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【完結】くじ引きで竜帝国の皇太子妃に選ばれてしまった  作者: 夕凪 瓊紗.com
第5章 ディル補正計画強化週間編

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ディル補正計画(アナ編)


さて、今回はアナの番ですね。

今回のお菓子は、アナが大好きなカカオを使った

ガトーショコラをご用意しました。


アナったら、とっても幸せそうにはむはむしてくれています。

もちろん、私たち監視隊もはむはむです。


では、早速会話を聞いてみましょうか。


「この間、近衛騎士隊の訓練場へお邪魔しまして」

あぁ・・・そう言えば、行きましたねぇ。

後でディルに、男に話しかけられなかったか、

見られなかったかしつこく聞かれましたが、

見ないのは・・・さすがに無理だと思ったので、

ルゼくんとだけ話したと伝えると、

とても満足していらっしゃいました。

一体何をそんなに焦っていたのでしょう?


「ルゼくんが部下の訓練をされた後のことです」

何かありましたかね?ディルに話すようなこと・・・


「部下の方からタオルを受け取られるときに、

一瞬指が触れ合いまして・・・」

アナが、どこか赤面しながら話していますね・・・?

体調は・・・そんなに悪くなかったはずですが?


「その・・・が・・・っ!」


「そうか」

あの・・・私には何のことやらなのですが、

ディルは頷いているということは、

何か理解したのでしょうかね?

それとも、アナにも類まれなる読心術を使っていらっしゃるのですか?


「あと・・・メイリィに目を向けようとした騎士がおりまして」


「んな・・・何だと!?どいつだ!?」

いきなり、ディルの目がカッと見開きましたけど!?


「ルゼくんがすかさず・・・“俺の姉上に何か用か”と、

その騎士と熱い視線で見つめ合い、

汗をぬぐいながら・・・ぐはっ」

だから何――――っ!!?


「そうか、後でルゼのことを、褒めてやらねばな」

だから何で――――っ!!?

私、わからない!ただ、ディルがルゼくんの話を

とっても和やかムードで聞いているのだけはわかる!

そしてアナが謎の発狂を起こしそうなことだけはわかる!!

しかし・・・それは止めてはならない・・・

乙女の勘が、告げております。


「ちょうどその時、レオハルトが顔を出しまして」

そう言えば、来られましたね。

今はレオくんと呼んでいます。

未来の義弟ですし。

今ではアナとも仲良しさんですよ。

何故か“姉上”呼びを連呼していますが。

因みに、レオくんは17歳。アナも17歳。私も同い年・・・

あれ・・・?何で第2皇子のルゼくんが16歳で、

17歳のレオくんが第3皇子なんだ・・・?

そこら辺が、まだ謎ですね・・・


「メイリィを見つめようとしていた騎士がいたので、

日よけにルゼくんの隣に立たせたら・・・

何故かいい感じでルゼくんと視線を合わせて、

耳打ち話を・・・がは・・・っ」

だから、アナはどうしたの――――っ!!?


「そうか、ルゼと一緒に、レオにも褒美をやらんといけないな」

日よけになっただけですよ?

てか、皇子殿下ふたりを日よけにするのはありなんすか?


「この間、メイリィと書斎へお邪魔した時のことです」

あぁ・・・話題が変わりましたね。

そう言えば、焼き菓子を持って、お伺いしましたね。


「あぁ・・・その時は通信中ですまなかったな」

ちょうどディルは遠隔魔法で通信中でした。

魔道テレビ通信。高価なので、一般には流通しておりません。

竜帝国が、属国との通信のために、

属国の城など、要所に支給してくれるのです。

エストランディスでの竜帝陛下とのやり取りにもそちらを使い、

ことを早く進めることができたのです。

めちゃ便利です。

私は使ったことはないですけどね。


「いえ、お菓子をお預けして退出する際に・・・」

何かありましたっけ。

確か、私と目が合ったディルが、

私の方へ来ようとして、

アルダさんを始めとした、

側近の方々が尋常じゃない圧を放っていましたね。

ディルは泣く泣く通信を続けていました。

公務より、優先しないでくださいよ・・・もう。

でも、それくらいでは・・・?


「一緒に来ていたルゼくんが、

アルダの背中の辺りをお触りしていて・・・

その手つきが・・・ぐほっ」

え・・・?そんなシーンありましたか?

確か、アルダさんは今まで、

セクシーバックゾーンが無い服を着ていらっしゃったのですが、

エストランディスの件で、翼が出せるようになったので、

ディルが新調させたセクシーバックゾーン付きの服を、

ルゼくんが見せてもらっていたのは覚えていますけど・・・?


「あぁ、なかなか良いだろう?あやつもようやく首を縦に振ってな」


「・・・素晴らしかった・・・です!」(ダンッ)

そんなに、拳を撃ちつけるほど素晴らしい服・・・だったのですね?

まぁ、ディルが新調させたのだから、

きっとデザインも素材も素晴らしい服なのでしょうが。

さすがはアナ。伊達に竜帝国の公爵令嬢じゃありませんね。

遠目から見てそこまで判断できるだなんて。


その後も、他愛もない話が続いたのですが、

何故かアナが顔を赤らめ、恥ずかしそうに発狂しつつ、

ディルが感心しながら聞いている・・・と言う、

不思議な光景が繰り広げられていました。


まぁ・・・今回も・・・楽しくお話していたので・・・

合格・・・でしょうかね・・・?












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