不思議な家族
長かったぜ
家に帰ってきた。
母の軽いおかえりを聞き流し、自室へ急ぐ。「おかえり♪」 背中に柔らかい感触がする。「ただいま所で姉さんはいま何をしているの」はしたない駄肉が当たってる駄肉。中学生の男子を殺せるなこの姉は…
紹介しておこう
俺の姉、倉崎香奈だ。天然で何故か俺のことが好きのような発言が多いがきっとスキンシップなのだろう。
実際、俺のストレスのかなりがこの人の笑顔で無くなっている。 閑話休題
「今日は早かったね。部活は?」
「ああ、部長Aじゃなかった。えっと上何とか君が早くあがって良いって言ってたから」
「そうだったんだ
良かった。これでういとたくさんいられるね♪」何この生き物。反則過ぎるだろう。俺の鋼の自制心が揺らぎかけちまったぜ。
「で、なんで姉さんは俺の部屋にまで入ってくるの? 反則だよ」普通にクッションの上に姉さんが座っていた。いつの間に?
「反則?反則かは知らないけど。ここにいてういと話していたいからいるだけだよ」こんなことを可愛い姉に言われ追い出せるのはBL好きかロリコンくらいだろう。俺はどちらでも無く夕飯までの一時間、理性を保ちつつトランプをするという苦行に何とか耐えきった。今なら修行僧なんか余裕な気がする。今俺は最強、過去の黒歴史暴かれたりしない限り30分は無敵である。
「ご飯出来たわよ 早く降りてきなさい」 そして急いで階段を下りた。香奈姉が抱きついてるけど。
それを見た母は「私に変わって」と目が訴えかけていた。 すまないな母さん。目で返すと通じたらしい悲しそうにしていた。こうしてみるとかなり変わっていると思う。どうしてこんな可愛い姉が生まれたのだろう。自分は遺伝だな。変だと思うし。14年越しの真実を知ってしまった。
「そう言えば父さんから絵はがき来てたわよ」そう言って差し出したのは、太陽の降り注ぐブルキナファソの小さな村だった。転勤で各地を転々としているとは聞いたが何の仕事をしているんだ。自分の父は?
というよりかは会社が凄い、何でそんな所に支店があるんだ?
俺には一つだけ謎が残った。




