山崎の章(初夜)
前の話にでていた山崎の好きな人。それは以外にも山崎の仕事場の奴だった。
味曽路、それは全国的に有名なしゃぶしゃぶやである。
ここで一人の少年が働いていた。
その少年の名前は吉村貎この仕事場で二年働いているベテランである。
ガチャ、カチャ、カチャ・・・。
『ふーっ、やっと今日の仕事おわった〜。
』吉村はそう言うとせっせと着替えるために厨房を出ていく。
そして、着替えおわり後は帰るだけなのに、こそこそと店内を確認している。
『フー、今日は大丈夫やな〜』吉村は何かすごく、安心して帰ろうとしたその時、後ろから声がした『よしむらくぅん!』その声の招待は山崎有危。
これが俺がさっき、逃げていた悩みの種だ。
『今から帰るとこ?僕もなんだ〜。
偶然だねぇ〜、あ〜偶然だ〜。
偶然・・・』ワザとらしい。
こいつは始め客として店によく来店をしていた。
しかも毎日のように。
そして吉村が作るのに負担のなさそうな、料理を毎日注文していた。
そのウチに山崎は、吉村の帰る時間帯にあわせて、飯を食べにくるようになり、今では同じ職場で働くハメになった。
『(なんってこった!まさかこいつと帰るハメになろうとは!)』吉村はショボショボと山崎のバイクの後ろにのせられる。
山崎は吉村を心配(?)して言った。
『危ないから、もっとくっついて!』おまえが一番危ないって!っと吉村は思いながらひっつく。
山崎、吉村と密着すると初めてエロビデオを見たときと同じぐらいの興奮を覚えた。
そう・・・、山崎は吉村が好きだった!たとえかなわぬ恋だとしても、山崎は吉村を愛し続けるのぞ!などと山崎は考えながらバイクを走らす。
少し走っていると吉村が『はぁ、ハラへった〜』とボソっとつぶやいた。
山崎は耳をぴくっと反応さした!こんなチャンス逃すわけにはいかない。
山崎は即座にマクドナルドの前にバイクを止めた。
『マクドでいいよね?』山崎は自身まんまんで聞いた。
吉村はこんな脂っこい物はいやだったんだが、あまりにもハラが減っていたので、うなずいた。山崎はこの中で告白する気だった。
頑張れ山崎!付き合え山崎!おまえがゲイの頂点だ!