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プロローグ

 ふと思いついたお話ですので、箸休めなどにどうぞ

「ユーリ、お前はこのパーティに相応しくない!このパーティから出ていけ!」

 「は?」


どうも皆さん。俺の名前はユーリ・オズウェルです。こう見えてS級冒険者パーティの一員だったぜ!…うん明るく言うことじゃないですね。だって今、おれ追放されかけてんもんね。

 

 ちなみに言い出しっぺは戦士でパーティのリーダー"ガイ・ロディア"。赤髪の短髪で筋肉隆々の美丈夫。平凡な俺の敵みたいな容姿の奴だ。


「いや…あのさ?俺何かした?バトルでもサポート頑張ったつもりだよ?」

 そう俺は頑張ってた!俺はそう感じてた!!

 回復魔法も攻撃魔法も基本とはいえ出来るし、剣だってガイ程ではないが扱えた。バランスよくやってきた。


 「いやさ?お前ぶっちゃけ俺らん中でステータス低いじゃん?」

 「え?」

 「全員!ステータスオープンしろ!」

すると魔法使いの"メリル・コンティール"と僧侶の"クリスト・シュバルツ"がステータスをオープンする。俺とガイもオープンした。


 「んで?どうよ他のやつと比べて。」

 「いやぁ極めて平均的で逆に芸術的かなぁって…いやすんません。ごめんなさい。」

 俺が正直な感想を述べるとガイが睨んでくる。解せぬ。

 「まず、お前、目立って秀でてるとこない。」

 「うん」

 「力と守備力は誰が一番上だ?」

 「ガイ」

 「攻撃魔力は?」

 「メリル」

 「回復魔力は?」

 「クリスト」

 「だよなぁ?お前が秀でてるのは素早さと器用さだけどさ、ぶっちゃけだったら盗賊を雇った方がいいと思うぐらいに平均的だよな?」

 「いやそりゃあ、盗賊には勝てないかもだけど結構俺の素早さと器用さは上の方なんだけども…」

 

 すると俺の発言を無視して他の二人が、

 「うるさいですよ?たかが"旅芸人"が喚かないで下さいよ」

 「そうよ?てか"旅芸人"ならそこらで芸でも披露した方がいいんじゃないの?」

 と文句を言い始めた。そう俺は"旅芸人"をしている。旅芸人という職業は器用さとバランスの良さが売りなのだ。

 特化してるとこはないものの回復、攻撃、どちらも出来る。そうまるで役を演じる役者の如く、話が逸れたが要はバランス型なのである


 「つーかさ?あんたの腰の仮面?前から思ってたけどなにそれ気持ち悪い…」

 するとメリルは俺の腰に付けてる仮面に手を伸ばす。しかしこれはダメだ。

 「触るな!」

 俺はつい衝動的にメリルの手を叩いた。


 「いった…」

 「てめぇ!何女に上げてんだよ!」

 「最低ですね。いくらなんでもそんな人だと思ってませんでしたよ。」

 すると他の二人がメリルを庇い、俺を睨みつける。流石に俺もやりすぎたと思い謝ろうとする。しかし、

 「ごめ「さっさと出てけ!クソ野郎!」

 そして俺は謝罪さえ遮られ、追い出されました。チャンチャン。


 「いやいやいや、マジでどうすっかなぁ」

 俺はマジで悩んでいた。ギルドで依頼を受けようにも四人パーティが原則。しかもS級クラスのパーティから追放されたから、すっげぇ冷たい目で見られる。うんパーティどこも入れないなこれ。

 俺は取り敢えず町をブラブラ歩く。すると前から可愛らしい女の子が走って来た。すると転んでしまった。

 「うわーーーーん!」

 あっ泣いちゃった。…大丈夫かな?

 「おっおっお嬢、ちゃ、ちゃん?だっだっ大丈夫かな?」

 ここで俺の容姿を説明しよう!身長は平均でやや痩せているとか健康診断で言われる体型!   

 髪は黒の癖っ毛で服は俺の好みで真っ黒!顔立ちはギザ歯で三白眼の極悪フェイス!

 そして俺は慣れたやつにはフレンドリーに行けるがその他にはコミュ障なのだ。つまり

 

「ゔああーーん!」

余計悪化しました。そして周りの視線痛い。可愛い幼女を泣かせる挙動不審の悪人ヅラ、うん俺なら通報する。しかしこのままでは俺の方が通報されかねない。…

 「見て…」

すると幼女がチラッとビクビクしながらこっちを見た。俺は手をグーの形にし

 「3.2.1」ポン

 俺の手に一輪の花が現れた。幼女はポカーンとするが、泣き止んだようだ。俺は更に、

 「ほっほら見て?」

 次は花を握る手からもう一本の手でハンカチをするすると出す。

 街中では魔法使用は危険な上に目立つので魔法を使わずに出来る俺の十八番である"手品"をやってみせた。(魔法の方が興味は惹かれるだろうけど…)


 「凄い!お兄ちゃん凄い!」

 キャッキャっと幼女が可愛らしくはしゃいでる。うん可愛いね。俺はロリコンではないから勘違いすんなよ!?


 「リリ!こんなとこにいたの?!」

 「あっ!お姉ちゃんだ!」

 「え?(お姉ちゃんだと!?)」

 やべーぞ。この現場見たら俺を妹を襲う変態ロリコン野郎だと思って通報されるんじゃ?!

 しかし


 「もしかして、ユーリ…くん?」

 「はい?」

 見知らぬ美少女が俺の事知ってるぽいです。

 何この状況?誰が説明してくれ!!!


 

 登場人物


  ユーリ・オズウェル(17歳)

 主人公。真っ黒な服を着ていて、髪も真っ黒の癖っ毛。顔立ちは三白眼とギザ歯の悪人ヅラである。笑うと完全に悪者っぽい。性格はネガティブ思考でコミュ障。しかし慣れた人には、饒舌。

 魔法は殆どの属性使えるが基本系とその一個上の上位互換系の魔法しか使えない。剣術と守備力はまぁまぁ平均値。技も剣技は戦士より少ない。

 


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