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7話 歴史と人類制御装置と俺と

なんで、人間なんだ。


人とは一体なんなのだろうか。

人の身体は、生物学的に定義できるが、

人の精神とは、どのように決めれるのだろうか。



俺は、殺したのか?

あいつらは、人じゃなかった!

思考は支配されたように単一で、

マシンのような心のない話し方

だから、俺は破壊した。そう。破壊のつもりだった。

なんでだ、


くそう。考えてもどうしようもない。

俺はあいつらの親玉に会いに行く。

あんなものを作ったやつを殺す。つもりでいく。

そうしよう。


あれがいたら、この世界の人口は制限され続ける。

そして、生きることだけを許される家畜のような存在になっている。そんなの俺は認めない。

俺が人である限り俺は人の味方をする。


よし。行くか。


シュ


よお。親玉よ


『!!!!!!!誰だ!!』


お前こんな洞窟みたいなところでいかにも研究者ですって事してんな

おい お前なんであんなものを作った?


『あれは私が作ったんじゃない。私があくまで管理をしているだけだ。たまたま見つけ、興味で一緒にいる。』


オォ。まともに会話ができる奴がやっと出て来たじゃないか

じゃあお前はあれが何か知ってるのか?


『分からない。 ただ、あれは人間だ。』


うっ、やはりそうか

すまない。俺はあれを破壊した

機械だと思ったんだ。すまなかった。 


『勝ったのか!? あれを壊せるものが、、 お前、いや、その前に機械とはなんだ』


あっそうか、この世界では知らねーよな、

機械なんてどこにもねぇし。


いや、忘れてくれ

こっちの話だ


『そ、そうか。 じゃあ、お前は何者なんだ。

あれを殺せるやつなんかはこの世界に存在しないと思っていた。』


俺か、 剛悟

異世界から転生してきた人間だ。

なぜか、俺は少し強いらしいが、


『そうか、、それで。お前は何をしにここに来たんだ。』


あっ。そうか、殺すつもりで来たけど、どうしよう。

この世界のことでも聞いてみるか。


この世界のことについて、あれを作ってると思った

お前に聞きに来た

この世界では、人はあいつらに生かされていたのか?

何のために存在させられていたんだ?人は


『、、、、、 それにしてはすごい殺気だったが、

私も何も知らない。 ただたまたま飢えているときにここを見つけ、あれを見つけ、ここで暮らしてきた。

ここには初めてみる食料がたくさんあったからな。』


いわれてみれば、ここには本がある。

そして、そう研究所のようなビーカーや、フラスコといった科学があったのだろう痕跡がある。

あの長いテーブルの上に、あいつら5体はそれぞれ寝かされていたのか。


本見てみるか。


手に取ったそのとき

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大量の情報が流れ込んできた。

そして少し分かったことがある。

他にもある数十冊の本に手を触れて、確かめてみる。

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なるほど。。ちっ、胸糞悪い。胃がむかむかしてきやがったまた。そして、これで分かっちまった。

この世界は、一度人類が繁栄している。それはもう俺が元いた日本の世界よりもずっと進んだ近未来のレベルまで。


そしてよかった。やはりあれは人であって人ではなかった。どこまでが人であるのか難しいが、

あれは作られ、記憶を作られ、プログラムという思考を持たされていただけだった。体は人間だが、、


そしてそう。人間は人間をやはり支配した。

土地を食糧を、水分を、資源を奪うため、独占するため。勝ち上がるため。


いや、少し違うのか。支配しようとして、戦争が起き

滅びかけ、人は散り散りに暮らすようになった。


そしてそのときに、このマシンが生まれた。

人口調整プログラム  通称 ミクロ


人が反乱を起こさないレベルの

人が発展しすぎないレベルの

滅びないレベルの絶妙な人口調整を行う。

基準は人口密度とテクノロジーレベル


だから、こいつは助かってたのか。そして、理由は誰もが犯すであろう罪。生物の殺傷。


ここからは、俺と本の推測だがほぼその通りになっている。

彼らは、子供を作りすぎて、殺される事を避けるため子供を産まないようにつまりは人口を増やさないように自然と考えるようになり

また常に災害のように殺される環境にもなれるようになり、穏やかに暮らす。


つまりは適応することを予想されていたわけか。


そして、昔の人は、これが世界の平和のためだと

信じていたわけか。


俺も戦争は嫌いだ。人を殺すのなんかも嫌だ。

俺は殺すことになるなら逃げる。もうあの感触は味わいたくない。反吐が出る。


しかし、俺はこの世界の人間が人間には見えてこない。結末を知ってしまった俺は、あれは、

家畜じゃないかと思ってしまう。でもなんの家畜なんだ?

人の家畜?今は存在しない人間の家畜? 


なんなんだこの仕組みは。


分からない。


ただ、人が人を殺していい理由は無いと思いたい。

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