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ういういの残念?な日常  作者: 詠い(うたい)
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料理対決当日

次のは学校などの関係で3日以内の投稿としか言えません。

m(_ _)m

料理教える日当日、桐原と奏を待っているがとても不安だ。

雪那の家で集合なため雪那は自宅待機。行き方は奏が知っているそうだ。

「ごめん、遅くなって」と走り桐原の手を引きながら俺の方へ向かってくる。

「大丈夫大丈夫、俺も今来たところだから。雪那待たせちゃ悪いし早く行こうぜ」

言っちまったぜ。俺の言ってみたいセリフランキング上位。 俺も今来たところ

本来デートの時に使うがまあ気にしなくて良いだろ。

「けど待ち合わせする意味ないと思うけどね。だって今学校の前でしょ?徒歩5分で着くよ」

今雪那が同じ学校にいる理由が分かった。

歩きたくないからだ。

「まあ、みんなで行った方がバラバラで行くより迷惑になりませんし良いんじゃないですか?」

「所で質問何だがその服は最悪汚れても大丈夫なのか?」

奏は何か英語の入ったTシャツにピンクのパーカー、下はショートパンツで来ていた。

桐原は耳当てに茶色のダッフルコートにチェックの少し短いスカートだった。

「2人ともまだ1月なのになんでそんなに寒そうな格好を?桐原とか上下の寒暖さ凄いと思うぞ」

すると2人揃って

「オシャレには寒さは関係無いんです!」と豪語された。

「分かった。取り敢えず行こうか?寒いし」


本当に数分歩いたら木戸という標札が見えた。

インターホンを押しながら奏はインターホンに向かって奏だよ~って言っている。

余談だけどインターホンをピンポンと呼んでしまうのは何でなんだろう?インターホンダッシュと言いづらいからかな

「うい君、早くきなよ」

俺がぶつぶつ言ってる間に奏と桐原が雪那の家に入っていた。

「いらっしゃい」

エプロン姿の雪那が出て来た。感想一言目(結婚したい)

仕事前に癒されたいよ。将来。

「ふんっ」

奏が俺の踵を思いっきり踏みつけた。

「俺が何をした!俺に非はない」

「雪那先輩、そのエプロン似合ってますね すごく可愛いです」

エプロンはワンポイントの小鳥の刺繍がされていて他は黄緑色といった落ち着いたデザインだった。



「とりあえず、クッキーの方が簡単だからクッキーから作ろう」

「作り方は?うい君覚えてるの?」

奏はもう怒ってないようだ。

「はっはっは 甘いな奏。俺はこの日の為にクックパッドのレシピを印刷してきたのだよ」

メガネをかちゃりと掛け直したいがメガネを掛けていないため中指が額を直撃する。何やってんだろ俺。

「うい君なにをしているの?早くやりましょう」

「倉崎先輩、私はどうすればいいですか?」

「俺が片方を教えたりしてる間、もう片方を失敗しないように見ててほしい」

クスッと笑い桐原は了解ですと言った。

「じゃあ、まず砂糖と小麦粉をここに書いてあるグラムに合わせてくれ」 先にレシピに目を通していた雪那が少し早く合わせ終える。

「次は卵を溶くから卵割ってくれ1人2個。桐原は雪那を見ていてくれ」

「は~い、じゃあ奏さんをお願いします」奏の方へ行くと早速卵を持ち、どう割れば良いか悩んでいた。

「さすがに学校の調理実習でやっただろ。つか今まで良く大丈夫だったな」

奏は苦笑いしながらしょぼーんとしてしまった。

「分かった分かった。一回やってみせるからやってみ」

奏が持っていた卵を受け取り軽く台所の角に当てひびをつけ一気に中を開き受け皿に入れる。

「おー パチパチ」

なんか奏にバカにされた気分だ。

「まず卵を添える感じで持ってみ。ちょっと手触るぞ」

軽く持たせるために手を添える。

すると奏が小さく何かを言った。

「ごにょごにょ(なんでこんな鈍感なのにたまに乙女心揺らすようなことするの?)」

「おーい奏、卵持つ手震えてるけど大丈夫か?」とりあえず綺麗に割ることが出来た。卵の殻が多少入っていたがまあしょうがない。

「倉崎先輩、一応次の段階を雪那先輩に教えておきました」

「ああ、ありがとう。次ってことは確か混ぜる…ヤバい」

確か混ぜる段階で一気に全部入れるとかなり大変になる。

「雪那大丈夫か!」

「えっ何がかしら?」

まだ混ぜ初めていなかった。セーフ

「1つ訂正があるんだ。分量通りに入れるのは確かなんだが一気に入れちゃ駄目らしい。何度かに分けないと良く混ざらない。

「分かったわ。ありがと」と言って混ぜだした。

「あっ、奏にまだ言ってな―」

ドサッ

何か手遅れくれの音がした。

「奏、まだ諦めるな。混ぜろひたすら」

どこで失敗したか分からず困惑する奏だがその後しばらく、思いっきり混ぜた。

数分後オーブンの準備が出来、奏の見た目が少し残念なクッキー生地と見た目は普通な生地がオーブンへ入っていった。

焼いている最中…

「せっかくですし二回目はだれが一番上手く作れるか勝負しませんか?」

何故と思ったが面白そうだし黙っていよう。

「私はまだ自信が無いけど」雪那は積極的ではないが

「私はやる。ゆっきーに負けないように頑張るんだから」さっきミスった奴の方がやる気あるってどうなってんだよ!普通逆だろ。

「じゃあ、今回は私も参加しますね。味見役は倉崎先輩で」

「はぁ、俺も勝負に出ようと思っていたのに」

なんだかんだ普段罵倒される分挽回したかった。


そして一回目のクッキーが焼きあがった。

見た目からして雪那が圧勝だが

「見た目で判断するのは良くないよな。うん、死なないかな?」

黒く、触ると少し粉の落ちるクッキー。

「桐原、これは少し不味くないか主にこの試食をし始めてる空気が」

奏に聞こえないよう小声で話す。

「すいません。私が注意しそびれたから。この部屋が地獄絵図になったらごめんなさい」

どこまでひどいと思ってんだよ

「まあ外見で判断しては行けない」

1枚クッキーを手に取り口に放り込む。舌に当たった直後凄いいきなり喉が乾いてきた。クッキーがパサパサ過ぎる。つか粉っぽい。

俺の視線に気付いたのは同じく奏のクッキーを食べ水を飲んでいた雪那だった。

アイコンタクトで必死に言葉を送る。

(み、水を下さい。く、口が、ぱ、パサパサする)

雪那は自分のコップに水を半分くらいまで入れて持ってきた。

雪那さんまじ天使…このコップを使っても怒られないだろうか?さっき、思いっきり雪那が使ってたけど。

今は命を優先するしかない。

「はあ、生き返った。雪那、ありがとう。このクッキーは劇薬かなんか入ってた気がする」

「えっ そんなにひどかった?」

自覚症状がない奏は自分のクッキーをまじまじと見つめる。

「味は大丈、水ください」

口に放り込んだ直後予想通りの反応だった。

「ああもう、じゃあ第二弾行ってみよ~」

あのクッキーを作ったやつが一番盛り上がるのは問題だと思う。

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