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次の日
朝早く起きると私は目を疑った。
私は制服で寝てしまったのだ。
しかも、風呂に入らず、歯も磨かずに。
「おはよう」
「な、何?」
メリーゴーランドのように頭の中がぐるぐるしている。それで突然後ろから声をかけられた。
「なんで剣斗くんがいるの?」
「昨日、あんたが帰らせてくれなかったからだろ」
ぐしゃぐしゃになった頭の中が全て解かれ、私は全て思い出した。真っ赤になってる私を見て剣斗はバックを持って立ち上がった。
「返事はいつでもいいから」
「待って」
走って玄関に向かう剣斗を呼び止め、私は剣斗のネクタイを引っ張り、キスをした。
「いってらっしゃい」




