プロローグ
どうも、黒猫と銃声です。
小説家になろうでは初作品になりますな。
よろしくです(ペコ
「―――何でお前が生きてんだよ・・・」
・・・うるさい
「あの子を返して!!ねぇ!返してよぉ!!!」
うるさいうるさい
「人殺し・・・人殺し!!!」
うるさいうるさいうるさい
「お前なんか・・・死ねばいいのに!!!!」
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!
暗い闇の中・・・
俺の頭の中にいくつもの声がこだまして消える・・・
俺は頭を抱え、その声を消し去ろうとする。
でも・・・
「お前は生きてちゃいけないんだよ・・・」
声は消えない・・・
うわあああああああああぁああぁぁぁぁああああああああ亜阿吾娃蛙唖娃!!!!!!!!!!!!!
俺一人の声が、何もない空間に飲み込まれる・・・・
「ごめんなさい・・・」
俺はみっともなく許しを請う。
でも、それを聞き入れる相手はいない。
俺の中の声は、どんどん激しく俺を罵る。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
俺の目から、一粒のしずくが、暗闇に落ち、はじけた。
瞬間、俺の中の声がぴたりと止み、目の前に光が差し込む。
「君は、生きていていいんだよ・・・」
光の中から手がさしのべられる。
俺は涙をぬぐい、その手を取る。
その瞬間、世界が白に包まれた・・・