転校生!
長かったから今日はもう無理だね
また今度、お会いしましょう。
その日は学校へ行くと普段以上に教室が騒がしかった。早速机に突っ伏して男子の会話を聞いていると、どうやらこのクラスに転校生が来るらしい。俺の盗聴スキル最強だなww。
しばらくして先生が入ってくる。となりに茶色がかかった長い髪の清楚な女子が入ってきた。
超ストライクゾーンなんですけど。なになにいよいよ、俺の日常がラノベになるの?
「楠木 奏です。よろしくお願いします。」その瞬間、目が合い笑顔を向けられる。ドクンドクン
べ、別にどきどきしてなんかいないんだからね。
おっとキャラが崩れかけてしまった。気を付けよう。
「楠木の席はえっと倉、倉崎の隣で」先生が楠木奏に言う。100%俺の名前忘れてたでしょ。生徒の名前忘れるなよ。
と脳内でツッコミを入れていると楠木が隣の席へ来る。男子からの厳しい厳しい視線を感じるが気のせいだろう。俺の野生の勘が危険だと警報をならしていた。 「倉崎君だったよね 改めてよろしくね」 「よ、よろしくね」 姉さんのお陰で少ししか噛まずにすんだ。楠木の笑顔が眩しい。太陽光発電とかに利用したら全世界のエネルギーを軽く供給出来ちゃうでしょ
4時間目終了のチャイムが鳴る。これほど給食が楽しみだと思ったことはない。 ちなみに授業中の会話などからある程度情報をゲットしている。ナイス俺。
楠木奏
茶色の髪は地毛で顔立ちも中の上から上の下くらい。この学校だとかなり良いくらいだろう。しばらく話していたが実はアニメが結構好きらしい。ラノベのブックカバーを間違えてとってしまった時に言われた。前は東京のお嬢様校に居たそうだ。それと此処は千葉県の微妙な所だから都会に憧れを抱いてしまいつつあるがラブコメだと田舎の方が良かったりするので少し嬉しい
閑話休題なんだかんだ3人目の友人が出来た。1人目は疫病神の総司、2人目はいずれ紹介しよう。
おっと給食の準備をしておかなければ
そして給食
うん、可愛い人を見ながらの食事は上手い。ときどき目が合い照れている楠木。そしてもじもじする。ちょっとエロチックだが目の保養だ。 そして頼むからそういう誤解するようなことをしないで欲しい。
血迷ったら何をするか分からない俺が。 「また口元動いてるよ。 大体残念なこと言ってたんだろう。」総司が話しかけてくる。総司は俺の至福の時を邪魔するが得意だ。
「そうだったの?」楠木がキョトンと首を捻る。なにそれ可愛い。もう一回やって
「いやいや、冗談厳しいよ 総司。」この笑顔を傷付ける訳にはいかない。机の下から総司の足を蹴る。一瞬苦痛に顔を歪めたが目でアイコンタクトをして総司に訴えかけた。
・話合わせろ
ギアスがあったら使ってやりたい。この瞬間に
「ああ、冗談冗談」俺の願いに気付き話を合わせる。なんとか助かった。
「ところでさ、今度3人でこないだオープンしたショッピングモール行かない?」必死に話題を逸らす。必死に話題を逸らす。そのせいで総司まで誘ってしまった。デートフラグが台無しだな。頭の中で我が策士が笑っている。
「私は全然良いよ」 即答でOKを頂いた。あとは総司…断れ~断れ~
必死にテレパシーを送る。「ああ、別に良いよ」OKされてしまいました。だがこれでめげる程弱くない。「楠木、メールアドレス教えてくれないか?連絡とりたいし。」決まった。楠木奏のメアドを意地でも手に入れてみせる。「え、メアド?別に良いよ ちょっと待ってて
はい どうぞ」丁寧にピンクのメモ帳に書いてくれた。
帰って姉さんに見つからない場所に張っておこう。
「うい、俺のも」余計な紙くずまで貰ってしまった。まあ奏ちゃんのメアドを手に入れたし週末が楽しみだ。
そんなこともあり帰り道。「私、家こっちなので」
「ああ、うん 分かった。また明日ね」 笑顔で手を振ってくれている。
ラノベならここでヒロインが家に来たりなどのイベントがつきものだが家には母親がいる。つまり、今日家に親帰って来ないからと言うラノベの台詞は1人暮らしをするまで言えないであろう。
そして、気分斜めで家に帰る。
姉さんが玄関で待っていた。「おかえり♪お疲れ様。ご飯にする?私にする?それとも わ、た、し、?」うん。流石、我が家ちょっと痛い子なのかな? けど超可愛い 香奈 可愛いだからかないいっていうの良いんじゃないだろうか?
「姉さんで、じゃなかった。ご飯で」
多分一度姉さんに甘えてしまうと歯止めがきかなくなってしまう気がする。
「あらあら残念 うふふ」ちょっと小悪魔要素も入ってるらしい。
「それとういに言っておくけどしばらく母さんが帰ってこないわよ」
「なんで?」意味が分からない
「父さんの所に遊びに行った。トーゴって国だった気がするよ」
はあ、そうですか。




