総司のXday
今俺は、普段より一時間早く登校している。何故かと言うとある細工をみるためだ。
人の心を持たない腐れ女王(雪那)が総司にありもしないことを吹き込んでしまうかも知れないからだ。
誤解が生まれてしまったら困るため今に至る。
総司の机を探すと手紙が入っている。総司君へ
あなたの秘密にしていることを放課後図書準備室で言いなさい
このことを他言したら罰ゲームが待っていますよ
雪那
なんと恐ろしい手紙だ。早くしまおう、総司の机の中に
後は自分の机で寝るだけ。
ガラガラ、
ドアの開く音がした。そこにいたのは驚いた顔している雪那だった。
「朝来るの早いんだな。というか手紙怖いわ。何驚いた顔してんの」
「あなたがこんなに早く学校に来るのに驚いただけよ。地球が無くなるんじゃないかしら」
朝から酷く毒舌だな~。まあいつも通りだけど。
「で、朝早く何をしていたの?どうせロクでもないことだと思うけど」
言いたくないが言ってしまった方が良いだろう。詮索されるのも嫌だし。
「昨日、お前が言っていたことを確認しに朝から頑張ってんだよ、おかげで恐ろしい物をみた。」
それからラブレターのことを話す。 以前一度だけ雪那は総司に会っている。というよりかは雪那に会おうとしていた俺についてきたというのが正しい表現だろう。一応雪那はかなりの美人なイメージがあり総司は会いたかったらしい。ちなみにその綺麗さゆえにファンクラブが学校入学当初あった。何故か一週間たらずで会員がゼロになった。というより雪那があの手この手で潰したらしい。恐ろしいにも限度ってもんがあるわ。
確か雪那も総司に会ったときは今まで見たことのないくらい疲れた顔だった気がする。
「はぁ、いつもクラスが騒がしくて頭が痛いわ」
雪那が頭を抱えて言った。
「それが学校ってもんだろ」
「それもそうね」と少し微笑みながら自分の席へ向かう雪那の横顔はとてもきれいだった。
授業前、
「ういぃぃー
なんだこの手紙は、ういの差し金だろう」総司のくせに今日は冴えてるな!
「それがどうした?」眠いから早く自分の席に戻れ
「自分の席に戻れはないだろう。我が輩は放課後、雪那ちゃんに殺されるかも知れないんだぞ」
ヤバい、最近治ったと思ってたのに心の声が出てしまっていた。気をつけよう
「安心しろ 雪那は法を犯さないはずだから」
「そういう問題じゃなーい」総司がクラス中に響く声を上げる。雪那が鬱陶しくような態度をとり睨んでくる。
(そいつを静かにさせて(怒))
目がそう言っている。つかその目で黙らせろよ 案外かっこいいから受けるかも
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り響き、他の生徒と話していた人は自分の席に戻る。総司もあきらめた表情をしとぼとぼと席へ戻っていった。
夜、ういの自室
あれ携帯がなってる珍しい。
ゲームの着メロがなっていた。携帯とかネットつなげるだけで充分だしメールしないし(しないと言うよりする相手がいない)
総司君があなたに隠していた事は服のコーディネートをあなたのお姉さんに頼んだことですって。 雪那
といったメールだった。取りあえず総司への恨みゲージが上がったな。
着メロうるさいな、マナーモードにしとこう。明日も学校があったため寝ようとするとメールがきた。珍しいな1日に2件も
そういえば言い忘れていたけれど、総司君がなかなか口を割らなかったから精神攻撃をしたわ
1日2日は辛く当たらないようにした方がいいわよ(笑)
雪那
メール怖いんだけど、目が覚めちまったじゃねえか。
総司は大変だったんだな
数日は総司に優しくしてやろうと思う俺だった。




