユリっぺ~!これ最高~♡」


「・・・ひっく」

※竜帝は、頬を赤く染めていた。主に酒の影響で。


「てか、もう20本目!これでようやく赤くなるとか!

どんだけ鈍ちんなんじゃぁ~っ!ねぇ、ソシにゃん~」

※鈍ちんとの関連性についての科学的根拠はありません


「そうにゃぁ~!」


「・・・吐きたい」

竜帝がこぼしたひと言は、むしろ逆効果だった。


「吐け!吐け!この際だから吐けぇっ!!」

ユリアナのその大声に、見守っていた女官たちは

さすがにまずいのでは・・・と、近づこうとするが・・・


「大丈夫・・・みんなは私が守るぅっ!」

と、ソシエが彼らとソシエたちを隔てる結界を張ってしまった。

これでは、女官たちも近づけない。


「ここからは、私に任せるにゃんっ!」

と、かっこよくポーズを決めるソシエに、

女官たちはなすすべもなかった。


「さぁ、吐け!シャクヤ陛下に言われたこと~!吐いちまえっ!」


「・・・シャクヤ・・・が・・・」


「んん~?なぁに~?」

そう、甘ったるい声を出しながらも、

ユリアナは鬼のように盃に酒をつぎまくる。

※みなさんは決して真似しないようにしましょう


「・・・いつか・・・“()()”・・・呼んでもらえって」


「はああああぁぁぁぁっっ!!?

この期に及んで、“()()”呼ぶ気ぃ!?

無理よ無理!顔だけでアンタに寄ってくる女なんてぇ・・・

10秒で万年無表情のアンタに玉砕するわよ!

むしろ私なら30秒でころりと寝取れるけどね!!」

※ユリっぺは酔って言動がおかしくなっています。


「でも・・・シャクヤが・・・」


「一応聞こうじゃない・・・どこの“()()”呼ぶ気!?

名前は!言ってごらんなさいな!」


「シャクヤ・・・は・・・名前をくれた・・・ぐず・・・っ」

※竜帝、酔っています


「“()()”・・・くれた・・・けど・・・

それは・・・妃に呼んでもらえ・・・って・・・

呼んで・・・くれない・・・ぐず・・・」


「そうよ。私たちが呼ぶもんか!

そんな都合のいい女みたいに見られたら迷惑よ!」

※ユリアナは“()()”を“()()”と勘違いしています。


「ほら、名前は~?素直に吐いてごらんなさい」

と、ソシエはユリアナがついだ酒に、他の酒をミックスし、

それを流れ作業のように竜帝が飲み干していく。


「・・・アーシャ・・・」


『・・・』


「ディアーシャだから・・・アーシャって」


「何よそれ!あーしゃんであってるじゃない!」

※ユリアナは酒に酔って言動がおかしくなっています


「文句つけちゃってぇ、結局あーしゃんじゃないの!」

※ソシエも酒に酔って言動がおかしくなっています


「・・・“ん”は、いらない」


『いるわよぉっ!!!』

※ふたりは酒に酔って言動がおかしくなっています


「・・・いるの・・・か?」


『いるぅっ!!』


「・・・わ、かった」


「わかればいいのよぉ~、ほぅら、飲め!もっと飲め!」

「まだまだ終わんねぇぞ!全部吐くまではな!」

と、ユリアナとソシエが酒をミックスしながらついでいく。


「は・・・吐き・・・そう・・・」


『おうっ!吐けぇっ!!』

と、ユリアナとソシエが竜帝の背中を思いっきり叩く。


「ぐ・・・ぐぇ・・・おぇ・・・っ」


―自主規制―

※みなさんも飲み過ぎには注意してね!



メイリィ「やっぱり、私も最強の猫耳しっぽを付けてみましょうか・・・」

もふちゃん「も・・・もふぃぃっ!?」

メイリィ「冗談ですって!私は・・・もっふぃコスですよっ!もふぃっ!」(狐耳5本しっぽ)

ミフェイ「え・・・私のコスプレ・・・!?」(※狐耳しっぽ)

ディル「だから何故毎回俺とお揃いじゃないんだっ!!」(くわっ)

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