表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/94

4階層攻略開始

20180219 更新1回目

―――――――――――――――


 〇オリジナルスキル:一匹狼ロンリーウルフ レベル1


  効果時間は15分。

  対象に対する自身の全能力値が10倍。

  発動状態は獲得経験値量10倍。

  効果発動時にレベルアップした際、マジックポイントとスキルポイントの獲得量10倍。

  1度の使用で24時間のクールタイムが必要となる。


―――――――――――――――




         ↓





―――――――――――――――


 〇オリジナルスキル:一匹狼ロンリーウルフ レベル2


  効果時間は10分。

  対象に対する自身の全能力値が30倍。

  発動状態は獲得経験値量20倍。

  効果発動時にレベルアップした際、マジックポイントとスキルポイントの獲得量10倍。

  1度の使用で24時間のクールタイムが必要となる。


―――――――――――――――




 俺は強化された一匹狼ロンリーウルフの効果を確認した。

 使用時の効果は大幅に上がっているが、効果時間が短くなっている。

 まさかとは思うが、レベルが上がれば上がるほど効果時間が短くなるなんてデメリットはないだろうな?

 これに関しては、後日Fに確認する必要があるだろう。


「他に先生に聞きたいことはあるか~い?

 ないなら先生は、退散させてもらうのだ!」


 担任の言葉に、誰も口を開くものはない。


「OK! じゃあ先生は行くね~!

 あと、宮真くんがボス討伐した際の残りポイントはちゃ~んと振り込んであるからね! それと、4階層も1番で攻略できたら特別ボーナスを出していい許可が下りたから、みんな頑張ってね~」


 それだけ伝えて担任は慌ただしく消えていった。

 教室の中は一気に静まった。

 誰も声を上げるものはいない。

 皆、勇希の言葉を待っているのだろう。


「大翔くん、ポイントはいくつ振り込まれた?」


「900ポイントだ」


「さっきの100ポイントはちゃんと引かれてるんだね。

 担任がもしルールを破った場合……どうなるんだろう?」


 後半のセリフは俺に向けたものではなく、独り言のようだった。


「どうする? ポイントは勇希に譲渡するか?」


「ううん。大翔くんが持っていて。

 ダンジョン内では、私よりもキミが生き残る可能性の方が高いから」


 勇希に言われて気付いた。

 個人ポイントは所持している人間が死んだ場合、完全に消えてしまう可能性が高い。

 ……だからこそ、ボスを倒せるだけの力のある生徒に、特別ポイントが渡されているのか?


「よし! みんな4階層の攻略を始めよう!

 各チーム、決められたルールを守って行動してね」


 勇希の言葉が合図となり、4階層攻略がスタートした。




          ※




 ダンジョン内を俺たちは進んでいく。

 1組は全部で5つのパーティが存在する。

 前回の会議で、俺たちは第1パーティという扱いになった。

 そして表向き、第1パーティはダンジョンの攻略を最優先することになっている。

 裏では羅刹の排除に動くわけだが……。


『4組が3階層を攻略しました。』


『3組が3階層を攻略しました。』


 これで全てのクラスが、3階層の攻略を完了させた事になる。

 だが、今のは少し気になるな。


「……ねぇ、宮真くん。

 今のってほぼ同時に通知があったよね?」


 どうやら三枝も俺と同じことを気にしたらしい。


「ああ、タイミングがほぼ同時だったよな」


「もしかしたら、協力してるのかもしれないね」


 勇希が言った。

 だが、それは難しいのではないだろうか?


「ボクが下位クラスだったら、他の下位クラスと協力しようとは思わないけどな……」


「俺も同意見だ。

 下位クラスは少しでもポイントが欲しいわけだからな」


「どっちが先にゴールするかで、トラブルになりそうだよな」


 担任から、最下位はペナルティがあるとも聞いてる。

 その状況で協力する可能性は低いだろう。

 この辺りは、もし3組、4組の生徒と話す機会があれば話を聞いてみたいが……。


「まぁ、そのことを考えていても仕方ないよ。

 今は扉を探しつつ、扇原さんたちと合流するか、羅刹くんたちを見つけよう。

 その間に何かわかるかもしれないからね」


 俺たちは勇希の言葉に頷く。

 そして最も気配が多い地点を目指して進んでいく。

 その間、


「あ……宝箱だ」


 通路のド真ん中に宝箱が置かれていた。

 どう考えても怪しい。

 が、罠察知の反応はない。


「早速、開けてみようぜ!」


 野島は迷うことなく開こうとした。

 が、全く開く気配はない。


「鑑定スキルを使ってみるね」


 三枝が宝箱を鑑定する。


『宝箱には鍵が掛かっています。

 この鍵はボスモンスターがドロップします。

 破壊は不可能です』


 という情報だったようだ。


「鍵が必要な宝箱って初めてだっけ?」


「何かいいアイテムが入ってるのかな?」


「……ほんとに壊せねえのか?」


 野島がバンバンと宝箱を叩く。

 だが壊れる気配はない。


「無理だろうな」


 以前、木製の宝箱の鍵を壊したことがあったが、あの時は破壊不可能という情報はなかった。

 システムが不可能だと言うのならまず無理だろう。

 勿論、余程裏をかくような事が出来れば別だが、何らかのスキル、もしくはシステム通知のまま鍵が必要になるに違いない。


「ボスを倒せば鍵が手に入るなら丁度いいな。

 このポイントを覚えておこう」


 マッピングスキルはこんな時も便利だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらが書籍版です。
『ダンジョン・スクールデスゲーム』
もしよろしければ、ご一読ください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ