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ういういの残念?な日常  作者: 詠い(うたい)
22/57

楠木ハッピーバースデー

1日の休暇大変楽しかったです。また今日から頑張りますのでお願いします。

楠木の誕生日パーティー当日

「なあ、ういうい」誰か後ろから声を掛けてきた。呼び方から予想がつくため。余計に振り返りたくない。

こここそ俺の特技の一つ

「あ、俺のこと呼んでたの?」を発動すべきだ。

「あ、俺のこと呼んでたの?」とは誰か他人から声を掛けられめんどくさくて逃げたいとき一度だけ使用可能な技である。この技の難しい所はいかに名前を呼ばれても気付かないフリを出来るかが問題だ。今こそ使うべき

「お~い ういうい、誰と話してるんだ?」しまった!解説に夢中で肩を掴まれてしまった。まあ人生諦めも肝心だな

「あ、総司いたの」

「さっきから呼んでいたであろう。なのに貴様は変な1人言をぶつぶつ言いながら歩いていたのだよ」畜生、非が俺にあると分かっていてもコイツは腹が立つ。

「で、用件は?俺今から楠木の誕生日パーティーに雪那に誘われてるんだけど」一瞬、雪那って単語で総司がビクっとしたが気のせいだろう。気のせいだと思いたい。

「た、誕生日パーティーだと。それは実在するのか?都市伝説だと思ってた」まあ、あっても総司が誘われないのは当たり前だと思う。だって総司だよ!(面倒になるから呼ばない方が良いよ)ってなる。流石、雪那を渋らせただけはある。

「でういうい、なぜ我は誘われないのだ?」今日の一人称は我かよ。お前は誰だよ。

「お前のこと忘れてたんじゃない。又は呼びたくなかったんじゃない」確実に俺は後者だと思うが頭には(もしかしてだけどもしかしてだけど)と言う某お笑い芸人のフレーズが流れる。総司に限ってそれはないな、うん。

「まあ、いいや。用がないなら俺もう行くわ」が、行こうとするとどこのゾンビだと聞きたくなるような表情で足をつかまれた。

「おいていかないでういえモン。わ、我もパーティーとやらに興じてみたいのだ」素直にこいつはパーティーに行きたいと言えないのか?

「え~やだ」俺は即座に断った。だって姉さんが来るのにこんなのがきたらペースが崩れちゃうだろ

「そこをなんとか。OKしてくれないと足を離さないよ」引きずるか 重いけど

「そっか」引きずるが全く離れない。

「じゃあ雪那に電話して聞くわ」またビクっとした。やっぱり気のせいじゃなかった。電話をし何コールかすると雪那はでた。

「なにをしてるの

早く来なさい」いきなり怒られた。

「いや、しょうがないだろ、足に総司がくっついてて」これまでの経緯を出来る限り簡潔にして説明をした。総司という単語を聞く度に雪那が溜め息をしていた。よっぽどめんどくさくて嫌なんだろうな。俺もやだ。

「今楠木さんにもOKをもらったわ。私からの条件はあなたがちゃんと総司君の面倒を見ることよ」俺は捨て犬を拾ってきた子供の気分になった。

俺は即座に断った

「やだ」足を総司がまた引っ張る。だだをこねてる子どもにしか見えない。腹立たしいなこいつ。

「わかったよ。しょうがない。今から行くから待ってろ」 昨日メールで送られてきた地図を見ながら楠木家を目指す。地図通りならここを直線で…

なんか遠くで楠木らしき人が手を振ってる。

近づくとやはり楠木だった。人懐っこいやつだな。

「ゆっきー、倉崎君と総司君がきたよ」ゆっきー?そう呼ばれ頭を抱えながら出てきたのは雪那だった。よく楠木は雪那にあだ名なんかつけたな。せめて2つ名ならいけるくらいなのに。学校の美しき氷の女王みたいな


「あのゆっきーって呼ぶのやめてくれない」楠木に問いかける雪那

「似合ってるじゃん」満面の笑みで楠木が返す。すると隣で総司が

「なあ、ういうい意外と百合とは良いものだな」と言っていた。いつも以上に総司が壊れた。

「じゃあ、入って寒いでしょ」

促されるままに入る。意外と楠木の部屋は整頓されていてイメージよりピンク色が少なかった。「やっほー先に来ちゃったよ うい」この笑顔は何より素晴らしいな。

「香奈姉はなんでそんなに早いんだ?」疑問を聞くと秘密と返された。

「総司君もひさしぶり」総司にも笑顔で問いかける。俺は総司の脇腹をやや強く小突きながら(もはや肘うち)で目で「姉さんに手を出すな」と言った。

通じたのか少し顔を歪めながら首を縦に振った。よし、香奈姉の心配はなくなった。

「楠木ちゃんとは昔の知り合いだったよ ういは覚えてなかったの?」笑いながら香奈姉は俺に聞く。香奈姉はあまり記憶が俺に無いのを知らない。心配性の母が言わなかった。

「ごめん 昔のことはあんまり…」すると楠木が

「まあ違うクラスだったししょうがないよね」笑顔で言ってきた。トップカーストなはずなのに俺なんかに優しいなんておかしいぞ。何故だろう。

隣で香奈姉がなんかを言っていたが小声だったため何を言ったかは聞こえなかった。 多分ういは駄目だねって言ったのだろうがなんて意味だったのかは分からない。なんだったんだろう。


「まあ、まだ時間もあるしゲームでもしない?トランプかウノか人生ゲーム修羅バージョンかモノポリー」おい、人生ゲームの修羅バージョンとはなんだ。キツいことしか書いてないてきなやつか?

「あっせっかくだし罰ゲームもつけましょう」雪那が恐ろしいことを言い出した。トランプかウノだとカイジみたいなずるするからやだな。

「人生ゲーム修羅バージョンにしよう」いきなり総司が言いやがった。あいつ修羅の意味知ってんのか?

「わかったわ。人生をゲームにするなんて酷いと思うけれど」雪那さんがとてもマイナスな愚痴を言う。持ち主で内容を知っているからか楠木もやや表情が暗い。姉さんはいつもどおり元気いっぱいだった。

「一位がなんかみんなに命令出来る権利で」恐ろしいことを言ったよ。香奈姉が。総司はそれを聞いてニヤニヤしている。

香奈姉を守るため一位になると決意する俺だった。

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