バレンタイン(うい&奏&桐原)
こんにちは、最近だいぶ暖かくなってきましたね~
そのおかげかヒートテックを二枚重ねしなくてすんでます。 おかげで昼寝をしちゃって考えが浮かばない(泣)
はぁ、まだ冬だな~。
雪那からチョコを貰い帰り道、白い息を吐きながらふと思う。
家には香奈姉がいるらしく明かりがついていた。
「香奈姉~開けてけれ~」
インターホンを押しながら適当に呼ぶ。
「ああ、ちょっと待っててね」
ふうやっと入れる…
あれ?中から鍵の開く音どころか香奈姉の動く音すら無いんだけど。寒っ
5分後、
「ごめんごめん、うい君用チョコ作っててなかなか手が離せなくて」
「か、香奈姉ありがとう」
香奈姉からのチョコだと…食べたら死ねる(幸せ過ぎて)
「まあ、それはさておき今日、雪那からチョコを貰ったから今から食べようよ。晩御飯まで時間もあるし」
「うん、私も食べてみたい。開けてみて」
ラッピングを開けると2人分にちょうど良いサイズのハート型のブラウニーが入っていた。
「何故ハート型?」
「全く鈍感なんだからちょっとは察してあげなさいよ」
香奈姉が小声でぼそりと何かを言った。
「何か言った?」
「なんでもないよ。早く食べようよ」
一口食べるとしっとりして程良い甘さが口に広がりとてもおいしかった。
「流石雪那だな。明日お礼言っとかなきゃな」
うい家は今日も平和である。
バレンタイン(奏side)
私、奏はとても今困っています。バレンタイン2日前なのですがクラスの友達、ゆっきー、うい君に何を作るか全く決めていないのです。以前作ったものでいいきもするの良いけどうい君を気絶させる威力のお菓子はもうあまり作りたくありません。
よってアニメでやっていたお菓子をうい君用に今作っています。
「はぁ、うい君チョコ喜んでくれるのかな?」
喜ばないことはないと思うけどうい君、あんまり嘘つかないから少し怖い。
「はぁ~」
そして再度部屋中に響くため息をつく。
学校でうまくいくのって大変だな~。
クラスでも良いグループに入れて楽しいのだがたまに一色さんがやり過ぎちゃうから一緒にいたくないこともある。
ゆっきーと彩菜はどちらもプライドが高いからほぼ仲良く出来ない。プラスアルファ、ゆっきーは大体のことをこなせるからなおのこと彩菜は好きになれないらしい。
意外と問題の多いクラスだな~。修学旅行と体育祭、球技大会が不安だよ。
球技大会はテストが終わった後くらいなので1ヶ月後くらいにはあるはずだ。体育会系の男子には見せ場として人気だけどうい君が不安だな~
「あっ やっと焼けた」
今回は渾身の力作、チョコチップクッキーを作った。
「喜んでくれると良いなぁ」
渡すシュミレーションだけで頭がいっぱいになる。
まあ当日に頑張ろう。
2日後…
今日はバレンタインである。
女子はリュックの他に今日だけ手提げを持ってきて各自作ったチョコを男子や女子友達に渡している。
ところがなかなかうい君が来ない。
「ああ楠木、残念だが倉崎は今日休みだぞ風邪ひいたらしい」
音葉先生は私に小さく耳打ちしていった。
「別にうい君を待ってた訳じゃないです」
「流石倉崎先輩、体弱いですね」
「わっ、愛ちゃんなんでここに?」
いきなり音葉先生と私の後ろに現れた。
「君は一年生か 若いって良いなぁ」
音葉先生はぶつぶつ良いながら職員室に消えていった。
「愛ちゃんってあだ名とても恥ずかしいのですが」
「似合ってるし可愛いよ」
そう言うと顔を赤くして
「嬉しいですけど私にそう言う百合的な性癖は無いですよ」
「私もないよ!」
朝一番のツッコミがこれだった。「まあ冗談はさておき、今日倉崎先輩の家にお見舞いに行きませんか?チョコも渡したいですし」
「ああ、私は良いよ。あっ ちょっとゆっきー」
近くまでゆっきーを呼びにいくと気がついた。
「どうしたの奏さん」
「今日うい君の家にお見舞いに行くんだけどゆっきーも行かない?」
「行きましょうか。総司君はおいていきましょう。邪魔になりそうだし」
地獄耳なのか少し離れたところでなんか悶えてる。
「じゃあ、放課後各自倉崎先輩の家で」
そんなことがあり今はうい君の目の前で2人きりで看病しています。
「奏、他の人は?」
「もう少ししたら来るよ」
「うい君、ちょっと体温計るね」
そう言って私はうい君の額に自分の額をつける。
「お、おい奏なにして」
「まだ熱あるね。だから落ち着いて」
2人きりの魔力って怖い。消極的な私がこんなことをするなんて自分でも驚きです。
「奏先輩、開けて下さい」
愛ちゃんが来た。
「倉崎先輩、大丈夫ですか?チョコ作って来たんですけどどうすれば…」
「あ、愛ちゃん、私リビングに持ってっとくよ」
これ以上いたら火照ってしまいそうで名乗り出た。
でもうい君の額にさわっちゃった。思い出すだけで熱くなる。少しうい君の風邪に感謝だね。
(桐原side)
今、私は倉崎先輩と初めての2人きりです。以前の図書館は平塚先輩がいたのでノーカウントです。「おう、桐原元気そうだな。羨ましいよ」
「そうですか?私は元気な倉崎先輩がいないと寂しいです。普段のあれが元気かは知りませんけど」
普段からあまり目つきが良くないですし。眠そうな顔してる。
「倉崎先輩、1つお願いをして良いですか?」
「今の俺、又は元気になった俺に出来ることならな」
「私のことを愛奈って呼んで貰えますか?」言っちゃった。
「それはいいけど何で自分で言って顔赤くしてるんだ」
「な、なんでも無いです」
私はいきなり楠木先輩のいるリビングに向かって走ってしまった。駄目だな~私




