2話 俺は最強すぎた。
:世界というのは意外と簡単に作れるんだな、
ドラゴンの爪が俺に襲いかかってきた。
俺は、手のひらをドラゴンに向けてとにかく防御のの態勢に入った。
けど、ドラゴンの爪がまだ来ない?・・・
俺はそんな感想を抱いて、ドラゴンを見た。
時が止まっていた。
そんなバナナ。俺は、能力を使ったらしい。
ヘブンズタイムだ。指パッチンしてないのにな。
まぁそれはいいか。時間が止まっている様だった。
そしてもちろん俺も止まっていた。
えっと、やばくねこれ、
やっと混乱してきたぞ、、どうすりゃいいんだ。
よし、落ち着け俺、まずは状況整理だ。
前方1メートル、ドラゴンの爪。
俺たち、時間止まってる。だから動けない。
時間をまた動かしても、避けれない。
俺、死んだ?
うーん、詰みじゃねこれ。
そんな時俺は、閃いた様に思い出した?
思い出したという感じが1番正しいんじゃないかな?
とにかく!
俺は最強だった。
肉体は朽ちず、滅びず、死なない。
技も沢山使える様だった。
そして冷静になったからか、気づいた。
時止まってるから時間はいくらでもあるもんね。
俺は、異世界に転生したらしい。
この体は誰のものなのか分からないが、剛悟というらしい。俺のゲームのハンドルネームと一緒なんて気の合うやつだなぁ!
元の名前だったのだろうか?
俺の意思が反映されて名付けられたのだろうか?
まぁいいや。
とにかくドラゴンだ。
周りの状況を確認しよう。として、周りを視界に入る範囲で見てみた。目も動かないからなぁ、、
そして、俺は驚いた。
『)/!;&,’k!!!???』 喋れないんだった。
俺はもう一度驚いた
周りにも同じドラゴンがいた。それも、たくさん。
目に入るだけで、数え切れないほどの量。
奥にもたくさんいる。ちょっとまて、これはやばくないか。
感知を使ってみた。
周りに人はいない様だ。でも、ドラゴンがえげつない数いる。てか、この世界、ドラゴンしか居ないじゃん。えっ?俺ドラゴンじゃないよね?
俺の手を見てみた。(感知して見た)
ふぅ、人の手だぁ、、良かった。
………
良かったのか?まぁいいか。
俺は、1番やばそうな技
『終焉の業火』はやめておいて
次に強そうな
『ファイヤーボール』を使うことにした。
なんでこの二個しか火の技無いんだろうか。
『ファイヤーボール!!!』
と詠唱をしようとした。が、喋れないんだった。
よし時間を動かそうと思った時、ふとまてよ、
ファイヤーボール!!とか言ってる時間あるのかな?
と思った時。
世界が火の海になっていた。