4話 新しい世界の町
俺は地球に良く似た星を知っている。
そう、この星。 惑星 アースである。
俺はこの世界を育てることを。
そして! 『救うことを決めた。』
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俺は起きた。
人類を見た。そう。見るからに人だった。
頭があり、鼻があり、口があり、耳があり
首があり、体がある。
たまに、足が長かったり、首が長かったり、
口がなかったり、腕が多かったり、エラがあったりとなんか違うかな?という部分もあったのだが、
たぶん人間だった。そう。人間だったのだ。
そして俺が起きたその街も、街だった。
俺が寝る前まで、こんなのは明らかに無かった。
でも、街が出来ていた。
あーでも、イメージ的には町かな。街よりちっちゃいイメージ!
お店が両サイドにあって、道があって、入り口があって、俺を中心にそれが広がってる。円形の町。
ん?俺なんで真ん中にいんの?
周りを見渡そうとしてみた。
!!!!!!!!
動けない。
なんでだろ、自分に対して感知をしてみた。
あっ、
俺は銅像になっていた。
どういう原理かは知らないが俺は化石化していたようだが、その周りを綺麗に掘って、俺の顔をある程度上手に型取った彫刻となっていた。
解説を読んでみる。
『良く出来すぎてて誰が作ったのか分からない彫刻』
んー、そんなにこれ、良く出来てるかな、
結構荒い気がするんだけどな。
そして、考える。 俺、どうしよう。
とりあえず壊す?たぶん感じからして、
この石の中から出れるんだよな。
でも、出たとして、、
パターン1
周りの人A きゃぁー!!!石像が動いた!!
B おい!やばいぞ!なんだ!! 村長をヨンデコイ!
と、パニックが起こる。
パターン2
A あっあの、えっ、あつ、あの、どうしたんだろ、
B やめときなさい!みちゃだめよ
と、無視される
パターン3
勇者様だ!!!勇者様が復活になられたぞ!!!
うん。これは無いな。
まぁ大丈夫か。認識阻害でも掛けて移動しよう。
でもどこに行こうかな。
まずは、町をぶらぶらとしてみるか、
よっ!と
ピキっ!パキパキ!ピキッ!!
よし割れた。
A あっ!石像が!!!!
B 誰だ!!誰の仕業だ!!!!お前か!
C 違います!!私はただの通りすがりです!!
D あいつがやってました!!
悟 違う!俺じゃない!
E 違う俺じゃない!
あっ後ろのやつか、焦ったぁー、
B じゃあ誰がやったんだ!!
俺は逃げるとするか。
目についた道は進んで行く。
F おい、なんか石像が壊されたらしいぞ!
ちょっと見に行こうぜ!
G まじか、壊したやつ終わったな。なんでったって、あれを壊したんだ。
ん、俺の彫刻そんなヤバかったのかな?
とにかく俺は村を回ってみた。
うん。つまんない!
気づいてたはいたさ!中心から端っこが見えるくらい小さな村だったんだ!全部の道をじっくり見ても、2時間あったら多いくらいだ!くそう!
しかも、店にあるのは、雑草とこんぼうと、汲んできた水?って水!あとは、先が尖った石とか!!
なんなんだあれは!!
服も、ただの毛皮じゃねぇか!
通りで臭いわけだ。この村が臭い理由は獣臭だったみたいだな。てか、みんな風呂入ってんのか?
我慢できないほどじゃないが、この村出てこうかな。
家もよく見たら、全部掘立小屋だ。
たまにうまく石を積んで作ってる家があったから
あれが偉い奴が住んでいる家なんだろうか。
そこから人が出てきた。
B 村長!!大変です!石像が壊されていました!
村長 なんだと、!誰の仕業だ!
B あいつです!
悟 俺じゃないって!!
M 、、、、、、
村長『パロル、どうしてこんな事をしたんだ。』
、、、、、、
B なんとか言ったらどうなんだ!!
なぁ!みんな!こいつを打ち首に賛成なやつはいるか!!!
、、、、、、
『パロルや、何かいったらどうかね、このままでは』
パロル 良いんです。俺はどんな罰も受けます。
『パロル、、、』
B 自白したぞ!!!こいつがやったんだ!
さぁ、心の準備はいいか!!!パロル!
時が止まったかの様に、何事もないかの様に
俺の目の前で首が落ちた。
気付いたら、落ちていた。
思考が追いつかない。
えっ、、、、、
彼は切られた。あいつが持ってた斧みたいな武器でなんの躊躇いもなく斬られた。いや、断たれた。
ザクッと。気持ち悪い音をたてて、首が断たれた。
そして、鈍い音とともに、落ちた。
あぁぁあがぁあああああああ!!!!!!!
俺は絶叫した。