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第14話 面接に現れしもの

更新ガタついて申し訳ありません...

ちょっとモチベーションというか自信をなくしてしまいまして...

1人でも楽しみにしてくれている方っているのかなぁ

会議室へと足を踏み入れると中には4人人がいた。


右から、


狼?犬?の獣人、この場合はオスなのか男性なのかちょっと俺には分からない。


なんだか、酔っ払っているのか酒臭く、顔も赤い50代ほどの冒険者。


子供。男の子で、まだクエストなどには行けないであろう子。見た目はカッコイイと言うより可愛いよりだな。


鎧を着ているが金髪の髪がなびいているおそらく女性。顔は隠されている。


ふむ、まず客商売である上に面接に酔っ払ったまま来るのは印象を悪くしていることを気づいていないのだろうか。


「こんにちは。面接をさせてもらいます、フォードです。では、志望動機と自己アピールを聞かせてもらってもよろしいですか?僕から見て右の方から順にお願いします。」


1回こういった面接官って感じのこと、やってみたかったんだよね。


前世は会場案内とかばっか...つまり雑用ばっか押し付けられていたから。


あのハゲにどうか健康診断で3つくらい引っ掛るとこ見つかれ、という呪いを今でもかけたい。



「俺は、狼の獣人、シュザーだ。お前...君の料理を食べて、賄いという言葉に惹かれた。割と腕には自信があるし、自炊もまぁまぁ出来る。会計も問題ない。」


わぁとっても正直だね!

まぁでもお客さんだったのか。贔屓するわけじゃないけどこちらも人間だから印象はかなりあがる。

それに何気にハイスペックじゃない?


「あぁ?こんなガキが採用すんのかよ、何言おうかと思ってたけど杞憂だったな!おいガキ、俺を雇って優遇しろ、俺は金が欲しい!」


こっちは良くない方の正直だね。

いかにも見下してる目にスキルか魔法を一発お見舞いしたくなってしまう。


そのおっさん...名乗らなかったのだし、おっさんでいいだろう、おっさんは俺に気安く肩に手を置いて来た。近づくほど酒の匂いがキツくなる。


絶対こいつは雇わない。絶対に。


ものすごくイライラしてしまったので、雷魔法を手にものすっごく加減して手の甲に放ってやった。


ちょっと強めの静電気みたいなものだ。


そういや、俺、割と力があるはずなんだけどなんで屋台やってんのかな???


「お、俺は、レイ。志望動機は、年齢、問わないって書いてあったから...。母さんの病気治したいのにお金無いから稼ぎたいんだ。えっとえっと...お金の計算は苦手...でも、魔法は火を扱うのが得意!」


ちょっと雇うのには不安要素が無いわけじゃないけど、病気の母とか出されちゃ、雇ってあげたくなるよなぁ。

まだ助けられるこの子のたった1人の母親なら放っておきたくない、と、思ってしまう。

ちょっとオドオドしてるけど、お母さんの病気を治したいと言った彼の目からは強い意志を感じる。


「私はメアリ。見ての通り冒険者なのだけれど、この前のクエストで剣が折れてしまって今修理中なの。だから、戦わない依頼を探してた。自炊はあまり拘ったものでなければ出来る。勘定も難しいものじゃなければ大丈夫だ。」



クールビューティ系なのかあまり感情が読めない。まず、兜を外してくれなきゃ見れないのだけれど。




うーーーん。3人全て雇うのはまぁキツイし、屋台もそこまで大きくない、かといってここで人件費をケチるのもあまりいい手とは思えない...


火に強いレイにパンを焼かせる。それにメアリが具を挟む、シュザーが会計...。


洗い物は手が空いた人からやることにして、分担すればかなり時間を短縮出来るし、効率的に動けそうだ。

シュザーは強そうだし、メアリさんも冒険者、何が起きても対応してくれそうだし、《終わらない夢》の皆さんの行為にずっと甘えていたくはない。


考えれば考えるほど得策にしか思えなくなってくる。


暫く悩んでから、最初から渡されていた紙に採用不採用の欄に丸をつける。採用につけた丸は3つ。不採用煮付けた丸は1つ。


それを封筒に見えないように入れ、それぞれに渡していく。


これがこの世界で即採用する時のやり方らしい。


「もし、採用された人は明日の朝8時に冒険者ギルドの前に集合してください。不採用だった人はまたの機会にお願いします。それでは解散していいですよ」


いつもより30分早いのは仕事内容と流れを説明するための時間だ。


「あ、メアリさんは少しだけ残ってください」


そういうとメアリさんと面接を見守っていたギルド職員を残してみんな立ち去っていく。

今から俺が何をするのか検討もつかないようで首を傾げている2人。


「私に何か用か?初対面だと思うのだが」


「あ、いえ、用というか、仮に雇うことになった場合、素顔を晒すことが出来るのかどうかの確認をしたかっただけです。」


「あ...私は、あまり、顔に自信が無いのだ。だから、晒さぬようこの鎧で守っているのだが...外さなければできぬ仕事だったのだろうか。」


うっ、と狼狽えたように言ってきたメアリさんにどうしたものかと考える。


「強制して外せとは言いませんが...ただ、貴方にはパンに具材を挟む作業をしてもらおうかと思っていたので手だけでも鎧を外すことは可能ですか?」


「それなら、大丈夫。極端な話顔だけ隠せていればいいもの。」


互いに納得できる形に話が落ち着くと今度こそ解散することにする。


報酬は先にギルドへ支払っておくとそこから手数料を引かれてから依頼を受けた人に支払われるらしい。


家から持ってきた銀貨たちをギルドへ支払って、家に帰ることにした。


明日はさらに量を増やして売り上げないと赤字になってしまうから、経営は難しいと痛感する。


胃が痛いや。

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