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イチャイチャなんて御免だ
リビングで勉強をしてる三人に対して、私は晩御飯の準備を始めた。
「何を作ろうかな」
「俺はハンバーグがいい」
私の肩に頭を乗っけて、耳元で囁く。横を見ると剣斗がいた。
「琴乃の作ったハンバーグ旨いから」
「じゃ、ハンバーグにしようかな」
冷蔵庫から、材料を取り出すと剣斗は腕捲りをして、手を洗い始めた。
「勉強しなくていいの?」
「彼女だけに作らせる訳にいかないだろ」
「あ、ありがとう」
手際よく野菜を切り始めて、いつもよりも早く進む。
好きな人と作れることはきっと幸せな事なんだなと思い、剣斗を見た。
「俺の顔に何かついてる?」
「剣斗くんの口の下に胡麻がついてる」
「それほくろだよ!」
他愛もない会話をして、料理は完成。お皿を並べて、食べ始めると、私のハンバーグは少し形が変なことに気づいた。
「変な形」
「ハートって、意外と難しくてさ」
ふーんと頷き、ナイフでハートの真ん中を切る。
切る度に剣斗は悲鳴をあげた。
「何すんだよ!」
「ハートとか重い」
と言い、ハンバーグを口に運ぶ。




