カンスト
【キャラ設定】
川井 遥花♀ Lv14
年齢:15歳
武器:杖
異世界(日本)からの転生者
一人称は、私
あぁー昨日は凄く重い空気で別れたな…
「ハロハロ!おっはよー!いい早朝だね!」
「何だよ朝っぱらから。神らしくしろよ!」
「そんなに怒んなくてもいいじゃないっすか〜今日は特殊能力の説明してあげようと思ったのになぁ〜そんな事言うなら止めよかな〜」
と、ふざけながら言う自称神。マジでウザい…
「教えてほしい?」
「…うん」
「どーしよかな?教えてようかな?止めよかな?」
「いいから言えよ!めんどくさいな!」
「やーい!怒った〜!まぁ教えるから怒んなって、ね?」
謝る気なしかよ…
「お前につけた能力はザックリ言えば反射だ、と思う。ただし反射できるのは物理攻撃のみ!魔法は無理だね!」
凄く楽しそうに聞こえるのだが気のせいか…というより思うの部分が気になる。
「でもそれじゃ魔法で即死じゃねぇか!」
「だね!そこら辺ファイト!気合いで乗り切れ!」
「気合いでなんとかなるなら魔王討伐に苦労しねぇよ!」
「それもそっか!じゃードンマイ!」
「なら空飛べた方が絶対良かった…」
この世界では冒険者が空を飛ぶことは珍しくない。スキルポイントで簡単に取得できるからだ。しかし俺はレベルが上がらない。だから空中戦の時一緒に戦えないのだ。
「無理っす!ただでさえ特殊能力付けただけでもヤバイのにそれ以上与えたら他の神に怒られるよ〜」
あぁ…ま、不平等だもんな…
「はぁ…頑張ってみるよ。」
「でも、装備するだけで飛べるアイテムが発売されつつあるらしいからそのうち飛べるさ!」
「ほぅいつになるか分かったもんじゃないな。」
「取り敢えずギルド行って来るわ。」
「行ってらっしゃ〜い!」
「あ、カインさん。聞いてください!新たにパーティに入りたいって人が来たんですよ!」
「おぉー本当に!?」
「それも驚かないでくださいね。レベルが100なんです!カンストですよ!?」
「す、凄い!…ん?いや待てよ…なぁ遥花なんでそんな奴がウチに?」
「言われてみればそうですね…」
「初めまして。ウチの名前はキリンと言います。」
見た感じ年齢は15、6ぐらい長い銀髪の似合う女の子だった。武器は片手直剣なのだろう。
「あの〜なんで俺たちのパーティに?」
「…それには深い訳が…」
聞かない方が良かったかな…?
「すみません。言いにくいなら大丈夫ですよ。これから頑張っていきましょう!」
「はい!」
新たなパーティメンバーを加えて初めてのクエストを受けることにした。
【スケルトンの討伐×10体★★★☆☆】
報酬金30000ゴールド(G)
「難し過ぎですかね?」
初心者の俺たちが受けていいクエなのだろうか?
「任せてください!私これでもLv100なんで!」
「そ、そうですね!頑張りましょう!」
「それではウチの実力を見せてあげます!」
一体のスケルトンに向かって行くキリン。
「そりゃ!」miss「これはどーだ!」miss
あ、あれ?多分このスケルトンレベルは20程度のはずなのに…なんで当たらないんだ?
「…すみません…ウチレベルは高いんですが…その命中率がとても低くて…」
「……あ、あのどーやってそこまでレベルを上げてきたんですか?」
「突進です。」
「…ん?」
「突進です!」
「……」
「だから突進ですって!」
「聞こえてるよ!どーいう意味かを聞いてるんだよ!」
「もぅ…ちゃんと言ってくださいよ〜、ウチとても足が速くてそれを使ってタックルでモンスターを倒してました。」
「…あぁーそ、そうだったんですね…」
「カイン、どうします?とても頼もしい戦力にはなってくれそうですが…」
困ったな…でも100レベまで到達できる程の力がある訳だし…
「やっぱりウチみたいなのは無理ですよね…」
「そんなことないですよ。これからも一緒に頑張りましょう!」
「で、でも…」
「今はそれよりもこのスケルトンを倒しましょう」
「…は、はい」
バキッ!その音はキリンが突進し、スケルトンを木に叩きつけて、スケルトンの骨を折る音だった。
…す、凄い…
「それでウチはこのままパーティに残って良いのでしょうか?」
「はい。俺だって訳ありですから。」
「訳あり?」
〜事情説明〜
「…反射能力とチート武器…」
「ね、ねぇカイン私反射能力のこと聞いてないんですけど?」
「あぁ今日突如発生した能力だからね」
「「…はっ!?」」
こうして俺のパーティに新たなメンバーが加わった。
新たなメンバーが加わりました。
次回は残りのスケルトンを処理してからですね。






