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5話 パロルの村とその隣の村

おい!大丈夫か!お前!!


人の死というのは、こんなにも簡単に訪れていいものなのだろうか。

そして、人の死を人によって決められても良いのだろうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おい!

くそ!だめだ、もう息もしてねぇ。

くそ、


あっ!そうか!蘇生させよう。


リバイブ


『えっ?、、、、』

『ここは、? 俺、死んだはずじゃ?』


俺が蘇生させた


『えっ?何言ってるの?』


あれ、言葉が通じてないのか?

まぁ、そりゃそうか。


『復活をさせた!?どうやって!俺に何をした!』


あっ、そっちね。


リバイブを使ったんだ


『リバイブ??何だそれは』


あれ、やっぱ知らないのか。

でも、そうか、だからこの世界はこんなにも荒んでるんだな。誰もしっかりと能力を使えないみたいだ。


復活の魔法だ


『そんなのは知らない!』


これじゃ、繰り返しだな。


知らないと言われても俺は使える

そして、お前。まずは助けてもらったらお礼ぐらい言ったらどうだ?


『....』


かっちーん。

無視ですか、あーそうですか。


てかお前はなんで自分が悪いって言ったんだ??


『....』


よし、自白させよう。


ブレインウォッチ


『おい!なにをしてる!』


ん?何かって?俺は今君の脳を覗きこんでるんだ。

なんで、何も言わずに死んだか気になってたんだよ。

あれ絶対お前やってないでしょだって。


パロルの脳内

→ 俺は疑われた。なぜ疑われたのかはわからない。

でも、この町のルールだ。みんなに責められたら俺は死ぬしかない。仕方ない。これが俺の運命だ。

あぁ、最後に娘に会いたかったな。今は家で待ってるだろうか。あぁ、


ん?おい。この町はそうなってんのか!?

随分と立派な民主主義だな!んでもって、もしかしてあいつら、殺すのなんか誰でも良かったんじゃねぇか?Bが怪しいな。あいつの意図か?誰も、証拠を探したりしなかった。なんでなんだ?


なぁ、お前がやったっていう証拠があったのか?


『なんだ証拠ってのは』


???????


は?

お前何言ってるんだ? お前が銅像を壊したっていう誰もが分かる、確信を持てるものだよ!


『そんなのはない。皆が決めたことだ』


あーー!!!!うぜぇ!会話が成り立たねぇ!

Bを連れてこよう。いや!村長でもいい!どっちか近くにいねぇか!


あっいた!よし。召喚


おいあんた!


B『なっなんだよ、!そんなビビらせるな!!

  というかなんで俺はここにいる!』


うるさい方が来たか。


バロる『えっ!今度は何をしたんだ!びずが急に!』


びずっていうのか。


おいびず! だまれ


びずの脳内

→ 私は今日も良いことをした!皆をまとめて、

  銅像を壊した犯人を裁いたぞ! 

証拠はあったのか?

→ 証拠とはなんだね? あいつが近くにいた、だから殺したんだ!1番怪しいだろう!

あの時パロルとやらは、居なかったぞ?

→ それは知らん!私が駆けつけた時にいたのはあいつだったんだ!


おい、殺意が湧いてきたぞ。殺して良いか?こいつ。


『ひっ!火!! 

 なんだお前! 俺を殺すつもりか!!

 その手の上の炎はなんだ!!』


いかんいかん。調子が狂う。

まともに一人一人に聞いても無駄だな。

町全体に一度に聞こう。見ようがただしいか。まぁいい。


→ブレインウォッチ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

流石にすごい情報量だな。

とにかくわかった。  一言で言おう。

この町の連中は村長は少しマシだが、


みんな!    バカだ!!!!!!


誰も、考えることをしらねぇ。

あいつが悪いって言ったから悪い。

あいつのせいな気がするからあいつ!

なんとなく!


こんなのばっかだ!

村長だけやさしかったのは、彼は殺すことが好きじゃなかっただけだ。そして更に、パロルが自分の子供だからだ。それだけ。

みすみす、殺しを見逃しやがった。

なんでだ!意味がわからねぇ!


『おいお前!何か言え!』


もう付き合ってるの疲れたな。

他の町に行こう。空を飛べば隣町まですぐだからな。

こいつは無視だ。


『飛んだ、、、』

皆口をぽかんと空けていた。






シュタ!  到着!!

そしてしくった。風圧で、周りの家が壊れちまった!


やべぇ!


おいどうすんだーこれ、

『きゃー!』

『誰だ、!!、!なんだ!何が起きてる!』

『あいつが!あいつが飛んできて!飛んできて? 、、、  い、家を壊したんだ!!』

『あいつか! お前!こっちに来い!』


やべー、これはあかんよなぁ。くそう、直したら

許してくれるか?よしそうしよう。


『『『!!!!!!』』』

『何が起きた! なぬっ!建物が治った!』


『これは!!神様だ!神様!!!!』


そこら中の村人たちに頭を下げられた、

なんなんだこれは。そうなおおげさな。でもそうか、

俺すごい強いらしいもんな、、、


おもてをあげよ


『...』


あっあのー、顔あげてください


『...』


ん、なんかおかしいな、


あのー


『ぐすっ、』『ぐすっ、』


!!!!!!!!!!!!

泣いてる!?泣いてるだと!!?まじか、

引くわー、10人ぐらいに一斉に泣かれると怖いんだけど。


よし会話にならないしまた見るか。


→ もう死ぬのね私達。 あぁ、終わりだ。今日が最後か、まぁ神様に終わらせてもらえるのなら、まだ良かったのかもしれないな。 


ん?なんだこいつら。なんで死ぬと思ってるんだ?


→曰く 神様が訪れた時、罪あるものを裁く。


ん?こいつらみんな罪人なのか?いやなわけないしな、、


→曰く、 人間は生物を殺して生きている。そしてそれこそが、最大の悪であり、罪である。


なぬ!!そんなことが!いい心がけではあるが、、

それはそれは、日々辛くないか、、

そして俺が来ちゃったから、その罰を受け入れないといけないのか。 みんな抵抗としようとしないんだな。潔いというか、諦めてるというか。

もう少し、パロルもそうだったけど、命に執着心なんかは無いのかね。まぁ、一声かけてあげよう。


俺は誰も殺さない!

皆の罪は理解した。しかしそれは仕方のないこと!

人は生きるために生物を糧としなければならない!

それが定めであり、そこに罪などは無い!!


『『あぁ!神様のお言葉だ!!! そうか!

    生物を殺すことは悪く無いのか!』』


うんうん。みんな考えを改めてくれたみたいだ。

ん?おい今目つきが変わった奴がいたけど平気か?

まぁいいか。


『神様!!私が村長の、ハゲるでございます。

  この度は、裁きで無いのなら、何故こちらへ?』


ん?こいつらなんか慣れてるな。


よく神様ってのはくるもんなのか?


『何をいうんですか!? 神様が最も知っているはずでしょう!』


知らないって言っていいんだろうか?

まぁいいか。


いや、俺は知らない!


『なんと!!  そうなのですね。

  して、何故きたのでしょうか? お言葉を授けにきていただいたのですか?』


うん、そうだ


『そうでしたか!! それでは一同承りました!』


なんか、めっちゃスムーズだな。

何もひっかからないのか?でもこれだと俺がよくわからんな。


→ブレインウォッチ

神はよく来るらしい。

 しかし、こんなケースは初めてらしい。いつもは、来てそうそう、誰か殺して消えていくらしい。

対応ができたのは、言い伝えによるものらしい。

神様の対応は、リーダーがするもの。そして、神は何か目的があって来ている。そして全てを受け入れなければならない。


なるほど。彼はリーダーとして、俺の目的が、よくわからなかったから、聞いたのか。偉いな。怖かったろうに。いやでも、怖くないのか、死にたくないとかないんだろうし。


でも、神様って奴らなんなんだ?

見た目は普通の人っぽいけど、何も喋らず殺すだけ殺して去っていくのか、、意味がわからんな。


そして気づいた。

おい、誰も喋んねーのか!俺の喋り待ちか!?

律儀だなこいつら!


あっあの、何しててもいいですよ

ほんととくになにもないんで、ごじゆうにどうぞ、


!!!!!!

あっ、  みんな、何事もなかったかのように

去っていった。 なんだったんだ。意味がわからん。


にしてもこの世界は、おかしなやつばっかりだな。

どうしようか、俺は。他の町も見てみて、情報収集を続けるか?


!!!!!!!!!!!!

魔法を感じるな。誰だ?行ってみるか。

って、おい、さっきの村かよ。くそう。

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