6話 初めての殺害
『はーっはっはっは!!!! 死ね!』
人の命は、とてつもなく軽い。
俺は急いで、飛び込んだ。
目の前で、死体の山が出来上がっていた。
おい!やめろ!!
『なんだ?お前?』 ギロッ
ギョロ、ギロッと、効果音が付きそうな程
3つ目が同時にこちらを見た。
うっ、気持ち悪い。(人だと思ってたけど、さすがにこれは無理かw)
何をしている!
『裁きだ』
この村の物は逃げ惑っている。
さっきの村とは俺への対応の違いからやはり、宗教的なものが違うみたいだな。でもやはり、ここにも、粛清は来るのか。
おまえは神か?
『そうだ』
なぜ人を殺す!
『罪人だからだ。』
やはりそうか。そしてやはり、会話に広がりがない。
一聞いたら1しか返ってこない!もう少し言葉の裏を読み取って欲しいものだ。
なぜ生物を殺すことが罪になるんだ!
人は、生き物は!生きるために、他の生き物を殺して食さなければ生きていくことが出来ないだろ!
『人が増えるからだ』
ん?理解ができん。
質問に答えろ!どういう意味だ!
あっ、ついカッとなってジャックしてしまった。
→ 曰く 人は力を持ちすぎる。そして、それは結果的に生物を、そして人自らも、制御下に置こうとすることになる。 やがて、他の生物が侵略され、数を減らし、この星のバランスが崩れる。そして更に、人は私達神をも、いつしか超えてくる。そうなる前に、人を間引き、世界のバランスを保っている。と。
なんたる理不尽か。
俺はハラワタがにえくりかえりそうだ!
意味がわかんねぇ。なんだその自己中な考え方は?
おい神。じゃあ人は何のために生まれるんだ!
結局殺されるために生まれるなら、産ませなきゃいいだろう!!!
『それは私達に関与できない。』
あー!!!クソ 会話にならねぇ!!
しかしその謎は分かった。こいつらは人じゃねぇ。
脳を見たときに、明らかに違った。
こいつらは脳じゃなく、メモリーだった。
あくまで思考をインストールされただけ。
これを作ってる奴がいやがる。どうせそいつは人なんだろ。そいつの都合のいいように、邪魔な人間を殺してるだけだろ。何が神だ!!!!
逆探知して居場所を突き止めてやる。
とりあえず、ここの皆んなは生き返らせて、
マシンは壊そう。
ブレイク
バァーーーーーーーン!!!!!
五体のマシンが木っ端微塵に吹き飛んだ。
うっ、おぇぇぇ、、、
おい待ってくれ、うっ、人?、なのか???
死体は、肉片だった。血が飛び、骨が転がり、
俺の顔には、皮膚のついた血塗れの肉が飛んできた。
うっ、、、
待ってくれ。どうなってる。
がぁあぁあぁぁぁぁ!!!!おぇぇぇぇぇぇ!!!!
俺の思考は、止まりかけていた。
俺は人を殺したのか?、、、、