三話 行動
「良し行け、建」
「おう…」
建太がドアを開けた……そして新たな物語は始まって行くのだった………
・・・・
「で?何のようだぁあ?(怒)」
「ヒィィィ‥す、すみませんでした」
「何がすみませんでしただ。何しに来たのかと聞いてんだ(怒)」
「ヒィィィ!」
今起きていることを話そう。建とお話しているのが模型部部長、渡部 翔。なぜ怒っているかと言うとあの時……
ガラガラガラー
「失礼しまーす
「あ”ぁああああ!!!!」
ん?どうした?
「あっあのー」
「てってめぇ…」
「えっ?何?」
あっ‥ヤバい。
俺は密かに健太から離れた…
「どうかしました?」
「………」
「建…あばよ…」
「えっ?」
「糞やろうがぁあ!」
「えっァガッグワッ……」
渡部が健太に跳び蹴りを喰らわせた。
「…………」
チィーン
あっ…佐藤さん…どこからそんなものを……ナイスっす。
「ふっ、まったく災難だったわ」
あの人の蹴り凄いな…
「おい建、生きてるか?」
「…………」
「駄目だ、死んでる」
「勝手に死なすなよ!」
「ぅお、生きてた」
「生きてちゃ悪いか」
意外としぶとい奴…
「おい、てめぇら…」
あ……ヤバいかな‥
「何‥でしょう」
建ガチガチだな…
「てめぇらの名前なんだ?」
あっ、普通。
「森下武です」
「ぃ‥石山健太です」
「俺は渡部翔だ」
この人が部長かぁ…建頑張れよ。
「で、何しに来た?」
俺は無実を証明しよう。
「俺は健太の付き添いです。用があるのは健太の方です」
「そうか。で、学校一の変態がなんよだ?」
「酷い…」
建、事実のことだ。どんまい。
「えっと…「その前に中は入れ」…はい」
「立ち話もなんだし、そこに座れや」
「はい」
健太が椅子に座った…一方武は…
「へぇ~佐藤さんってお城とか造ってるんだ」
「はい、そうですよ」
佐藤美紀と、お話中であった。
「さっさと要件を述べろよ」
「ぁ…あの…」
「………」
「あのですね…」
「………」
「えぇ~とですね……」
「さっさと喋れや(怒)」
「ひっ……」
結局のところ健太が上手く用件を出せずに渡部がキレてしまった。
そして冒頭に移る。
「で?何のようだぁあ?(怒)」
「ヒィィィ‥す、すみませんでした」
「何がすみませんでしただ。何しに来たのかと聞いてんだ(怒)」
「ヒィィィ!」
「はぁ…もう怒らんから正直に言ってみん?」
「はい…俺、模型部に入りたくて…」
「はあ!?」
「お願いします。俺を模型部に入れて下さい!」
「はぁまあ、いいだろう(雑用でもさせるか)」
「ありがとうございます!」
あっちの方は終わったか。
「それでは佐藤さん、俺はこれで」
「はい、また来て下さい」
「おう‥「またれぃ」‥何でしょうか渡部さん?」
「お前もいらねぇか?」
……面倒だな~。
「考えておきます。」
「そうか…また来いや」
「はい。それでは」
俺は部屋を出ていく。建を置いて…
つづく………