リアクション機能がリニューアルされた!~正直言って「誰得?」な変更だなぁと思ってたけど、結果は「効果絶大!!」だったんじゃないかと思ってる~
皆さんこんにちは。エッセイ大好き! 鶴舞麟太郎です。
2025年1月。今まで【イイね!】一択だったリアクション機能が変更され、【イイね!】に加えて【爆笑】【感動】など、4種類の意思表示が出来るようになりました。
before
↓
after
加えて、これまでは作者にしか見ることのできなかった【イイね!】の数が読者にも見られるようになるなど、いくつかの変更がなされています。
それなりに大きな変更で、メンテナンスにかかった時間もそれなりでしたので、エッセイジャンルでも反応されている方が多くいらっしゃいました。しかし、今まで見た限りでは、肯定的な論調は少ないようです。
実際、【イイね!】がいくら増えようと、ポイントやPVには反映されませんから、作者にとってもあまりメリットは無いように感じます。
それどころか、今までシークレットだった【イイね!】の数が公開されてしまいますから、【イイね!】の多寡が読者にバレてしまいますし、評価のようにそれを拒否することも出来ません。さらに、感動的な話と考えて書いた作品に【爆笑】のリアクションを使われるとか、嫌がらせの手段とされる可能性も否定できず、「リスクを感じるだけ」と考える方が多かったようです。
しかし、お待ちください。運営さんがどこまで意図していたかのは不明ですが、この変更、『なろう』全体にとって、かなり有意義だったと考えられるのです。
皆さんは、【イイね!】機能の変更以降、とある動きがあったのを御存知でしょうか?
実はTwitter(X)で話題にしている人がいたのですが、リニューアル以降、日間総合ランキングにハイファンタジーの連載作品が目立つようになったのです。
これは、総合ランキングだけではありません。筆者(鶴舞)の出没している歴史ジャンルでも、日間ランキングの変化は顕著でした。
リニューアル前までは、100pt超程度で1位が取れていたのに、リニューアル以降は500pt程度が必要となっています。また、日間の表紙に入るにも100pt程度では厳しい状況になっているのです。
これまでも、有力な短編作品や新作連載が複数投稿されたり、人気作が完結したり、書籍化のニュースが入ったり、といった際には、このような反応が見られることもありました。しかし、今回、ポイントが入っていたのは、ほとんどが名作ではありますが以前から連載中の作品で、なぜ急に伸び始めたのか、私には良く分かりませんでした。
前述のTwitter(X)の方は、「リアクション数がランキングに反映される仕組みになったのでは?」という予想を立てていました。
一瞬「なるほど!」と思った私ですが、ちょっと考えてみて、すぐに疑問を抱きました。
なぜなら、そのような大きな変更なら公式から通知があるはずですし、仮にバグでも、何らかの通知がないことは考えられないからです。
では、今『なろう』に起こっていることの原因は何か?
それは、↓ここだと思います。
ちなみに、先ほども触れましたが、今まではこうでした。↓
「評価の上にあったイイねボタンが下に降りただけじゃね?」
こう思った方もいらっしゃるかもしれません。実際そうなんですけど()
でも、よく見てください。今までは目立たない淡色だったイイねボタンが、目立つ黄色の顔文字になりましたよね?
そうすると、どうしても↓こっちが目立ってきませんか?
そうなんです。目立つ色でリアクションボタンを配置したことにより、自ずと自分が【評価してない】ってことが、(読者自身に)強調されるようになったんです。
※ちなみに作品を評価すると、↓こうなります。
リアクションをするに値しない作品なら、評価をすることもないでしょう。
が、リアクションに値する作品なら、評価してもよいと考える人も多いと思います。
今までは、目立たないことから評価をしなかった(orしていないことに気付かなかった)。それが、目立つ顔文字で視線を誘導することで、評価を促す効果があったのではないか?
私は以上のように考えました。
これが事実だとしたら、今回のリニューアルは、運営さんの一大ファインプレーだと思います。
特に、【異世界恋愛】以外の、ポイントを中々付けてくれない読者に、自発的に評価行動を促したのだとすれば、その効果は驚異的ですらありました。しかも、「評価しましょう」って呼びかけをしたわけでもないのですから。
※ちなみに【異世界恋愛】ジャンルについては、リニューアルによる効果はほとんど無かったようです。これは、『普段からきちんと評価している読者が多い』ということだと思います。読者層の良さ(?)がうかがえますね。羨ましい!
否定的な見解も出ていますので、この後リアクション機能がどうなるのかはわかりません。しかし、異世界恋愛一強が続いていた日間総合ランキングに一石を投じたというだけで、私は価値があったと思うのです。
追記:
今回はリアクションの変更に焦点を絞って論じましたが、広告の位置が変更になったことも評価が増えた大きな要因だと思います。
ただ、連載作品の評価が伸びて、短編はあまり変化が無いことから考えると、広告の位置変更だけが要因とは考えられず、筆を執りました。御指摘ありがとうございました。
なお、今回書いた内容は、あくまで状況から見た私の予想ですので、実際には誤っているかもしれません。
ですから、調べる能力と意欲のある方は、ぜひ調べて反論をしてください。
その際には、感想欄で触れるのではなく、ぜひ1本その事に関するエッセイを投稿してほしいと思います。
私のエッセイを読む人の、しかも感想欄まで読みに来る人は非常に限定的です。書く内容が200字以上ならば、1本エッセイを仕立てた方、あなたの『正しい』意見を、より多くの人に届けられると思うのです。
私は、2022年5月以降、投稿された全ての短編エッセイに目を通していますので、あなたの意見にも必ず目を通しにいきます。ただ、それでは不安な場合や、連載エッセイの一部として投稿された場合には、感想欄に「反論書いたぞ!コノヤロウ!!」とでも足跡を残していただければ幸いです。
※実際の作品名を書いてしまうと規約違反になる恐れがありますので、具体名は出さない幼にお願いします。
反論エッセイ、そして擁護エッセイもお待ちしています!